カウンセリングとは

カウンセリングとは

       「ラハシャ・インタビュー」より  ラハシャ博士

       

「カウンセラー」というのは、現代ではいろいろな専門分野でとても広く使われる職種というか呼称になりましたね。

なので、“広義のカウンセリング”としては、たとえば、就職関連から、法律、美容、婚姻関連など、社会・経済・生活活動の広い分野での専門的相談やサポート行為が含まれるようです。

そして、もともと「カウンセリング」と呼ばれていた精神心理的な相談援助、すなわち「心理カウンセリング」“狭義のカウンセリング”と断らなくてはならなくなりました。

しかも、その「心理カウンセラー」にしても、その学問的基盤としての臨床心理学のツールもさまざまに発達してきているでしょうから、それぞれのカウンセラーが前提とする考え方も、簡単にはひとつにはくくれない多様な広がりを見せているかもしれません。

そうなると、大上段に振りかぶって「カウンセリングとは?」と語れば、おそらく、今ではカウンセラーの数ほどの定義があるとも言えそうです。

もしかしたら、今では「カウンセリング」というものを普遍的な意味で語ることは、難しくなってきているのかもしれませんね。

ただ、多様性というのは行き着くところまで行くと、今度はまたひとつグレードを上げたところから単純化する動きが始まるものです。

ラハシャ博士が語る「カウンセリング」には、“狭義のカウンセリング”である「心理カウンセリング」を、もう一段階深いところに落とし込んだ、単純化のはじまりのようなものを感じてしまいます。

現代の人間があまりにも精神的に複雑な存在になってくれば、どこかでそのすべての違いを飲み込み、溶解し、安らぎへと溶かし込んでくれるような道が現れてくるはずですよね。

そうでないと、人間のほうがもたなくなるでしょうから。

では、「ラハシャ・インタビュー」から、博士がカウンセリングが何かについて語った部分からご紹介しましょう。

       

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カウンセリングとは

もし、カウンセリングとは何かということを一言でいうならば、カウンセリングとはクライアントがもっと自分を愛せるように開いていくのを助けることだといえるでしょう。
その自分を愛することのなかで、すべてのものごとが起こります。
ヒーリングが起こり、自由になり、シェアリングもできるようになり、古い心の葛藤がなくなっていきます。

人が愛に開いていくと、ある意味で奇跡的なことが起きてくるのです。
これはあるカウンセリングのコースの中でもあったことですが、ある人が自分の家族の人と葛藤があり、コミニュケーションもあまりとれませんでした。
しかしその人がただ自分自身のハートを開き、もっと深いレベルで感じると、何かがエネルギー的なレベルで変化しました。
すると状況にも変化が現れ、葛藤があったその人とも、もっと愛と理解のあるつながりをもてるようになりました。


カウンセリングはすべてのチャクラに影響を与えます。
ですから自分が受け入れられ、愛の溢れた雰囲気のなかでオープンになるときには、すべてが開いていきます。
そして内側の闇に隠れていたものに光があたるようになります。
その結果、自分を愛することができるようになり、創造性、より深い理解、直感へと開いていき、その結果全体性へと開いていきます。

 



このアプローチはとてもユニークなもので、大学で教えられているカウンセリングとは違っています。
そしてたとえばNLP(神経言語プログラミング)のようなアプローチとも違っています。
米国ではNLPやモデリングそしてマニュフェスティングはとても盛んで大きなムーブメントとなっています。
このメソッドというのはマインドの構造を探り、発見した要素を使って自分の望む人生を作るという方法です。
このアプローチを通して自分の人生を美しく創造することが可能ですが、私から見れば、やはりマインドの制限内でのものです。
このメソッドでは行動することに焦点が当たっています。
私が今まで自分で観察し、経験してきたことから言えることは、自分がリラックスし、自分自身を本当に深いところで信頼できれば、自分が求めているものは何でも、実際に可能となる、ということです。


私たちはたいてい、自分が欲しいものは一所懸命がんばって、闘いながら手に入れようとします。
しかし、自分の内側に近づくと、生というものは、実は自分が必要なものは、人生の自然な流れの中で、苦心することなく、いつもちょうどいいタイミングで与えてくれていることに気がつきます。
私もNLPの基本とコミュニケーションのテクニックも教えていますが、それは、もっと愛の中に成長していくという目的のために教えています。

自分がどのように感じているかによって世界が違って見えるということは、誰もが経験したことがあるでしょう。
自分が広々と開放的な気持ちで、愛に満ちた感じがする時には、世の中すべてが開放的で愛に溢れた感じに見えます。
その反面、自分が心配事でストレスを感じたり、気持ちが暗かったり、否定的であったりすると、世の中全体もそういうように感じられ、悲惨で、落ち込んだような状態に見えてきます。


ですからカウンセリングというのは、いかに私たちが自分で自分の現実を作っていて、その自分で作った現実の「被害者」に自分がなっているかということを見て、認識していくことでもあります。

          
『リビング・エナジー』Vol.3(p17)
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【自分を愛することのなかで、すべてのものごとが起こります。

ヒーリングが起こり、自由になり、シェアリングもできるようになり、古い心の葛藤がなくなっていきます】

【カウンセリングというのは、いかに私たちが自分で自分の現実を作っていて、その自分で作った現実の「被害者」に自分がなっているかということを見て、認識していくことでもあります】

そうなんですねぇ。

pari 記

 

 

★ラハシャ博士の「ハートからのカウンセリング」の詳細はこちらよりご覧ください。

http://oejbooks.com/products/dtl_10.html

 

 



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