自分のギフトを認めはじめる
「ギフトにつながるエクササイズ」より 廣田雅美
オーラソーマのセッションは、クライアントが選んだボトルを導きに、プラクティショナーがそのボトルの含意を伝えながら、クライアントからの反応を引き出しながら進んでいくのでしょうね。
プラクティショナーはボトルの含意を知識として色々知っていますから、クライアントに対して様々なアングルのヒントを言葉にできるのだと思います。
クライアントは自分が今まで明確には意識しなかったことが他人の口から出されることで、それをひとつの客観的な言葉として聴くことができるのでしょうね。
そしてそれが内心思い当たることだったりすると、当人としては思いがけない大きな発見につながったりするのだと思います。
そしてプラクティショナーは、選ばれたボトルが潜在的に伝えていることがクライアントのことであるために、そこに開かれる可能性を大胆に語ることもできるのではないでしょうか。
普段そのような作業に職業的に携わっている方が、もし自分が選んだボトルに対して同じことをすることになったら、結構、面白いことが起きるかもしれません。(^^;)
もちろん、オーラソーマを知った当初、そしてコースを受講した当時は何度も自分の選んだボトルを対象に同じことをなさったことが在るでしょう。
でも、プラクティショナーとなってから時間も経ち、コンサルテーションの経験も増えてからはあまりそんな機会はなかったかもしれません。
もしかして、普段クライアントに対してしているようには、素直にはその能力を発揮できないのでは、という感じがしないでもありません。(^^;)
そういう状態で真剣にボトルを選択し、改めてそれをクライアントに対してコンサルするように読み解いてみる……。
けっこうそれは、新鮮な体験かもしれませんね。
というのも、どのボトルが選択されても、そのボトルは必ずある種の長所や能力に触れており、と同時にその裏面としてのチャレンジにも触れているはずですから。
廣田雅美さんの「ギフトにつながるエクササイズ」からそんなことを感じさせてくれるあたりの部分をご紹介しましょう。
—————————————————————— 通常のコンサルテーションでは、プラクテイショナーがコンサルテーションをリードし、クライアントの中にあるギフトを引きだしていきますが、パーソナルギフトのコンサルテーションでは、クライアント自身が、ボトルの中に見られるギフトについて、体験を振り返り、自分の言葉で表現していきます。
プラクテイシヨナーも、ギフトにフォーカスしてクライアントの話を聴き、もし、クライアントが話につまったり、チャレンジの側面に傾きはじめたら、方向を修正します。 こうして行われるコンサルテーションからは、さまざまな気づきがやってきます。
クライアントとして、自らの体験を振り返り、自分自身の言葉でギフトを表現すること
人によっては、なにか恥ずかしく、居心地が悪いと感じることもあります。 そうだとしても、ボトルの中に見られる、体験を通して得られたギフトの輝きは、確かに自分の中に存在していることが実感できます。 「あなたが選んだ色は、あなた自身を表します」という実体験です。
とても素敵なことに、自分のギフトを認めはじめると、ギフトの輝きが増し、よりよく活用できるようになります。 実際にそのギフトが自分自身の中にあるという信頼が生まれると、それは自信となって、さらにギフトが分かち合われるようになるのです。
ギフトについて話していたつもりが、「そうなれたらいいけど、なかなかうまくいかない」と、チャレンジについて話していることに気づく場合もあります。
「人間の持つ最大の権利は、決してネガテイブにならないこと」とヴイッキーは言いました。 でも、油断をすると、たちまち光の方向を見失ってしまうのです。 こうした自分の考え方のパターンに気づく機会でもあります。
ギフトについて話すのは、楽しくて気持ちがいいと多くの人は感じます。 最初はなんだか自分を褒めているようで照れくさかったのに、話しているうちに、どんどん色のメッセージが浮かんできて、体験と色のメッセージが重なり合います。
選んだボトルが自分自身であることが実感でき、ボトルをとても愛しく感じ、同じように自分自身を愛しく感じます。 あるがままの自分自身を認めることができます。 私たちは、他の誰かからギフトを教えてもらう必要はなく、自分で自分のギフトを見つけることができるのです。 もちろん、そこには話を聴いてくれるプラクティショナーの存在が助けになっていることは明らかです。 自分ひとりでボトルを前にしてギフトについて話すとしたら、とても難しいでしょう。 コンサルテーションは、ボトルとクライアントとプラクテイショナーの共同作業で成り立っています。
『リビング・エナジー』Vol.7(p59-60)
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なるほど。
「選んだボトルが自分自身であることが実感でき」るものなんでしょうね。
そしてそういう場合「話を聴いてくれるプラクティショナーの存在」がその実感を強める働きもするのだと思います。
pari 記
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