あなたは、なににエネルギーを注ぐのか

あなたは、なににエネルギーを注ぐのか
「オーラソーマ(R)2003 年から2013 年への歩み」より  篠原さちえ
       人の思いは千差万別ですよね。
一人ひとりが驚くほど別のことを考え、世界に対する別の観点、別の世界像を持ち、異なる意見を持ちながら、個別の世界を生きているようです。
なので、個々人の意見は一致することもあれば、一致しないこともあります。
というか、厳密に言えば、他人と意見が一致するというようなことは、ないと言ったほうがいいのかもしれませんが。
なにしろ、個々人が受け継いでいる「DNA」も、生育過程で身につけた「条件づけ」も、それぞれまったく違うわけですから。
つまり、人間の社会というのは、それぞれ価値観も意見も異なる者同士が、相互に交流し合いながら、なんとか互いに折り合いをつけて、一緒に生活するための場であると言っていいのではないでしょうか。
それに私たち人間は、他者との交流を避けたいようでもありながら、けっして社会から決定的に離脱してしまいたいとは思わないようです。
その理由は、たんに私たちの家庭での生育過程や、社会での教育課程に原因があるだけではないでしょう。
おそらく、もともと人間には、人と交わりたいという本能的な集団への欲求が埋め込まれているのだと思います。
だとすれば、いずれにせよ、人間は意見の異なる他者と交わらなくてはならないわけです。
その場合、実際に採用できる交流戦略は大雑把に分けて3つです。
①意見の異なる者とは戦って、どちらが“正しい”かを決める
②互いに意見の違いを前提にして、交流し、仲良くする
③意見の異なる者とは付き合わない、離れる
だいたいは、誰もがこの三つの交流戦略のどれかを、状況に合わせて使い分けるのでしょうね。
そしてこの三つの交流戦略が、時代によって洗練されていくのでしょうね。
今回篠原さちえさんが報告してくださっているのは、そのとき自分のエネルギーを何に注ぐのかに注意を喚起したマイク・ブース氏のメッセージです。
では、篠原さんの記事「オーラソーマ(R)2003 年から2013 年への歩み」から、その辺りに関係する部分をご紹介しましょう。
       —————————————————————— 私のイギリスのオーラソーマプロダクツ社での勤務がスタートしたのは、2003年3月3日でした。
その直前の2月に、私はいち生徒として、AS I ACT主催のメキシコの聖なる旅に参加しました。 入社が決まる以前に申し込みを済ませ、非常に楽しみにしていたので、1月からの入社要請を3月からにお願いしたのです。
なぜ、このような私事からお話しをするかというと、このメキシコの旅での経験が、オーラソーマ社勤務開始後、さまざまな意味で大きなモチベーションとなり、オーラソーマシステムやオーラソーマ社の発展を理解する基礎となったからです。
実際のツアーの開始より数日前に、オプションでオアハカ地方を訪れました。
そこのある町には、樹齢2000 年以上、世界でいちばん古く、いちばん大きいと言われるEl Tule の大木があります。 その大木を囲んで瞑想をしたのですが、そのときのPDM の印象は強烈でした。 米英軍等による対イラク軍事行動開始が予測されるなか、先進国の首都では反ブッシュ大統領政権のデモ行進が行われ、私もロンドンでそれを何度か見ていたのです。
マイクは、 「この地はメリディアンで、ワシントンにもエルサレムにもつながっている。  戦争反対で批判と闘争のエネルギーではなく、私たちはここから愛と平和のエネルギーを送ろう。  ワシントンに対しても、愛と平和のエネルギーを送ろう。  それによって平和への道が開けるように」 という意味のことを言いました。
オーラソーマ聖なる旅への初参加、「目からうろこが落ちる」思いで、自分のなかで戦争への批判を、愛と平和のエネルギーに置き換える瞑想に入りました。 言い方を変えれば、
あなたは、なににエネルギーを注ぐのか、問題に注ぐのか、解決に注ぐのか
というハニエルのキーノートにつながるのではないでしょうか。 実際に、ハニエルが誕生したのは、その2ヵ月後の4月、復活祭の休み明けの火曜日の朝でした。 イギリスでは復活祭は、金曜日から月曜日までの4連休となります。 火曜日に出勤して、すでにマイクが出社しているのを発見したとき、彼はハニエルを手にして微笑んでいたのです。
そして、その6月にオーラソーマ誕生20 年記念のお祝いがデヴオーラであり、ほとんど同時にアークエンジェロイの94 番から101 番までが誕生しました。 10 年後の今、振り返ると本当に感慨深いです。
「なにをするのかではなく、自分のすることをどのようにするのか」
という質に、大天使のサポートがアークエンジェロイという形で現れたのです。
この10 年間の歩みのなかで特記するとすれば、やはりシャイアファームの購入と、その発展。 それに続くエイオススキンケアの開発と発売。 そしてアロカに見られるスパのコンセプトの発展のはじまりのように思います。 その一環に、ペガサス香水の再登場もありましたし、最近ではシャイアファームのバイオダイナミック・フラクスオイルも発売されました。
シャイアファームのこれまでの歩みは一冊の本になり得ますね。 シャイアファームを購入したのは、2005 年の暮れから2006 年の初頭にかけてでしたから、もう丸7年になります。 (詳しくは「ハグワージンガム小冊子」をお読みください)
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http://artbeing.com/cd_book/aurasoma1/BLJ08.html
         『リビング・エナジー』Vol.8(p14-15)

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なるほど。
「あなたは、なににエネルギーを注ぐのか、問題に注ぐのか、解決に注ぐのか」……。
地上の人間全員がエネルギーを解決に注いだら、問題は消えていくでしょうか。
もしそうなったら、そのときは、何の問題もない平和な状態に、自分の内面が耐えられるようになっていないとならないでしょうね。
pari 記

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