この世の悩みがゼロになる

この世の悩みがゼロになる/小林 正観 ¥1,500 Amazon.co.jp
オーラソーマのセッションなどを受けたいと思うときって、どういうときでしょう?
セッションに来られる方というのは、やはり、そのときどきに切羽詰った悩みや苦しみがあったり、問題があったりなどで来られるケースが多いですね。
そうしたときに、オーラソーマはどのように解決してくれるのでしょう?
ヴィッキーさんは、オーラソーマは魂の宝石箱、というような言い方もされています。
「魂」を映し出す鏡、ともいいますね。
宝石のように美しいボトルたち。
その美しさを自分の内側に見出していくことで、本来の自分というものを取り戻していくことが助けになります。
悩みと苦しみのレベルではなく、まず魂のレベルでの自分に気づいていくわけです。
魂のレベルでは、あなたが美しく輝く宝石のようであり、その虹色の可能性を生きていく使命を持って生まれてきているのだということを認識させてくれます。 それが、一番目に選ぶボトルですね。
でも、それを生きていく過程で、さまざまな困難に出会ったり、問題にぶつかったりすることもありますね。
でも、何も問題がない人生なんて、つまらないかもしれません。 そういう問題や悩みがあるから成長できるのです。
自然界の植物だって、農作物だって、毎日が快晴なら干からびてしまいます。 雨が降り、風が吹き、嵐のときもあって、だから地中に深く根ざし、たくましく育ち、実をつけるわけなのです。
人間の成長も同じです。
さまざまな困難や悩みや苦しみも、それをチャレンジとして受け止めて挑戦していくことで成長し、そうすることで、実はそこに隠されていた才能やギフト、内側の宝石が磨かれていきます。
それが、二番目に選ぶボトルです。
そして三番目は今現在の状況やプロセスを表し、4番目のボトルでは将来の方向性や可能性を見出していくことを助けてくれます。
そして、それらを解決する知恵は、すべてあなたの内側にあるのですよ、ということに気づかせてくれるのがオーラソーマです。
だって、そのボトルを選んだのはあなたなのですから。
でも、そもそも悩みとはなんでしょう?
実は、そのほとんどが自分で勝手に作り出している場合が多いのです。
それは、少しものの見方や考え方を変えることで、たちどころに解消されてしまうことがあります。
それは、その悩みや苦しみを作り出している自分のマインド(思考や信念、考え方)に気づくこと。
そして、その悩みや苦しみ、問題を作り出しているマインドがなくなってしまえば、たちどころにそれらの悩みや問題はなくなってしまいます。
とは言っても、いったんその悩みや苦しみにはまってしまうと、それを自分が作り出しているなんて、とても思えないですよね。
だから、それらの悩みや苦しみから抜け出せないのですが・・・。
お釈迦さまは、この世はすべてマーヤー(幻想)だ、とおっしゃっていますが、それは、私たちは自分のマインドが作り出している幻想の世界に住んでいるということなのでしょう。
インドの神秘家OSHOは、朝晩多くの人々の悩みや質問に答え、600冊以上の講和を世に出しましたが、彼はこのように言っています。
「多くの人々が、私にさまざまな質問をするけれども、私はひとつのメディスン(薬)しかもってない、それはメディテーション(瞑想)だ」と。
OSHOは、その瞑想ひとつで、すべての悩みや苦しみの質問に応えているわけです。
オーラソーマもヴィッキーさんの瞑想の中から生まれ、その瞑想に気づかせてくれるひとつの方法でもあります。
美しいボトルたちと戯れながら瞑想できるところが、オーラソーマの楽しめるところでもあります。
それはともかく、悩みというのは、自分の周りの環境や人間関係が自分の思い通りにならないことから生じているのだから、「悩み」や「苦しみ」をゼロにするには、「思いをもたない」ことですよ、ということを実にわかりやすい言葉で、身近な例をひきながら書かれている本を読みました。
「この世の悩みがゼロになる」小林 正観 著 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4479791833/oshoartunity-22/ref=nosim
「人生が思い通りにならない、仕事が嫌い、イヤな人がいっぱいいる、そんなあなたの悩みが、たちまち解消する考え方があります」ということですので、そういう悩みがある方は、読んでみられるとよいでしょう。
まず、この本の最初の目次の小見出しが「光」になる。
まずは自分自身が光となって、自分の人生を生き、自分が幸せに生きていくことを考えればいいわけです。
自分以外の人や、ものを思い通りにしようとして、それを悩みにする必要はないわけです。
人間関係についても、自分の夫や妻、彼や彼女を、自分の思い通りに、気に入るように変えたいと思うから喧嘩になるわけです。
お互い、話をしたらわかりあえる、ということが、そもそもの間違いなのです。
女性は金星から、男性は火星から、という説があるくらいですからね。 それぞれの人が、別々の星から来ていると思えるぐらい違っています。
だったら、すべての人間関係は、その人がその人であるということを、丸ごと受け入れる訓練のためにあるのだと思えばいいわけですね。
目の前の人が、自分の考え、生き方、価値観と違うということを認識すればいいのです。
わかりあおうとか、説得して理解してもらおうとか思わないで、相手をまるごと認めたほうがラクになれるのではないか、ということです。
ある意味、こういう考え方だけを書いてしまうと、いろいろ反論がでてくるかもしれません。
いや、喧嘩をしてでも理解し、分かり合うべきだ・・・とか。 まぁ、それはそれで、その人の考え方で、そういう生き方なのでしょう。
でも、この本に書かれている具体的な話と一緒に読んでいくと、なかなか楽しめて、気が楽になれると思います。 いろいろ思い当たるところがあって、気軽に読めて、結構笑えるので、悩みから発想転換するにはいい本です。
尚 記