上の色がターコイズで、下の色がグリーンのボトルです。
https://artbeing.com/aura-soma/equi/B009.html
ヴィッキーさんのボトルのメッセージは「超越したハート(トランセンデンタルハート)、ハートの中のハート」
ヴィッキーさんはこのボトルの誕生について、次のように書いています。
「これは、瞑想中に降りてきたもので、そのなかで私は魂が大きく翼を広げ、天そのものへと高く、大きく旅立っていくのを見たのです。 それは本当に美しく、私をとりこにしました。
・・・
ブルーとグリーンが一緒になると、ターコイズになります。
これは、心と身体、魂という形のなかで、「ピースボトル」に表される、うるわしいブルーと調和し、バランスが取れていることを表しています。
ここには、肉体の成長期のような騒々しさはなく、ハイアーセルフを認めたときに訪れる安らぎと静けさがあります。
このボトルは、繊細な子どもや芸術的な子ども、また、肉体的、精神的なレベルを追求しながらも、より高い意識に気づく十代の子どもにも関係があります。
彼らは、魂の探求の途上にいるのです」
このオーラソーマの9番のボトルに対応するタロットの絵は「隠者」です。
オーラソーマでは、このようなタロットの絵になっています。
http://artbeing.com/aura-soma/reading/tarot-9.html
伝統的なウエイト版のタロットでも同じような図柄です。
ひとりの老人が目を閉じ、下を向き、ランプを右手に持ち、左手に杖を持っています。
老人は目を閉じています。
これまでは外側の世界を探求してきたのですが、ここで一転して、内面を見つめているのです。
ひとりであること。
瞑想の道へと入っていくのです。
この隠者は目を閉じているのにランプを手に持っているって不思議ですね。
ここでのランプは外側を照らすためのものではなく、内側を見つめる意識の光を象徴しています。
内側への魂の探求がはじまったのです。
仏陀の辞世の句、自灯明、法灯明という言葉が思いだされます。
また、OSHOネオタロットに描かれているスーフィーの女性のマスター、ラビアの話を思いだします。
そのラビアの物語は、「ものごとを探すときには、ないところを探すのではなく、あるところを探すように、あなたの知性を使いなさい」という教訓からはじまります。
それはこういうお話です。
ある日の夕方、人々はラビアが家の前の通りでなにかを探しているのを見かけました。
人々は集まってきてささやきあいました・・・。 「かわいそうに、年老いた女性がなにかを探してる・・・」
人々は尋ねました。 「どうしたんですか? なにを探しているのですか?」
彼女は言いました。「針を失くしたのです」
そこで人々は彼女を助けようと、失くした針を探しはじめました。
そこで誰かが思いついて尋ねました。 「ラビア、この通りは広いし、夕闇も迫ってきています。すぐに日も暮れてきます。針はとっても小さいものだし・・・どこで落としたのか、私たちに教えてくれますか?」
ラビアは言いました。「針は家のなかで落としたのです」
人々は驚いて言いました。 「気が狂ったのですか? 針を家のなかで落としたのなら、どうしてこんなところを探しているのですか?」
すると彼女は言いました。
「だって、ここなら光があるでしょう。家のなかには光がないのです」
そこで誰かが尋ねました。
「光がここにあるからといっても、針をここで失くしたのでないなら、ここで見つかるわけがないでしょう。正しいやり方は、光を家のなかに持っていけば、あなたはそこで針を見つけられるでしょう?」
するとラビアは笑って言いました。
「あなたたちは、小さなことに関しては、とても賢いのですね」
「あなたたちは、その知性を内なる人生のために、いつ使うつもりですか? 私は、あなた方が外側を探しているのを見てきています。でも、私はよく知っています。あなた方が探しているものは、内側で失くしたものだと、私は自分の経験として知っているのです。 あなたの知性を使いなさい! どうしてあなた方は至福を外側の世界で探しているのですか? そこで、その至福を失くしたのですか?」
人々はなにも言えずに呆然と突っ立ったままでいました。
そしてラビアは家のなかに入っていったのでした。
・・・というお話です。
これはユニティインスティチュートのディレクターであるリーラが編集して作成したOSHOタロットに掲載されていますが、すでに絶版となっています。
しかし、Osho Transformation Tarotとして、この夏に再版されるようです。
http://amazon.co.jp/o/ASIN/3038191485/oshoartunity-22/ref=nosim
英語版ですが、シンプルな英語です。
興味を持って読める楽しい物語を読んでいるうちに、自然と英語も読めるようになりますので、「英語が苦手だから・・・」と思われる方にはおすすめです。
スーフィーの物語には、このようにハッとさせられるようなお話が、数多くあります。
OSHOは、このような多くの物語を私たちに聞かせてくれたものでした。
このラビアの物語のなかに、このボトルのエッセンスがあると私は思います。
この9番のボトルは、実は私の好きなボトルのひとつでもあります。
「このボトルを2番目によく選びます」というあなた。
探し物は外側を探しても見つかりません。
「内側に入っていくときですよ」と、あなたの魂はあなたに告げているのです。
えたに 記(2004,9/4)