その恐怖を克服したとき

その恐怖を克服したとき 「カラーのヒーリングエネルギー」から                        by リチャード レヴィントン
        昨日までは温かかったのに、少しまた寒さに向かう感じになって来ました。
今から二十年以上前のロンドンでホメオパスの診療所を訪れたことから、オーラソーマに縁ができたリチャード・レヴィントンさんですが、マイク・ブースのコンサルテーションにはかなり圧倒されたようです。
「どうして赤の他人が自分についてのそれほど個人的なことを知ることができるのかと思えるほどの、恐ろしいほどの自己認識」といった印象を受けたのですね。
しかし、そのコンサルテーションを受けたレヴィントンさんの受け入れ能力もまた、並外れたものだったようです。
というのは、行間ににじみ出るレヴィントンさんの色の言語に対する理解力は、はじめてコンサルテーションを受けた人のものとは思えないほどのものだからです。
その理解が前提にあったからなのかもしれません。
マイクのコンサルテーションを再現する叙述と、そのメッセージへの彼の理解を読むかぎり、レヴィントンさんは最大限のポジティブな姿勢で自分につきつけられた変容へのチャレンジを受けて立とうとしたようです。
このように素直に自分の変容の可能性を信じることが、誰にとっても変容を最大に加速する要因なのではないでしょうか。
レヴィントンさんがどのように初めてのコンサルテーションを理解し、そのメッセージに対応しようとしたのかを見ていきましょう。
        ——————————————————————– 4番目のボトルはヒーリングへ至る道であり、とりわけ私の場合は、特にポジティヴな変容を示唆している。
最後のボトルは、ギフト(私の場合ブルー)と問題(私の場合は二つのイエロー)が相互に織り成すダイナミックなやり取りの中から未来に生ずる可能性についての強い傾向を示している。
私の選択したピンク/ブルーは、最初の魂の色(ブルー)がまた出てきているが、ポジティヴなアフォメーション(ピンク)と一緒にでてきており、幸運が約束されている。
なぜかというと、ピンクとブルーは混ぜ合わさるとライラックの色となり、カラー理論では、それは変成の色とみなされており、古い習慣を解消する浄化のプロセスであり、新しい生の肯定的な課題のために閉ざされたエネルギーを解放するとされているからである。
たいていの場合、最も必要とされているものは変成であり、最も私たちを引き留めているものは恐怖なのだ
「あなたがその恐怖を克服したとき、そのとき初めて洞察がひらめき、あなたはイエロー/ゴールドの知識と知恵を得るのです。
あなたにとってのポジティヴなアフォメーションは、この変容は避けられないということです。 あなたは心配するパターンをハートの無条件の愛へと変容するでしょう。 平和なコミュニケーションを通して深い配慮と知恵をもたらすでしょう。 しかし、それを助けるために少しグリーンが必要かもしれません」
グリーンはハートセンターの色であり、私はそれを選ばなかったが、オーラソーマでは、選ばれなかった色も、選ばれた色と同じように意味があるのである。
私の潜在的可能性であるブルーとその天賦の才能、そして私の障害物をあらわすイエローとそこに隠されている知恵から、私はハート(そのハートの色であるグリーンはブルーとイエローを混ぜた色である)にワークし変化させる必要があることを示唆している、とブースは説明する。
ピンク/ブルーは私の色の選択としては新しいものであり、私の変化を促進し、その結果として統合をもたらす革命的なエネルギーだといえる。
私は落ち着かない感じで目の前にある4本のボトルをじっと眺めた。 私は純粋な色を通して深遠な心理的処方箋を受け取ったのである。
「あなたは、あなたの人生の状況の多くがシフトするような、劇的な変化の時期に来ている」とマイクは続けた。
それはまるで私の思考を読んだかのようだった。 不安と欲求不満から反応するという私の習慣的な条件づけにもかかわらず、それどころか私には喜び、豊かさ、そして幸福を経験する「大いなる可能性」がある。
それは私の選択しだいだ。 それが私の最後のボトルについての直観的なメッセージだった。

                 『リビング・エナジー』Vol.1(p12-13) ——————————————————————–
なるほど……。
「不安と欲求不満から反応するという私の習慣的な条件づけ」……。
これは、レヴィントンさんにかぎらず、すべての人間に普遍的なパターンなのではないでしょうか。
そしてレヴィントンさんはこのコンサルテーションを機会に、どうやらそのパターンから抜けだそうと決心したようです。
pari 記
     
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