フィット・フォー・ライフ その1
アメリカなどに行くと、明らかにダイエットが必要では・・・と思える人が3人に1人はいそうですが、日本人には、ダイエットが必要と思える人はあまり見かけないように思います。
むしろ私から見て痩せて見える人が「私、太っているの」とダイエットをされていたりします。
でも実は、少し太っているぐらいが魅力的だと思うのですが。。。
とはいえ、最近はマクドナルドやケンタッキーチキン、ミスタードーナッツのようなファーストフードが流行ってきたせいか、太めの子供や大人を見かけるようになり、日本人の将来はどうなるのか不安になることがあります。
アメリカでは、それだけのジャンクフードが流行っている反面、健康に対する関心も高く、ほとんどの人たちがさまざまなダイエット法を試したり、サプリメントをとっており、私の知っている西洋人でダイエットをしていない人はいないほどです。
ダイエットといっても、それは単に痩せるためというよりも、自分の健康を維持するため、という感じで取り組んでいるようです。
フィット・フォー・ライフ ——健康長寿には「不滅の原則」があった!/ハーヴィー・ダイアモンド ¥2,205 Amazon.co.jp
この本の内容は、ちまたでも紹介されているようで、フルーツ健康法と紹介されたり、ダイエット法として紹介されたりしているようです。
いろいろなダイエット法や健康法がありますが、この本を読む限りでは、なかなか合理的な健康法のように思われます。
つまり、この本によると、人間の身体のサイクルからして、午前中は排泄、午後からは摂取と消化、そして夜は吸収と利用のサイクルなので、それに合わせた食事法を紹介していますが、それによると、午前中は果物だけを食べるのだそうです。
しかも加工したジュース等はダメで、生のものです。 でないと果物に含まれている酵素が生きていないからです。
また食べ合わせも大切で、そうでないと消化に必要以上に多くのエネルギーをとられてしまうというのです。
例えば、たんぱく質と炭水化物を同時に食べると消化が遅れてしまう。
また、よく食後にフルーツなどを食べますが、これは逆に食べ物を胃のなかで腐敗させてしまうのだそうです。
空腹時に果物を食べると20分ぐらいで胃を通過するので、空腹時に食べると良いようです。
それは、これまでの栄養学とは違った考え方で、合理的に説明されているのでおもしろい内容です。
私たちは、自分の身体でありながら、人間の身体や食物のことなど、基本的なことを知らずに生きています。
効率よく身体を機能させるには、こういうことも知っておくとよさそうです。
これについて詳しくは「フィット・フォー・ライフ」(グスコー出版)という本を読んでいただくとよいでしょう。
とはいえ、そういう暇がないという方のために、次回はその本に沿って、少し案内してみましょう。
尚 記