他人を見るためのツールとして

他人を見るためのツールとして
「マンガラのヌメノロジー」より  マンガラ
        例えばの話、もし神様がいて、その神様が人間ドラマを展開してみたいと思ったとしたら、きっと神様のことだから、徹底的・網羅的にやるかもしれませんね。(^_-)
そうしたら、神様だったら、漏れができないように人間ドラマの展開の仕方自体をシステム的にやるのではないでしょうか。
それはきっと、ゼロから無限を生み出すような技でしょう。
その展開の仕方に大きな偏りができないように、全知全能の神様は何をどう考えておけばいいのかを知っているでしょうから、すべてを網羅することを保証する方式と、それをまんべんなく展開する方式自体をシステムにしてしまうことでしょう。
あらゆるものを網羅できるひとつの考え方として、空間上の全方位というのがあります。
それからすべてであることを保証するもう一つの考え方として、数というものがあります。
そんな発想の延長上に空間や時間の誕生もあるのかもしれませんね。
まあ、それはともかく、人間ドラマを展開するための個々の人格の性格特徴が網羅的かつシステム的に展開されていることは充分に想像できることです。
またそうだとすれば、そこに働く一種の力学のようなものを研究するヌメロロジー(数秘学)のような研究分野が発達したとしても不思議はないでしょうね。
そして研究すればするほど、そこには一定の規則性とか傾向が発見されるだろうことも、いかにもありそうなことに思えます。
その研究成果は自分の性格特徴を知るためにも、また他の人のそれを知るためにも使えるのではないでしょうか。
では「マンガラのヌメノロジー」から他人を見るためのツールとしての「ヌメロロジー」に触れた部分をご紹介しましょう。
       —————————————————————— 編:ヌメロロジーは自分を理解するためのすばらしいツールだということですが、他の人を見るためのツールとしてはどうなのでしょうか。
それは、コースを学ぶ人にとって、必然の成り行きだと言えるでしょう。 チャートを通して人を見るというのは非常に興味深いことなので、コースがまだ終わらないうちから、参加者の人たちは自分の家族や恋人の持っている数を計算しはじめます。 そして、個々の部分をつなぎ合わせていくにつれて、どうしてこの人はこういう反応をするのか、どうして人間関係にこういう傾向があるのかということを、ひらめきとともに理解することになるのです。
チャートを見ることで、パートナーや子供や両親や友人がどうしてそんなふるまいをするのか、理解することができる。 それによって、判断を手放すことが可能になります。 というのも、判断というのは結局、あるがままのその人であるべきではないという考えなわけですから
人のチャートを読むことは、実際に学んでいくための方法でもあります。 私たちはみんな、すべての数から影響を受けているとはいっても、個々の人において、影響される部分や、影響のされ方はさまざまです。 人を巨大なパッチワークの布になぞらえれば、パッチワークを織り成している布は9種類しかなくても、その組み合わせはほとんど無限です。 私は実際に、何年もの歳月にわたって、身近にいる人のチャートを作って、その人の行動を密接に観察し、特定の数が特定の分野でどう機能するのか観察したものです!  それによって、自分にはないけれども他人が持っている傾向を、実によく理解できるようになりましたね。
        『リビング・エナジー』Vol.5(p87-88)
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【チャートを見ることで、パートナーや子供や両親や友人がどうしてそんなふるまいをするのか、理解することができる。それによって、判断を手放すことが可能になります】……。
つまり、理解と判断は違う、と。
【判断というのは結局、あるがままのその人であるべきではないという考え】かぁ。
なるほどなぁ。
まあ、日本語の「判断」という言葉は、英語の「ジャッジ」よりもう少し客観的な理解を含めた意味でも使いますけどね。
われわれが自分の直感に気づかないのは、【正座をしている時、血液が足まで流れなくなっていることに立ち上がるまで気づかないようなもの】という表現はじつに面白いですね。
マインドはそれほど騒々しいから、ついつい注意はその騒々しい方に引っ張られてしまうんですね。
気づいていようといまいと、誰もがサイキックな感受性をもっているんですね。
pari 記
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