ブルー、マゼンタ、バイオレット

オーラソーマには色を配置するテンプレートが大きく分けて2種類ありますよね。

ひとつは人間のチャクラと色の対応させて、色彩を垂直方向に縦に並べて配置する図式で、これにはボトルを強く振って乳化させた液体を身体に塗布するその位置を示した「チャクラマン」と呼ばれる図式と、


オーラの位置を図式化した「サトルアナトミー」と呼ばれる図式です。


この縦型の色彩テンプレートの他に、オーラソーマにはもうひとつ「カラーローズ」と呼ばれる光学的な色彩配置図がありますよね。


 

この「カラーローズ」では、それぞれの色は6つの円周を区切り線として、その領域内に配置されています。

https://aura-soma.co.jp/intro/color_language/


このページを少し下にスクロールすると、色の配置だけわかりやすく時計の文字盤の位置に配置した模式図が見られます。


この「カラーローズ」という光学的な色の配置図では補色関係など、それぞれの色が他の色とどのような関係にあるのかがよくわかります。

それに対して「サトルアナトミー」などチャクラに対応させている図では、色彩は人体の内分泌系や人間の成長過程の連想と強く結びついています。

植物やハーブの薬理的効用に非常に詳しいヴィッキーさんの場合は、キロポジスト(足治療師)としての職業柄もあって、色の連想はもちろん、内分泌的バランスとか人間の心理的及び霊的成長と強く結びついているようです。

どんな色について語るときも、ヴィッキーさんの場合はつねに具体的な植物や薬草の知識と結びついているんですよね。

ところで、チャクラの色というのはてっきり古代インドの霊的伝統に基づいているのかと思っていたのですが、調べてみるとどうやらそうではないらしいです。

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表象文化論を研究する埼玉大学基盤教育研究センター准教授の加藤有希子によると、現代に広く普及した虹色と7つのチャクラを関連付けた身体論は、近代神智学のチャールズ・ウェブスター・レッドビータ(1854年 – 1934年)が考案したものである。
彼はインド由来のヨーガの経典とも西洋の信仰や神秘主義の文脈からも断絶する形で、1927年の著作で7つのチャクラのプラーナの色と西洋の虹の7色を独自に関連付けた。

出典:『フリー百科事典ウィキペディア』「チャクラ」
https://ja.wikipedia.org/wiki/チャクラ
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レッドビータという近代神智学者の考案だったんですね。(@_@)

そしてこの新たな伝統はいまやスピリチュアルな世界では深く定着し、発展しつつあるようです。

このサイトでは、現代のその成長点とも言える最先端の知見のひとつを確認できるかもしれません。
https://unityinstitute.jp/opening_chakras.html

では、その「ブルー」「ヴァイオレット」「マゼンタ」について、ヴィッキーさんに解説していただきましょう。


ブルー
さて私たちは、今やブルーへと至り、この色を持ったチャクラとつながりのある花とは、ヤグルマギクや忘れな草です。
その色は、人間の頭と喉のチャクラに関係があり、この領域のどんな必要にも応じます。
忘れな草には過去の記憶がつきまとい、自分の表現を見つけようと魂は憧れ、そして悶え苦しみ、彼方へと手を伸ばし、叫ぶのです。

「忘れないで。私はどうなるの?」


ブルーは平和をもたらす天の使いであり、それに関連して言えば、グリーンのなかにもブルーの深みが潜んでいます。
中国の癒しの色であり宝石の色である翡翠や、ブルーとグリーンの中間色であるターコイズに、特にこのことが言えます。
ターコイズは、感情と霊的な実現に関わる色なのです。

マゼンタ
マゼンタは、スペクトルの両端のバイオレットとレッドが合わさった色であり、もっとも高い波長ともっともパワフルな波長が一つになったものです。
フクシンの染料からつくられ、一八五九年にイタリアのマゼンタの戦いのころに発見されたことからその名を与えられたマゼンタは、とてもヒーリングの効
果の高い色で、マゼンタ色の絵の具は効果的に利用され、私のクリニックでは、スポーツマンの足や、真菌やウイルスの感染症に使っていました。
薬学上では、当時はカステラニ博士の顔料として知られていましたが、今では、マゼンタ絵の具と呼ばれています。

もしマゼンタをよく見てみれば、多岐にわたる世界の中でも、もっともよいものを提供していることに気づくでしょう。
優しさと愛を表し、頭蓋骨の泉門に関係するピンク、ヒーリングに橋を架けるバイオレット、大地とグラウンディング・パワーを表すレッド、というように。
ジキタリスのマゼンタと、キツネノテブクロは心臓発作を鎮めます。

バイオレット
頭頂のチャクラは、バイオレットであり、深い紫色のパンジーや、高貴な威厳とヒーリングの香りを持つラベンダーは、ストレス下にある人に、バランスをもたらします。

『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p240-242)


 

【「忘れないで。私はどうなるの?」】

って忘れな草が叫んでいるなんて想像すれば、面白いですね。(*^_^*)

pari 記

 

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