自分をえらんで 生まれてきたよ

「自分をえらんで 生まれてきたよ」という本を読みました。
自分をえらんで生まれてきたよ/サンマーク出版 ¥1,365 Amazon.co.jp
子供は生まれながらの知恵を持って生まれてきているということを感じさせる本です。
オーラソーマの創始者ヴィッキーさんは、内なる声に耳を傾けなさい、というふうに言っていますが、この本はその内なる心の声が語られている本ともいえると思います。
かつまた、オーラソーマで教えているようなさまざまなことがこの本に多く語られていることにも驚かされました。
この本は理生(りお)君が片言を話しはじめたころから9歳までのおしゃべりを、お母さんが書き取ってできたお話でできています。
そのお話は、生まれる前のことや神さまのことなど、不思議でありながら、絵本のように詩情豊かに描かれています。
りお君はこれまで入院は30回以上、のべ2年近くを病院で過ごしています。
その彼が、心臓手術の前夜、病院のベッドで次のように語ったのです。
「病院で寝ていると、ぼくが何がいちばんたいせつなのか、って考える。  いのちのたいせつさって何か、考える。  すると、幸せな気持ちになる。  豊かな気持ちになる。だから、僕は病院で寝るの、好きだ。  病気で生まれてきたから、ぼくはいろいろな体験ができる。  ママもいろいろな体験ができる。  だから、ママは喜んでいいよ」
彼の言葉を読んでいると、どんなことに対してでも豊かな気持ちでいることができるのだという勇気をもらいます。
「いのちはぜんぶ、つながっている。  一人のいのち、というのがあるんじゃなくて、  一人ずつのいのちは、ぜんぶつながっている」
いのち、大切にしたいものです。
尚 記
       
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