グリーン/ゴールド(つづき)
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』より
ヴィッキー・ウォール
前回は、あるワークショップが終わったとき、感動した生徒さんがヴィッキーさんを力いっぱい抱き締めて、彼女の肋骨を3本折ってしまったのでしたね。
ヴィッキーさんの骨は、今でいう骨粗鬆症状態とでもいうか、相当スカスカになっていたのでしょう。
ヴィッキーさんにとっては大惨事ですが、でも抱きついた方も驚いたことでしょう。
感激のあまり抱きしめた相手の方の、肋骨の骨を3本も折ってしまったというのですから。
お相撲さんがお客さんと握手するときは、あまり強く握ってしまわないように手加減を意識するのだということを聞いたことがあります。
きっと、強く握手して相手の方の手を痛めてしまった、というような事件が知られているのかもしれませんね。
ところで「グリーン/ゴールド」が「B031 泉(The Fountain)」と呼ばれるボトルであることはご存知ですね。
日本語の「泉」という訳語は、なんとなく湧き水のような、こんこんと湧きでる自然の水源を思わせる言葉ですね。
英語の「Fountain」にももちろんその意味はあるのですが、「Fountain」の第一の意味は「噴水」です。
英語のネイティブの方々は「Fountain」と聞くと、このような三層の噴水をイメージするようです。
https://goo.gl/is28Qm
オーラソーマの場合、これは知性の脳、フィーリングの脳、本能の脳(動作センター)の三層を意味しているようです。
つまり、最初は知性の器(脳)で受けとったものを、次にフィーリングの器に渡し、最後に本能的な器に渡して、自動的な反応として定着するようなイメージです。
まあ、最初は頭で受け止め、次に太陽神経叢で受け止め、最後に骨盤あたりで受け止めるのかもしれません。(^^;)
人間の微細身が受けとった傷の癒やしも、深いレベルにまで到達しないとほんとうの癒しは起こらないのかもしれませんね。
3本の肋骨が折れたヴィッキーさんの本格的な癒しは、マイク・ブース氏の助けがあって実現したようですよ。
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グリーン/ゴールド(つづき)
私の誠実な友であり、純真な魂を持つフィリスは、以前、私のところに訪ねてきたあるセラピストが、ハンプティダンプティのボトルで、虐待された馬を治療したという話を耳にしていたのですが、ゆうに40年以上もの間、私と一緒にいた彼女は、深く傷ついた魂と、ばらばらになった私のオーラを察し、こう言ったのでした。
「オレンジのオイルを試したらどうかしら」
http://artbeing.com/aura-soma/equi/B026.html
私ははっとして、彼女の顔を見返しました。
トラウマが生じていることは明らかなのに、言われるまで気づかなかったとは。
さっそく塗ってみると、2つのレベルで効果がありました。
ハンプティダンプティは、また元に戻ったのです。
けれども、第3のレベル、霊的なレベルにおいては、私はまだばらばらで、人生の歌を奏でるレコード針は、ある一点で動きを止め、私はもう一度、遥か昔のトラウマやカルマへと引き戻され、自分がどこへ向かっているのかも、まったくわからない状態、それはまさしく、
「キリストは他人を救ったが、自分自身を救うことはできなかった」
という状況でした。
そして、今度はマイクの番でした。
彼はこの一連の出来事をずっと暖かく見守ってくれていたのですが、ある日、こう言ったのです。
「グリーンとゴールドのオイルを使ってみたらいかがですか」
彼は、このボトルについての私の注釈を読んだわけではありません。
その当時、ハンドブック(Aura-Soma Colour Notes: Advanced I )はまだ出版されていませんでしたから。
しかし、このグリーンとゴールドのオイルによって、私の体と心と魂は、ついに再び自分自身の旅を続けられるようになったのです。
今までの話が、何らかの方向づけやガイドとなりますように。
それでこそ、ここに述べた価値があるというものです。
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p173-174)
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マイク・ブース氏はよくやりましたね。(^^)/
ヴィッキーさんは立派な跡継ぎを得て嬉しかったことでしょう。
pari 記