今回のボトルは、「B80 Artemis(アルテミス)」です。
http://artbeing.com/aura-soma/equi/B080.html
アルテミスについては、こちらに書いています。
http://aura-soma.co.jp/newsletter/backnumber/dtl_247.html
ギリシャ神話にある、アルテミスとオリオン星座で有名なオリオンとの悲恋物語についても書かれています。
ボトルの名前にまつわる物語としてお楽しみください。
オーラソーマのおもしろいところは、このようなヨーロッパの教養についても知識が深まるところです。
ギリシャの神というのは嫉妬深かったりして、さまざまな人間模様の勉強にもなります。
このボトルの生命の木に対応するタロットカードは「女教皇(The High Priestess)」です。
http://artbeing.com/aura-soma/reading/tarot-B080.html
タロットでは、第二レベルの女教皇に対応します。
http://artbeing.com/aura-soma/birthday/tarot-80.html
第一レベルの女教皇はブルー/ブルーのボトルでした。
http://artbeing.com/aura-soma/birthday/tarot-02.html
カバラの生命の木との関係では、いくつかの説があるようですが、ケテルとティファレトのセフィラを結合する経に関連付けられています。
裸の女性が貼り付けにされているように見えるのは、生命の木のいちばん上のケテルのセフィラと太陽神経叢に位置するティファレットのセフィラを統合していることを表しています。
彼女の冠はケテルのアインソフを象徴しています。
というお話をしても、カバラや生命の木やケテルとかティファレットという言葉を使っても初心者の方には意味不明ですよね。
以前のオーラソーマのレベル3では、このような勉強もしていました。
しかし、2017年11月のオーラソーマのアップデートでは、このような難しい勉強はやめにして、より本質的なことにフォーカスすることになりました。
なので、これからオーラソーマを学ぶ人にとっては、このような難しいことを学ぶ必要がなくなりました。
しかし反面、カバラや生命の木は、ヨーロッパにおける精神的な探求の伝統でもあるので、このようなことを学ぶことで、人生の意味やスピリチュアルな探求の意味について、より深く学ぶきっかけにもなっていました。
これらの勉強はレベル3での必須科目ではなくなり、自由課題になったので、学びたい人は学んでいいよ、ということですね。
ということで、ここではタロットについてのお話を続けているのです。
興味のある方はお付き合いください。
というわけで、このタロットの解説に戻ります。
生命の樹は10の球(スフィア)と、その10個のスフィアを繋いでいる22本の道が小径(パス)になります。
生命の木についてはこちらを見ていただくと、このタロットの絵を解読する助けになります。
http://aura-soma.co.jp/intro/advance/tree_of_life.html
ヘブライの神秘学「カバラ」では、アイン(無)からアイン・ソフ(無限)が生じ、アイン・ソフ(無限)からアイン・ソフ・オール(無限光)が生じた、とされます。
「生命の木」では、現象界を生みだすこの無限光は、頂点のスフィア 「1.ケテル」から流れだす、と考えられています。
ケテルに端を発した無限光・・・「アイン・ソフ・アウル」からひとつのスフィア(球)が産まれ、その最初のスフィアから2番目のセフィラが流出、2番目のスフィアから3番目のスフィアが流出・・・というふうに、最後の10のスフィア(マルクト)でグラウンディングして物質世界に到達します。
磔になっているように見える裸の女性の背後の柱と球は、カバラの生命の木での彼女の役割と位置を示しています。
このように、このボトルは、宇宙の原理を表す生命の木では、エネルギーを上から下へとおろしていくような役割があります。
と同時に、このボトルは、タントラのボトルとも言われていて、自分のなかの男性性と女性性が深くひとつになることを表しているのだそうです。
女性が両手を上げて左右の柱の球に触れているのは、そのバランスを表しているようにも見えます。
「女教皇」はエジプトの直感の女神であるイシス、ギリシャでは同義のアルテミスとして描かれることが多いようです。
また、カードでは「魔術師」が男性的なエネルギーとの間のバランスをとる女性原理を表しています。
「女教皇」は潜在意識の守り手でもあり、目に見える表面的な世界を超え、その背後にある隠された領域にあるものがなんであるかを探求することを表しています。
それが第一レベルの女教皇はブルー/ブルーのボトルでした。
http://artbeing.com/aura-soma/birthday/tarot-02.html
リターンジャーニーの第二レベルの女教皇では、それを世界に開示して、分かち合っていきます。
アウトワードジャーニーではブルーの衣を着ていたのに、突如として裸になっているのは、あるがままの自分に統合している姿なのかもしれません。
彼女の身体の、喉にはダート、太陽神経叢の位置には太陽、生殖器の位置には月が描かれ、足元は木の根とつながって大地に根ざしています。
大地の上にかかる虹は、無限からの目に見えない光が大地に届き、虹色の世界光となって神の愛が地表に実現していることを祝福しているのでしょう。
このボトルについては、以前メルマガでも紹介しています。
http://aura-soma.co.jp/newsletter/backnumber/dtl_247.html
http://aura-soma.co.jp/newsletter/backnumber/dtl_722.html
このボトルについてのキーワードは「オーラソーマ辞書」をご覧ください。
http://ameblo.jp/aurasoma-unity/entry-11988008857.html
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