「リスニング・トゥー・ザ・スター・ウィズイン」:内面のスターと交信しながら自分の人生の道を見つけられる

自分がなぜ、何ののためにここにいるのかの感覚を発展させる

             マイク・ブース インタビュー


先日テレビで「レビー小体型認知症」というものを知りました。

日本ではアルツハイマー型認知症や脳血管性認知症と並んで三大認知症と呼ばれているのだそうです。

脳神経節のなかに、いわば一種のゴミが詰まって、当人の認知機能に異変が起こるらしいのです。

たとえば花瓶として認知されるべきものが、一種の小動物として認知されたら、これどうでしょう?

脳は小動物として理解してしまったわけですから、あとは自動的にそれらしい詳細を補って完璧な画像として再構築して見せてくれるわけです。

見せられた当人としては大変な恐怖ですよね。(@_@)

番組では『私の脳で起こったこと レビー小体型認知症からの復活』の著者の樋口直美さんが自ら出演され、その恐怖を語っておられました。

そして、うつ病と診断された彼女は、十年以上にわたってその症状を増悪させる結果になり、絶望の淵を歩んだのだそうです。

何よりもつらかったことは、自分に起こっている現実をわかってもらえないことだったそうです。

つまり彼女は、自分の現実を他の誰とも共有できなかったわけです。

私たちは普通、“現実”“幻想”を反対概念として捉えます。

でも、じつは“現実”“幻想”というのは別物ではなく同じものなんです。

現実とは共有された幻想、つまり共同幻想のことです。

私たちはその現実に対応して生きているわけです。

だからまったく同じ事象が、地域や時代が異なれば、あるところでは現実になり、別なところでは迷信や幻想として扱われるということが起こりえます。

今の時代、その現実というものが大きく変化しようとしているのかもしれませんね。

オーラソーマアカデミーの学長マイク・ブース氏は、私たちの内面のある感覚に耳を傾け、その内面感覚をこれからの時代の現実にしようとしているようです。

それはいわば自分の“最初の細胞と接触する”ようなことだと。

そしてその“最初の細胞にあったもの”と触れることによって、自分の人生の目的だったものと連絡を取ることを可能にしようとしているようです。

では「マイク・ブースインタビュー」から彼がそのあたりに触れている部分をご紹介しましょう。


あなたは、リンカーンシャーのデヴオーラという美しい場所からアイルランドに来られたわけですが、なにがあなたをアイルランドに引き寄せ、ここであなたがなさっている仕事をすることになったのか、お話ししていただけますか?


私たちはダブリンで参加者40名ほどの「リスニング・トゥー・ザ・スター・ウィズイン」という3 日間のセミナーを終えたところです。
「リスニング・トゥー・ザ・スター・ウィズイン」は、自分自身が安定した状態で内側にあるスターと交信することに関したものです。



それは、最初の細胞と接触すること、最初の細胞にあったもの、つまり自分の人生の目的だったものと連絡を取るようなものです。
それと交信するということは、私たちがなぜここにいるのか、なんの目的でここにいるのか、自分がするべきことをどのように行うのかに関わるもので
それはすばらしいセミナーになりました。
オーラソーマシステムという手段を使って、解釈された自分の色の話を聞いて、みなさん全員が感動されたと思います。

それから、これは自分のハラで、つまり自分の内側にあるスターと交信する練習をはじめた人々の場合ですが、彼らは自分自身と内側で調和する力を発見し、スターにしたがうことができるようになりました。
そして、異なる観点から自分の人生での歩む道を見つけることができるようになり、マインドを、フィーリングを超えて、自分の中のより深い存在の感覚へと移動することができるようになりはじめています。

次に、私たちはコーク* へ行きます。
私は大地のワークのコースに「レプリコーン** を探す」という、ちょっと愉快なタイトルを使ってみました。
これはアイルランドのセミナーの別のパートの第3 シリーズなのですが、この中で私たちはアイルランド西部に行き、大地の微細エネルギー、つまり大地の微細フィールドとワークします。

私たちはオーラソーマシステムにある大地の電磁場(つまり微細フィールド)や大地の存在の微細エネルギーに働きかけるツールを使うつもりです。


あなたの組織を「ASIACT」と言いますが、その理由をお話ししていただけますか?


それは、私が本当に重要だと思っていることで、またアカデミー全体がその原理に基づいています。
私たちがすることはさほど重要ではなく、本当に重要なのは、自分がするべきことをどのように行うかである、ということなのです。
そして「ASIACT(私が行うままに)」は、自分がするべきことをどのように行うかに注意をもたらすため、というこの原理を見事に表現しています。
なにをしているにせよ、私たちがそこになにを持ち込むかが重要なのです。


最後に、私たちになにかひとことアドバイスをいただけますか?


自分のハラの中にあるスターを思いだしてください、そしてあるがままの自分を愛してください。

* 訳注:Cork アイルランド南西部Munster の州の州都・港市。
** 訳注:Leprechauns【アイルランド伝説】つかまえると宝の隠し場所を教
えるといういたずら好きの小妖精。

『リビング・エナジー』Vol.6(p116-117)


 

【それは、最初の細胞と接触すること、最初の細胞にあったもの・・・それと交信するということは、私たちがなぜここにいるのか、なんの目的でここにいるのか、自分がするべきことをどのように行うのかに関わるものです】

【異なる観点から自分の人生での歩む道を見つけることができるようになり、マインドを、フィーリングを超えて、自分の中のより深い存在の感覚へと移動することができるようになりはじめています】

意識のフォーカスをどこに当てるかで、開けてくる世界はまったく変化してくるのでしょうね。

pari 記

 

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