この生きたエネルギーを、この植物たちを、世に出しなさい。

エッセンス、ポマンダー、クイントエッセンス

   『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』より
           ヴィッキー・ウォール

 

今回からヴィッキーさんのお話は、イクイリブリアムから離れて、オーラソーマの他のメイン製品、エッセンス、ポマンダー、クイントエッセンスの話題に移っていきます。

ヴィッキーさんがホースレー薬局で調剤の実質業務を担当していたのは20代のことですから、そのころハーブを自分で育てるという習慣を身に着けたのでしょうね。

それからの長い習慣的な学びがあって、少しずつハーブ全体に対する知識や感覚がヴィッキーさんのなかで蓄積していったのだと思います。

そこには16歳で家出するまでの期間にヴィッキーさんがお父さんから学んだ、ハーブの世界に対する考え方や接し方といった根本的な素養や理解の枠組みが大きく関与していたことでしょう。

7番目の子どもの、そのまた7番目の子どもとして誕生したヴィッキーさんは、現在の地球人類のかなり偏ったエネルギー状態を、地上の植物圏と鉱物圏の生きた意識エネルギーの力を借りてバランスさせるという使命を持って来られた方だったのだと思います。

現代を生きる私たちは、現象世界は動物の世界だけでなく、植物の世界も鉱物の世界もすべて意識でできていることを知るような時代に入っていくのでしょう。

では、ヴィッキーさんに当時の状況を語っていただきましょう。

 


21 エッセンス、ポマンダー、クイントエッセンス

   暗い炎がアイン・ゾフの神秘、「無限なるもの」のもっとも内密な部分
   から立ち昇り、蒸気のごとく形なきものから形となり、天球の輪に取り
   巻かれ、白でも黒でもなく、赤でも緑でもなく、他のいずれの色でもな
   かった。炎が形をなし始めるにつれて、それは色とりどりの光を放ち、
   源はそれによって満たされ、下界のあらゆるものへと広がっていった。
                           『ゾハール』より

薬屋で学んだ知識は、キロポディストになってからも無駄になったり、忘れられることはありませんでした。
私はハーブや花を集め続け、そのエッセンスを抽出し、クリームやローションに使い、そしてそれがのちに「バランス」オイルとなったのです。
キングズ・ランサムではこのために香りの高い植物を育てていましたが、使うのはいつも生きているものだけ、乾燥させたものは決して使いませんでした。
私は父から、こうした生きたエネルギーは、ふさわしい時間帯にしか取ることはできないと教わっていました。
準備のできたものが、もっとも効力を持つのです。
その時間帯とは、太陽が最後のあいさつを告げるときか、まるで祝福のように露が降りる頃です。

祈りとともに摘まれた植物は、赤ちゃんのように母なる子宮の中に置かれ、無条件の愛の媒体となります。
眠りのなかで、まるで子供がその誕生の時を待つように、彼らも自分の時を待つのです。
そして時が熟したとき、彼らは新しい命を得、新しく生まれ変わります。

キングズ・ランサムにいる間、私は霊感によって、薬局時代の名残である薬ビンに植物のエッセンスの特別なコレクションをつくりました。
それぞれの薬ビンには、49種類のエキスとエッセンスが入っているのですが、ビンごとに、エキスの割合は異なっています。
キングズ・ランサムを去るときも、私はその「赤ちゃん」を連れて出て、新たなものを加え続けました。
時が来て、自分の目的が果たされるのを、彼らはひたすら待っていましたが、それからもう15年も経とうというころ、「バランス」が生まれ、さらに導きを受け取ったのです。

「この生きたエネルギーを、この植物たちを、世に出しなさい。
 今、彼らの時が来た」

こうして、オーラソーマのポケット・ポマンダーは生まれました。
今では、オリジナルのものに加え、いくつもの種類がありますが、それぞれ違う色を持ち、本当の目的は、これから明らかになっていくことでしょう。

    『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p229-230)


 

【キングズ・ランサムにいる間、私は霊感によって、薬局時代の名残である薬ビンに植物のエッセンスの特別なコレクションをつくりました】

【それぞれの薬ビンには、49種類のエキスとエッセンスが入っているのですが、ビンごとに、エキスの割合は異なっています】

ヴィッキーさんがどれほど49種類の薬草を自家薬籠中のものにしていたかですね。

pari 記

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