食物酵素をできるだけ壊さずに食べる(藤沢紀子(Lalitya)さん)

この現象世界の森羅万象って、生きているんでしょうか?

なんだか急に変な気分になってしまいました。(*^_^*)

もちろん、ふだん私たちは自分が生きていることを疑いません。

そしてどうかすると、生きるために懸命に頑張っているような気分になっているときもあります。

でも、たとえば、いちおうこの身体が自分だという常識を前提したとしても、この身体のなかで何が起こっているのかなんて、ほとんど私たちは知らないですよね。

ふだん、そんなことを意識してすらいません。

これまでだいたい60兆個とか言われていた人体の細胞数は、イタリアの生物学者エヴァ・ビアンコニ氏たちが2013年に統計的に計算しなおして、成人の細胞数は37兆2000億個と推定したそうです。

まあ私たちには60兆個でも37兆個でも同じようなもので、ただの数字ですけど。

それらの細胞たちがどんな生涯を送っているのか、私たちはコントロールしたこともなければ、その存在すら知らなかったわけですものね。

生命世界ではいずれにせよ、どんな生命体も別の生命体を食べてしばらくその形を維持し、やがて崩壊して別の生命体に組み込まれる(食べられる)んですね。

生きているということは、膨大な変化のなかにいるある一部分が、そのひとかたまりの運命を一瞬、夢みたいに想像することなんでしょうか。

ちょっと茫洋とした気分になりました。(^^;)

今回ご紹介するのは、その生き物の命を「生の」ままいただくというお話です。

生きたままですから、さすがに動物食ではありませんよ。(^_-)

酵素たっぷりの野菜を生でいただこうというお話です。

では藤沢紀子(Lalitya)さんの記事「ハートにやさしいローフード」からご紹介しましょう。


ローフードという新しい食べ方をご存じでしょうか?
ローフードのローは、Raw「生」、フードは、Food「食べ物」という意味です。

ローフードとは野菜やフルーツ、ナッツなど植物性のものを48℃以下で調理する、まったく新しい食事方法です。

私は、2010年に初めてローフードと出会い、衝撃を受けました。
加熱もなしに、カラフルで新鮮で、この美味しさはなんだろう!と驚いたのです。
それに、翌日からの体調も変わり、3日間ローフードで過ごしたあとの肌や体調の変化にも驚きました。

身体が軽く、肌もつやが出て、トイレも信じられないくらいスッキリだったのです。
それまで、レシピ本などで少しは見て知っていましたが、生で作り方もよくわからないし、あまり美味しくないのではと敬遠していた調理法でした。

ローフードは試してみると、そのよさが自分の身体でわかります。


おおげさでなく、若返ったように感じるのです。

なぜ、そんなことが起こるのかを簡単に説明すると、身体のなかの新陳代謝がよくなり、細胞の入れ替えがスムーズに起こるからです。

身体はものすごい数の細胞でできていますが、みなさんがどのようなときでも身体は内側でどんどん作り替えられているのです。
つまり、私たちがなにを食べたかで、どんな身体ができるかが決まってくるのです。

身体の細胞はペースの早いもの遅いものがありますが、骨まで含め、すべて7年間のサイクルで入れ替わるといわれています。
私たちがこの世に生を受け、この世を去るまでの魂の神殿として、機能してくれる大切な身体。
その身体の健康を守ることが、食べ物で左右されているとしたら、いったいなにを食べたらいいのかと真剣に考えるようになるのではないでしょうか。
身体を作る材料がファーストフードや加工食品ばかりだとしたら、身体は思ったように健康的な身体に作り替えができずに、ありあわせの材料で身体を作らねばなりません。

疲れやすかったり、肌のくすみが気になったり、なにか困った症状などはないでしょうか?
それが、もし食べ物に注意を向けることで改善できるとしたら、試してみる価値があると思いませんか。

では、なぜ生で食べることが、そんなに身体によいのでしょうか?

「私は野菜をたっぷり食べているから大丈夫」と思う方も、ほとんどは加熟した野菜だと思います。
もちろん野菜をしっかり摂ることは、身体の健康を守るうえで、とてもよいことです。
ですが、食べ物に含まれる酵素は、おおよそ48℃以上の加熱でほぼ壊れてしまいます。煮たり、焼いたり、蒸したりすると酵素はなくなってしまうのです。

私たちの身体のなかで起こる新陳代謝や生命維持活動には、常に酵素が必要です。
そして、私たちはもともと生まれたときから、ある程度の量の酵素を持っています。

また、生の食べ物には酵素がたっぷり含まれています。
身体の酵素貯金をなるべく減らさずに、食物酵素をできるだけ壊さずに食べる、まったく新しい方法のひとつがローフードという食べ方なのです。

『リビング・エナジー』Vol.9(p87)「ハートにやさしいローフード」より



【食べ物に含まれる酵素は、おおよそ48℃以上の加熱でほぼ壊れてしまいます】

そういうことなんですねぇ。

ローフードって、これから広がっていく食事のスタイルなのかもしれませんね。

pari 記

 

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