色のエネルギーを体内に取り入れる

色のエネルギーを体内に取り入れる  
「Color Food」から  山田 三津子
        「オーラソーマ」がテーマとしている色彩は、現象世界のすべて、つまりは森羅万象に関わりがあると言えます。
だから“色彩の心理学”というテーマは、人間の生活全般と関わっていく可能性があります。
大きくは自然現象や自然の景観から、都市計画、建築物、インテリア、道具、衣服、化粧、芸術作品まで、それこそ生活全般、色がかかわらない分野など存在しないわけです。
そして、上にあげた言葉でかなりの分野を網羅したかなと思ったのですが、ここに大きく抜けていたものがありました。
何でしょう? (?_?)
そうです、衣食住の「食」がすっぽり抜けていましたね。(*^_^*)
人間にかぎらず、生き物は食べなければ生きてはいけません。
言うまでもなく、食べ物は重要です。(^_-)
食べ物が関係する主たる感覚は「味覚」や「嗅覚」でしょうが、やっぱり「視覚」的印象もそこでおこる心理現象だって、食事のとても重要な部分ですよね。
それどころか、食べ物の色は、そこで提供される“エネルギー”そのものの質と、とても密接に関係しているようです。
考えてみたら、なるほどそれはそうだろうという気もしてきます。
食べ物の材料は、その色そのものによってすでに提供するエネルギーを宣言しているのかもしれませんね。
今回ご紹介するのは、「オーラソーマ」と出会って“色のエネルギーをいただく”という独自の観点にたどり着いた、料理研究家の山田三津子さんの文章です。
         ———————————————————— オーラソーマを学ぶきっかけとなったのは、イクイリブリアムボトルの美しい色に魅せられたからです。 出会ったときには、すでに私は料理関係の仕事をしていました
そして、オーラソーマを学び、その智慧を日常に取り入れはじめたころ……日々の中で新しい気づきがあり、それはとても感動的なプロセスとなっていきました。
レシピを作りはじめるとき、まずは旬、食材、素材、風味、作り方から、食卓の雰囲気、器、料理などのイメージを広げていきます。
イメージが決まれば、そのお料理は、ほぼ完成です。
食は、色のエネルギーを体内に取り入れる直接的な方法であり、さらに心にも反映していくものだと感じました。 「色を食べる」ことは、ダイレクトに心と身体に響きます。 西洋では、食生活で「人となり」がわかるとも言うのです。
あらためて、目の前にある食材や素材の一つひとつを見て、ふれて、感じていただき、「今ここ」にある意味を思い、感謝の気持ちを忘れないことです。 そして、目でいただき、鼻でおいしい香りを聞き、口で味わっていきます
深く感じていただくことで、強さ、気づき、生きている喜び、オーラソーマ的には愛を受け取り、与え、可能性という前向きなギフトが与えられるのではないでしょうか。

                 『リビング・エナジー』Vol.6(p68) ————————————————————
なるほど……。
あらゆる生命は、他の生命をいただくことによって生存しているわけですものね。
生ける生命世界、森羅万象とは、生も死もなく、ただ形態が変移していくだけとも言えますね。
pari 記

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