B22 再生者のボトル/目覚め その1

小アルカナの旅
オーラソーマのボトルの旅、前回までは0番から21番まで、対応するタロットは大アルカナでした。
順番からすると22番のボトルになり、対応するタロットは再び愚者(フール)に戻ります。
とはいっても、オーラソーマではリターンジャーニーの旅、となります。
このように解説しても、オーラソーマについてあまりご存じない方にとっては非常に専門的な話で、オーラソーマをかなり勉強した方でないと理解不能な内容になってしまいます。
そこで、今回はこれまでのおさらいをしておきたいと思います。
オーラソーマカラーシステムというのは111本のカラーボトル(イクイリブリアム)による意識の成長のためのシステムであり、人生を幸せに元気に生きることができるように、エネルギーのバランスを回復し活性化するように作られています。 それは自分自身を知り、愛し、ケアするためにデザインされています。
そのことをオーラソーマでは、イクイリブリアムは「意識の鍵であり、オーラを活性化し、魂をケアするようにデザインされています」というふうに表現しています。
どうしてそのようなことができるのかというと、このボトルのなかにはハーブとエッセンシャルオイル、クリスタルエネルギーと色の生きたパワーが含まれているからだ、とボトルには書かれています。
これらのオーラソーマは、イギリスのヴィッキー・ウォールという人の瞑想のなかで得たメッセージから誕生し、これまでヴィッキーさんをはじめとするこれらのボトルなどを使用した人々の体験や洞察を集積していくなかで現在のオーラソーマカラーケアシステムとしての体系ができてきています。
その体系はオーラソーマコースで学ぶことができますが、メルマガやこのブログではその知識的な部分のさわりをお伝えしています。
というわけで、このカテゴリーではオーラソーマとタロットというテーマでボトルの意味ないしメッセージを読み解いています。
これはオーラソーマのレベル3で学ぶ知識でもあるのですが、オーラソーマを「意識の成長のための鍵」として考えたときには、これらのタロットとの関連を見ることがその手がかりにもなるからです。
これまでは0番から21番のボトルを見ていくなかで、それに対応するタロットとしていわゆる大アルカナのタロットカードとの関わりを見てきました。
そして、次の22番のボトルは大アルカナの0番のカード『愚者』(フール)に対応するわけですが、今度は「リターンジャーニー」となるわけです。
この「リターンジャーニー」ということの意味は、次回22番のボトルを解説するときに説明するとして、23番からボトルはタロットではいわゆる小アルカナに対応します。
ここでタロットということについてあまりなじみの無い方もおられると思いますので、そもそもタロットとはなんなのか? ということについて少し解説をしておきます。
タロットカードについては皆さんどこかでご覧になったことがあるかと思いますが、さまざまな種類のものがありますね。
タロットというと占いの道具というふうに考えられがちですが、もともとはゲームのための道具でした。
歴史的には初期のタロットが誕生した15世紀半ばから18世紀末までの間、タロットはゲーム用のカードとして使用され、本格的な占いのツールとして使われるようになったのは18世紀末パリで活躍した占い師エティヤ以降のことらしいのです。
だったらトランプカードと同じじゃないか、と思われるかもしれませんが、ある意味歴史的なところでは非常に似ています。
このあたりの経緯については伊泉龍一氏の「タロット大全」に詳しいです。
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トランプカード(プレイングカード)の起源はタロットカードだという説もありますが、伊泉氏によるとタロットカードの起源がトランプカードだということのようです。
それによると「トランプ」に特別な絵の描かれたカードが追加されてタロットになった、ということになります。
そしてその特別な絵の描かれたカードが大アルカナ、ということになります。
となると小アルカナというのはトランプカードに似たものになります。
小アルカナは56枚であり、トランプは52枚ですが、それはコートカードがタロットでは4枚、トランプでは3枚なので、その違いによるもので、他の構成は非常に似たものになってます。 詳しくは小アルカナに対応するボトルについての解説で触れることになるかと思います。
タロットが現在のようにカバラに結びつけられたり、また生命の木と結びつけられるようになったのは19世紀末のフランス最大のオカルティストであるエリファス・レヴィの「高等魔術の教理と祭儀」という著書によるもので、それがウエイト版(ライダー ウエイトデッキ)を作ったアーサーエドワードウエイト博士によって確立されていったようです。
高等魔術の教理と祭儀 (教理篇)/人文書院 ¥4,200 Amazon.co.jp
このようにタロットの歴史を見てみると、なんだタロットってゲームの道具なのか・・・と思ってしまいがちですが、道具はそれを使う人によって生きてくるものです。
それをゲームとして使うか、占いとして使うか、そして意識の成長の道具、気づきの鏡として使うかはその人次第ということになります。
これらのことをふまえた上で、このメルマガでは、あるいはオーラソーマでは、タロットを意識の成長の道具、気づきの鏡として使い、魂の鏡であるイクイリブリアムのメッセージを読み解くきっかけとして使用しているわけです。
オーラソーマのイクイリブリアムやタロットを読み解くことは、自分の人生を俯瞰して、よりよい人生を、そして幸せな人生を生きていくために、人生に気づきをもたらすことができるように、ということでもあります。
では、今回はこのへんで・・・次回に続きます。
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