ブルー/グリーンの緩める作用
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』:【17 チャクラ】から
ヴィッキー・ウォール
こうしてヴィッキーさんの説明をご紹介していると、人間の態度や振るまいだけでなく、肉体的な症状も、一種のその人の内面表現であるらしいことが了解されてきます。
アレルゲンなど現代人の食生活に由来する原因も増加しているでしょうから、一概に精神状態が原因などとはもちろん言えませんが、病気というのは想像以上にその人の内面表現であるようにも思われてきます。
その意味で、肉体的な症状を発症する前のいわゆる未病段階でのアンバランスを発信・表現しているのが、オーラと呼ばれるものなのでしょうね。
人間の成長にある種の段階的パターンがあることは間違いないでしょう。
その段階的成長パターンが、いわゆる7つのチャクラと言われるものに対応しているのだとすれば、見晴らしがとても良くなるのは確かです。
シュタイナーは人間の成長段階を7の倍数で教えていたと思います。
最初の7年は肉体の誕生のための時期でした。
シュタイナーによると、人間は潜在的成長可能性が大きいので、胎内で完成体になることができないため、必然的に早産になるのだそうです。
誕生から歯が生え変わるまでの最初の7年間全体で肉体の出産が完成すると考えていたようです。
その最初の7年周期は子どもはひたすら「模倣」します。
オーラソーマに引き寄せて言えば、これは感覚器官を使うためのモデリングの期間、「レッド」のチャクラを安定させ全開させるための時期なのでしょう。
次の7年周期はエーテル体の誕生のための時期です。
シュタイナーは、子どもは両親から徐々に分離する時期でもあるので、身近に尊敬できる人が「権威」として存在することがとても大切だと教えていました。
ちょっと強引ですが、オーラソーマ的には「オレンジ」のチャクラを安定させるための時期とも言えるのかもしれません。
3番目の7年周期はアストラル体の誕生のための時期、4番目の7年周期は感情魂(自我)の誕生、そして5番目の7年周期が悟性魂(ハートマインド)の誕生のための時期なのだそうです。
シュタイナーはハートマインドの誕生を35歳あたりに想定していたんですね。
これはその年令になれば、誰もが必ずそうなるということでもないのかもしれません。
オーラソーマが言う「ハートチャクラ」と関係がありそうですが、年齢さえ重ねれば誰もがハートを開けるということではなさそうですね。
ヴィッキーさんがハートチャクラの作用に触れている部分をご紹介しましょう。
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肉体的には、ハートチャクラのブルー/グリーンの持つ作用は、鎮め、緩めるということです。
http://artbeing.com/aura-soma/equi/B003.html
私は個人的に、このオイルが扁桃炎にすばらしく効くことを発見しました。
可能な説明といえば、今までも述べてきたように、硬直した状況をリラックスさせるということで、扁桃炎もそれに当てはまるのです。
このチャクラの部位は、肺です。
ぜんそくや気管支炎にも、同じリラックスの原理によって効果があります。
このオイルにブルーがあることで、バランスがとれているのです。
ブルーはもちろん、喉のチャクラとつながりがありますが、ハートの感情と、喉の反応とは、深い結びつきを持っています。
感極まって、物が言えなくなるように。
慢性の咳も、このブルー/グリーンの緩める作用で癒されるようです。
理論というものはいつも、物質主義者の観点からすれば、数々の疑問をもたらしうるものですが、それに対して、私が言いたい結論はこうです。
ヒーリングが起きたあと、山のような質問を浴びせられていた盲人の話ですが、
「わしゃあ、知らんね」
彼は、繰り返しこう答えたものでした。
「だが、これだけはわしにも分かる。
昔は見えなかったが、今は見えてるんだ」
ハートの問題に対しては、このブルー/グリーンのオイルは、とてもよく反応するようです。
自分の感情にスペースを与え、内なる平和をもたらすのです。
また原因の分かっているうつ状態に、すばらしい効果があります。
(これを、いわれのない恐怖に基づく神経的なうつ状態と混同しないように。
それには、イエロー/ゴールドが一番よく効きます)
長引く離婚、破綻した出来事、仕事での失敗といったことが、こうした憂うつの原因となります。
また、更年期のうつ状態は、子供を育てることや、両親の世話に追われて、自分自身の潜在能力を開発する時間がなかったことに、突然気づくことによって起こります。
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p151-152)
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【ハートチャクラのブルー/グリーンの持つ作用は、鎮め、緩める】こと。
【自分の感情にスペースを与え、内なる平和をもたらす】
自分の感情に居所を提供することが、内面として平和になるということなんですね。
pari 記