https://artbeing.com/aura-soma/equi/B018.html
ヴィッキーさんのボトルのメッセージは「霊性の教師。内なる癒しを見いだす知恵を持つ」
色の言語では、下がヴァイオレット「霊性、ヒーリング」という意味であり、上がイエロー「教師、知性、知恵」という意味があるので、色の言語そのままがヴィッキーさんのメッセージですね。
それでは、このボトルについて、ヴィッキーさんの色の言語の講義を聴いてみましょう。
彼女の考え方がとてもよくわかりますので、少し長くなりますが引用してみます。
「理想主義は「進化」全体に影響を及ぼすためには、現実主義的な過程を通ることがどうしても必要になってきます。
このイエロー/ヴァイオレットのオイルを選んだ人は、偉大な魂のガイドです。
その人はヴァイオレット/ヴァイオレットの領域からやってきて、天と地を結びつけるレッドとヴァイオレットを経て、苦しみのうちからのヒーリングの知識を得、さらにローズ/ピンクのオイルへと至り、無条件の愛の経験を新しい時代と真の自己愛へともたらし、それによって、他を愛することをも可能にするのです。
このイエロー/ヴァイオレットの組み合わせは、ヒーリングのパワーを洞察に満ちて使えるようにという、ソロモンのような知恵を求める究極の嘆願なのです。
第2のレベル、精神のレベルでは、この組み合わせは、もし知性が真のエッセンスであるヴァイオレットを圧倒しているような場合に、よいバランスを取ってくれます。これは、すべてを判断せずにはすまさない知性にとって、ほとんど「医者が自分を治す」ような状況です。たくさんのブロックが、魂や心や肉体のすべての面において存在している可能性があります。
魂のレベルでは、それは過去のカルマやカルマ的な記憶によって引き起こされていることもありえます。自分が求めている知識の代価を払うことができない人であるかもしれません。
魂と心と肉体の複雑に絡み合う太陽神軽叢が、こうしたブロックの座であることもあります。
こうした状況には、イエロー/ヴァイオレットの解放のメカニズムが効果をあげることができます。
恐怖は解消され、そして人生における成長のための経験という真の役割を演じることで、もう一度、黄金の光が輝きはじめるのです。
閉所恐怖症や広場恐怖症、被害妄想といった、いわれのない恐怖は、過去、あるいは過去世のつらい思い出が原因となっていることもあり、そのようなとき、このオイルは、そうした記憶を手放すのに効果があります」
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』ヴィッキー・ウォール著 より
https://artbeing.com/cd_book/aurasoma1/BKJ02.html
肉体面についても、ヴィッキーさんは興味深いことを書いていますが、長くなるのでこれぐらいにします。
タロットは「月(ムーン)」です。
ウエイト版では、手前にある池から、エビガニがはい上がろうとしています。その先には未知が山に向かって伸び、その両脇に犬と狼が座っていて、月に向かって吠えています。その向こうには塔が門のように立っています。
クロウリー版では、ふたりの番人が三日月へと続く道を守っています。
ジャッカルの頭を持つエジプトの死の神アヌビスが、黄泉の国への道を守っていること 表しています。足下の野犬は、準備ができる前に、門をくぐろうとするものに警告を発します。
ここに共通しているのは月です。
月は無意識、未知なるもの、影の側面、女性性を表します。 池の水というのも無意識、感情的な側面を象徴します。
ボトルを見ると、ヴァイオレットは無意識の影の側面を表すこともあります。それが、無意識である下の色として現れています。
ボトルの上の色であるイエローは月の光とも受け取れます。
クールな意識の光、知性の光ともいえそうです。
人間の通常の意識の90%は無意識だといわれています。その無意識に操られて生きているのが、ほとんどの人々の現状です。
起きて意識があるつもりでいますが、実際は夢遊病者のようなものなのです。目が覚めたと思ったら、夢のなかで目が覚めたと思っていただけだった、ということがありますが、それに似たようなものです。
起きているつもりでも、実は夢のなか。 だから仏陀は、この世は幻想だと言っているのでしょう。目覚めた人、ブッダから見れば、私たちは夢のなかで寝ぼけているようなものなのでしょう。
荘子の話に、彼がある日、自分が蝶になった夢を見て、起きたときに、果たして自分は蝶の夢を見たのか、あるいは、自分は蝶が夢見ている姿なのかと疑問が生じて、弟子にそれを話したところ、水をかけられたという話があります。「師匠! なにを寝ぼけたことを言っているのですか」というわけです。でも、この話には深遠な意味があるように思えます。
その無意識の世界は、ある意味で闇の世界、黄泉の国でもあります。未知なる世界でもあり、神秘でもあります。 しかし、同時に不安や恐怖、狂気のようなものも潜んでいるかもしれません。だから意識的にマインドで認められないものを無意識のなかに抑圧しているのです。
それらに意識の光をもたらしていくことは勇気のいることでもありますが、そのことが内面の旅のひとつの道でもあるのです。
そして、オーラソーマは無意識のなかに意識の光をもたらす道具でもあります。
オーラソーマのボトルには、言葉ではなかなか言い表せない神秘が含まれています。一つひとつの色のなかに、実にさまざまな意味が隠されているのです。
ヴァイオレットとイエローは補色の関係でもあり、二つですべての色を含んでいます。
ふだんはあまり目にとまらないボトルなのですが、とても深いボトルであることに気づかされます。
えたに 記(2004,11/06)