オーラソーマの「ポマンダー」という名前には歴史的にどんな由来があったのか?

ポマンダーという名前

 『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』より ヴィッキー・ウォール

 

オーラソーマのプロダクトは人間を光の身体として見ています。

つまり、肉体として現われているのは最終的な物質的身体であって、その肉体はその周囲の生命空間につなげているオーラやチャクラと言われる微細身の働きによって生かされていることを知っているからです。

イエスが語った「人はパンのみにて生くるにあらず」という言葉が意味しているのはそのことでしょうね。

私たちは自分が肉体として個別に生きていると信じきっているので、それが生命空間につながることによって生かされているなどという言葉は、ちょっと信じられないかもしれません。

ゲシュタルトが変わっていく時代には、そういう社会常識の移行期間みたいなものがあるはずですよね。

今がその時代に当たるのでしょう。

もちろん、誰もが信じるわけではなくて、そういう言葉を信じることになっている人、つまりそれを信じたい人が信じることになるわけです。

そんな情報に触れる可能性すらない多くの人々もまたいるでしょうね。

ヴィッキーさんは、そういう新たな時代をこの地球に導入する役割を担った最初の方々の仲間ですから、当時は今よりもずっとそういう生命観には違和感を持つ方々が多かったと思います。

それでも、そんな観念は知らなくても、ヴィッキーさんが展示したオーラソーマプロダクトに直感的に反応した方々がそれほど多くいたことは驚きです。

理屈はともかく、まずオーラソーマポマンダーによって、あたりの空気がそれほど変化したことを感じる方々がそこには、それほど多くいたわけです。

その方々にとっては、その違いは、たとえば半分腐りかけた野菜と畑から収穫したばかりの野菜の違いほどにも、明瞭な感覚的違いがあったのだと思います。

そして、淀んだ空気と、新鮮な空気の違いは、ある意味で誰もが感じられるほどの明瞭な違いがあるようにも思われます。

チェルノブイリの原発事故があった当時のヨーロッパの人々は、多かれ少なかれその明確な空気の違いを感じていたのではないでしょうか。

あたかも時代の要請に応えるかのように、そういうタイミングでオーラソーマのポマンダーは誕生したのですね。

そういう状況のなかで、その言葉の本来の意味でポマンダーが蘇ったわけです。

では、ヴィッキーさんに当時の状況を語っていただきましょう。


ポマンダーという名前は、中世の暗黒時代に、保護とヒーリングのため、香りを発散させた方法から来ています。


人間の意識のあけぼのから、香料はいろいろな宗教の聖職者に使われてきました。
インカでは、中心に神聖なハーブを刺した木の実が使われ、エリザベス王朝では、法廷の裁判官が他からの悪い影響を受けないように、ハーブのブーケが渡されました。
ハーブのポマンダーはペストの流行時に護身用に使われましたが、時とともに神秘的で神聖な実体は失われ、その意味もぼやけていきました。
香りは、その本来の意義からはなはだしく隔たってしまいましたが、オーラソーマはその本来の意義を、ポマンダーにおいて再発見しました。
49種類、7×7という、数秘学的に深い意味を持つ象徴的な数のハーブが、それぞれ、聖なる香りを放っているのです。

今日では有害物質が大地に撒かれるようになり、植物たちは危機にさらされています。
最近のエッセンスは、20年前のものに比べると、もっと刺激が強くなっており、かすかに酸味もあります。
人もまた攻撃的になってきているようで、それはたぶん、どこかで殺伐とした空気を感じ取っているからでしょう。

オーラソーマのポマンダーは、1986年、私たちの二度目のデンマーク訪問の直前に生まれました。
それはチェルノブイリの原発事故の起こった年であり、スカンジナビア半島は放射能汚染の影響下に置かれました。
状況は非常に深刻で、マイクと私は何も知らされないうちに唇と喉にいがらっぽさを感じ、ふと思いついて「ポケット・レスキュー」をつけてみると、症状は緩和されました。

その後、何が起こったかを聞いて、汚染を浄化するのにポマンダーを使ったのですが、ポマンダーとポケット・レスキューは、見事にその役を果たしてくれました。

私たちが出店した博覧会が終わる頃には、会場の雰囲気は重く、訪問者の中にはドラッグの愛好者や喫煙者がいて、会の主催者をはじめ数人の人がその重さを払おうと、ハーブの束を手にして辺りをまわっていました。
もちろん裁判官のブーケにちなんだものでしょうが、ハーブの組合せが間違っていたのか、あまり効き目がありません。
私はマイク・ブースをはじめ何人かにポマンダーを持って会場を回ってもらったのですが、その後、その主催者は私たちのスタンドにやってきて、空気が軽くなったと話し、ついでに2、3本ポマンダーを買っていきました。
それ以来、私たちは、辺りの雰囲気が険悪になってくると、ポマンダーを使うようになったのです。

ポマンダーを使うときは、まず数滴手のひらに落とし、それからその手を高く差し伸べ、身体のまわりを撫でていき、チャクラや体の電磁場に保護を与えます。
今やたくさんの人がこの保護の方法を活用し、国内と国外とを問わず、需要は増え続けています。

『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p230-232)


 

【オーラソーマのポマンダーは、1986年、私たちの二度目のデンマーク訪問の直前に生まれました。

 それはチェルノブイリの原発事故の起こった年であり、スカンジナビア半島は放射能汚染の影響下に置かれました】

【状況は非常に深刻で、マイクと私は何も知らされないうちに唇と喉にいがらっぽさを感じ、ふと思いついて「ポケット・レスキュー」をつけてみると、症状は緩和されました】

それほどの状況だったのですね。

pari 記

 

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