アポロ宇宙飛行士が撮ったUFO
90年代に入ってニューエイジの精神世界情報が大量に降り注いでくるようになるにつれ、それまでとは質量ともに桁違いの宇宙関連情報が入ってくるようになりました。
しかし、それはあくまでも“情報”だけでした。 というのは、その情報の発信者たちがいわゆる物理的実体としても存在しているのかどうかについては、どこまでも曖昧な感じがつきまとう感じがあったからです。
精神世界情報はなぜかとても内面的な世界であるらしく、ある精神波動域には確かに存在するらしいのに、その物理存在に関してはなかなか核心的情報に出会えませんでした。
それは精神世界の背後に感じられる非常に“高い”知性と、昔の“空飛ぶ円盤”や今の“UFO”という命名につきまとう“いかがわしさ”とのギャップでもありました。
——————————————————————– 未確認飛行物体(みかくにんひこうぶったい)とは、その名の通り何であるか確認されていない飛行体のこと。「Unidentified Flying Object」(アンアイデンティファイド・フライング・オブジェクト)の頭文字をとってUFO(ユーフォー)とも呼ばれる。…… http://ja.wikipedia.org/wiki/未確認飛行物体 ——————————————————————–
つまり、上品な内面に関する精神世界情報はほぼ無制限に流入してくるのに、発信者たちの物理存在に関しては、一転して“胡散臭い”感じがつきまとったというわけです。 しかし、否応なく精神世界情報に興味を惹かれた者としては、発信者たちの物理的存在に関しても興味を持たざるをえませんでした。
80年代後半から90年代前半は、宇宙関連情報について自分なりの判断枠を持ちたい感じがあって、アダムスキーやビリー・マイヤーの関連本を漁りました。
今回ご紹介する『アポロ宇宙飛行士が撮ったUFO』の著者コンノ・ケンイチさんは、おそらくそういう問題意識の最先端を担っていた方だと思います。 なぜなら、この本を読んで、わたしの場合いは、以後いわゆるET(宇宙人)の物理的存在についての疑念を持たなくなったからです。
著者がこの本で狙ったことは、“誰にも無視できない客観的証拠”を挙げることによってUFOの実在を実証することでした。 著者はその“誰にも無視できない”客観性を、UFOの証拠写真としてNASA(アメリカ航空宇宙局)の写真番号付き写真に限定することで保証しようとしたのです。
NASAの写真版号付きの写真には、宇宙飛行士が宇宙飛行中に撮影したものであるというアメリカ政府の保証が付いているのだそうです。 つまり、ET関連情報を秘匿する主体が、内容を保証している写真だということです。 だから、この本の情報の最重要部分は、その掲載写真にあります。
ある意味で、写真を見ないことにはこの本の情報のショックを伝えることはできない、とも言えます。 わたしの個人的印象では、本書139ページに掲載されている葉巻型UFOの写真とその説明を見たときの衝撃が一番大きかったです。 同一写真内に映っているクレーターの大きさ(直径10キロ)から判断して、そこに映っている葉巻型UFOの長さは約15キロだというのです。
もし今、このUFOがわたしの眼前の上空1キロの所に出現したとすれば、両脇の視界を覆う山懐を完全に塞いで、空の全体を覆い尽くすことになるはずです。 こういうものが月の裏側にはたくさん飛び交っているらしいのです。 そういう飛行物体を操っている“人たち”の中に、たとえば、当時読んでいた「気の遠くなるほどの永い年月、地球を見守り続けてきました」という『アセンションへの道』のメッセージを送ってきた惑星連合の方々もいるというわけです。
とはいえ、著者が“誰にも無視できない客観的証拠”を突きつけたところで、そんなものを見たくない人はたやすく無視できるわけです。 それこそが宇宙内の意識存在に許された選択の自由でもあるわけですから。 これから、こういう飛行物体がどんどんデクロークすることになるわけでしょうね。
ちょっと立ち読みしてみましょうか。
——————————————————————– 「UFOトリック写真」はNASAには存在しない
これまで、個人が撮った多くのUFO写真が世の中に出まわっている。 私は、個人が撮ったUFO写真は、はじめから研究対象から除外している。 話題になったネス湖のネッシー写真のように、個人が撮った写真にはトリック の危うさが常につきまとうからである。 しかし、NASAの写真館(スライド・ムービー・VTR)なら心配ない。 宇宙飛行士が撮影したことを保証する、アメリカ国家公認の写真ばかりである。 UFO研究の対象を、私がNASAに絞っているのはそのためである。 ただしNASA写真といっても、逆の意味のトリック写真が存在することを知 っておいていただきたい。 精緻に写っているUFOの映像や、一般に知られては困る月面の異星文明の構 造物を写真から消去し、自然の造作物(クレーター)のように修正して公表し ているからである(証拠写真を本書に収録)。 しかし、逆(個人が意識して制作するUFOトリック写真類)は決して有りえ ない。
『アポロ宇宙飛行士が撮ったUFO』 ——————————————————————–
……。(-_-)
コンノ・ケンイチさんがここでおっしゃっていることは面白いですね。
個人の「UFO映像」の場合なら、実際には存在しないものをあたかも存在するかのように見せかけるトリックが存在する余地がある。
しかし、NASA公認の画像には、実際には存在していたものを消去するための作業はありえても、ありもしないUFO画像を捏造する余地はけっして存在しない、と。(^^;)
だから、証拠写真を“NASA公認の画像”に絞ることには重大な意味がある、と。
pari 記
Twitterブログパーツ