ボディー・マインド(心身)の三つの脳
「マイク 質疑応答」から マイク・ブース
最近NHKの「クローズアップ現代」で「心と体を救う トラウマ治療最前線」という番組を見ました。
なかなか治らないうつ病や依存症、長年続く腰痛や頭痛などの背景にいわゆる「心の傷」“トラウマ”が深く関わっていることが判明してきたのだそうです。
最近アメリカの精神医学界で行われているトラウマの治療法というのは、従来の方法とはとても異なるらしいですね。
番組で紹介されていたのは、治療を受けている少年が、横長の機器から発せられる光の動きを目で追うことで、目を左右に動かしている様子でした。
これは「EMDR」というトラウマの治療方法で、従来の心理療法と比べて格段に被治療者の負担が小さいのだそうです。
この左右に移動する光源を目で追っているとき、少年はぼんやりとトラウマの原因となった過去の出来事を思い浮かべるように指示されているみたいです。
それを別に心理療法士に打ち明ける必要があるわけでもありません。
ただ、思い浮かべながら両目で光源の動きを追っているだけです。
それで脳の左半球と右半球のつながりが回復し、これまでまったく無意識の感情的引き金でしかなかった出来事を、客観的に捉えられる素地ができるのだそうです。
治療前と治療後の脳のMRI画像が出ていましたが、小脳部分のトラウマの痕跡がほとんど消失していました。
すごいことができるものですね。
どうやらわれわれ人間の心理生活とは、ほとんと意識されることのない人間の精神身体構造の上で演じられる、ごくごくわずかの意識的部分みたいですね。
とはいえ、今のところ、そのごくわずかの部分に振り回されて喜んだり苦しんだりするしかないのでしょうが。
マイク・ブース氏は人間の心身には“三つの脳”があるのだと言います。
トラウマの原因となるようなものも含めて、すべてのショックはこの“三つの脳”に記憶されるのだそうです。
しかもそれは、いわゆる“心理パターン”とはまったく無関係なのだとか。
では「マイク 質疑応答」から、そのあたりに関する部分をご紹介しましょう。
————————————————————— ボディー・マインド(心身)の三つの脳
ショックは私たちの様々な層に蓄積されるものですが、オーラソーマのチャクラ図を見れば肉体全体を覆っているオレンジの層が在るのに気づくでしょう。
オーラソーマの見方ではこれはレインボーボディ、虹色の身体全体をとりまく唯一の色なのです。 私たちはこれをエーテル体と呼びます。 それは第二身体で電磁界の次にあるエネルギー体にあり私たちを取り巻いています。 それは私たちが体験することの全てを独自に記憶していますが、その記憶は私たちの知性ではなく、フィーリングと結びついています。 このオレンジのボトルを使うことによって起こる穏やかなプロセスと深い体験は、この記憶が知的もしくは心理的なパターンとはほとんど無関係であるという事実と一致します。 私たちが体験するショックや、別の目覚めのレベルに私たちを連れて行くような体験は何であれ、エーテル体に記憶されます。 私たちの覚醒への旅はどこかで何らかのショックの体験とつながっています。 それは私たちを今という瞬間へと引き戻し、今ここへ立ち戻ることがエーテル体に連続性を与えるのです。 それは私たちの持つ身体性とは違う時間と連鎖性です。
身体の有機的部分である第二チャクラと、それに関連するものは私たちの本能の側面です。 私たちはボディー・マインド(心身)を三つの脳を持つものと見ることができます。
最初の脳は両肩の上にのっているもので、二番目は横隔膜にあります。 もし横隔膜のあたりを横に切断したなら脳の様に見えるはずですし、骨盤のあたりも同じことが言えます。 この三番目の本能的オレンジの脳は第二身体、私たちの二番目の層とつながっており、記憶の異なった価値と時制を持っています。 私たちがオレンジエリアに働きかける時、依存と共同依存に関する私たちの問題に入っていくことになります。 そもそもそのような関係性に入っていってしまった理由とその源を解き明かす可能性を私たちに与えるものは何でしょう。 これは今生の体験だけに起因するものではなく、遺伝的関係や霊的な記憶との関連もあります。 エーテル体は私たちが読み取ることのできる、こういった全ての記憶を持っています。 それを私たちの中心から投影されるホログラムのようなものと考えても良いでしょう。 エーテル体は私たちの経てきた体験のホログラフィックな記憶を持っているのです。 オレンジボトルを使う時、私たちの記憶の異なったレベルや層にチューニングすることになるのです。 ショックや依存的または共同依存的関係性の中で経験したことが何であれ、私たちはそれにつながることでそれを意識の中にもたらし消化することができるのです。
『リビング・エナジー』Vol.2(p77-78) —————————————————————
なるほど。
ショックは、エーテル体と脳と横隔膜に記憶されるのかぁ。
なんとなくわかるような気がしますねぇ。(-_-)
pari 記
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