鮎沢玲子さんの季節で楽しむ日本の色 ≪【赤・青・緑】あか・あお・みどり≫

本日2月3日は「節分」、明日の4日は「立春」ですね。
この2日間は大きな1年の節目に当たります。
日本の旧暦では、立春が新しい1年のはじまりで、日にちを数える起点となる日です。
たとえば、茶摘みの歌にある「八十八夜」は、立春から数えた日数です。
その前日である「節分」は、文字通り「季節を分ける」日です。
本来の節分は、季節ごとに1年に4回あるのですが、春の節分だけが豆まきの風習とともに現代に色濃く残りました。
季節と季節の境目には、魔が入り込みやすい・・・そこで、豆まきをして邪気を払う風習が生まれたのです。
この起源は平安時代にまでさかのぼります。
「追儺(ついな)」と呼ばれる儀式が元になっており、鬼は「オン」つまり「隠」「陰」の意味で、隠れている見えない存在の災難や、邪悪なものを追い払います。
追儺
豆は魔滅(まめ)に通じます。
魔物を滅ぼす力を意味するのです。
節分に使う豆を「福豆」と呼びますが、豆(大豆)には霊力があると信じられてきました。
五穀のうち、米に次ぐ力を持つのが大豆だそうです。
どうりで、お米は神事(たとえば地鎮祭)によく使われますね。
節分の豆は、必ず「炒り豆」を使いましょう。
節分
これにも意味があり、「豆を炒る」と「的を射る」をかけているのです。
退治する魔に対して狙いを定めて撃つ・・・という感じでしょうか。
鬼の姿を想い浮かべてみてください。
虎の皮のパンツのようなものをはいて、頭には角が生えています。
これは1年のうち、春の節分を表す方角が北北東の「丑寅(うしとら)」であることから、牛の角と虎の皮のパンツが描かれているのです。
言い伝えられてきたことには、なんでも意味があるのですね。
ついでに、こんな記述も見つけました。
赤鬼が意味するのは「悪い心」だそうです。
オーラソーマの色の言語から見れば、攻撃性や過激さに相当します。
red
青鬼は「貧相」
これはブルーの憂鬱で気力がない、ひ弱さとなるでしょう。
blue
そして、緑の鬼もいるそうです。これは「不摂生」の意味だそう。
オーラソーマではグリーンは安らぎや健康
green
したがって、それに反する状態で、安らげない=不健康であることや、健康を害すること、となります。
このように考えると、鬼を退治するのは自分のなかにある、悪いことの原因をなくすことです。
赤鬼・青鬼・緑鬼を退治すれば、人と仲良くして、明るい気持ちで、健康に気をつけて生きることがやってきます。
豆をぶつけられて退散する鬼は、どことなくユーモラスで、人間味を感じます。
北斎漫画 節分
春の節分の時期、まだまだ寒いものの、冬至のころからすると昼間の時間が長くなり、陽射しには暖かさが感じられます。
待ち遠しかった春がもうすぐ。
厳しい冬を乗り越えつつある喜びと同時に、油断しないように気持ちをひきしめる意味がある行事なのですね。
元気に豆まきをして、新しい年をお迎えください。
あ、そうそう・・・豆まきは3日の夜に、家族揃って・・・がいいそうですよ。
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鮎沢玲子(あゆさわ れいこ) プロフィール 有限会社「カラーズガーデン」代表。 英国オーラソーマ社公認ティーチャー。 栃木県宇都宮市生まれ 生家は染物屋を営む。 中学校美術教師を経て、インテリアコーディネータとして14年間住宅メーカーに勤務。 2002年よりオーラソーマ・プラクティショナーとして独立開業。 2006年より公認ティーチャーとして活動中。 http://ameblo.jp/aurasoma-c-garden/
———————————— 英国オーラソーマアカデミー認定講座 オーラソーマ(R)エッセンシャルズ プレゼンターコース 日程 2016年3月19日(金)~21日(日)全3日間 時間 10:00~17:30 会場 栃木県宇都宮市 カラーズガーデン    (駐車場あり。関東バス「宝木団地」バス停徒歩3分) 費用 93,000円 (税込・テキスト代・CD代・登録料含む) 定員 6名 講師 鮎沢玲子 ※どなたでもご参加いただけます。 お申込み・お問合わせ TEL028-666-6109 reiko@colors-garden.jp
その他のスケジュールはこちらで確認できます。
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