ガブリエル 統治する者―愛の使者―

ガブリエル 統治する者―愛の使者― 「大天使」から
        前回は、大天使の筆頭、第一の門に立つ意気揚々たる大天使、ミカエルについてご紹介しました。
大天使ミカエルというのは“純化の天使”だったんですね。
二回目の今回は、当然ですが、第二の門に立つ天使です。
前回の最初の部分では、
「第二の門に光輝く大天使が現れる。その唇には優しい笑みが浮かび7つの  大輪をつけた百合を手にしている。  彼女は天上の草地に輝く星に囲まれて立つ。  彼女の名はガブリエル、愛の天使である。」
と語られていました。
この説明で「彼女」と呼ばれているところを見ると、「ガブリエル」という名前は女性の名前なんですね。(@_@)
ちょっと文化伝統の違うわれわれ日本人にはわかりませんね。
「ガブリエル」って、ちょっと“イカツイ”感じなのかと思っていました。
“ガブッ”と、噛みつかれるんじゃないかなんて。(^_-)
今思い出したんですが、トールキンの『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』に“ガラドリエル”という名前の美しい女性のエルフが登場していました。
日本の歴史では細川忠興の奥様が細川ガラシャという美しいキリシタンとして有名です。
もしかしたら、「ガ……」という音は、ウェスタンの世界では美しい女性を連想させるのかもしれませんね。(^_-)
脱線しました。(*^_^*)
でも、何となく「大天使ガブリエル」が、女性の“愛の天使”というイメージが定着したかもしれません。
では、「ガブリエル」とはどのような大天使なのか見てみましょう。
$オーラソーマ 総合情報サイト ブログ-大天使ガブリエル
         ——————————————————————– ガブリエル 統治する者―愛の使者―
ガブリエルの象徴は処女懐胎の徴でもある百合とされる。 人類にこの深遠なる神秘をもたらしたことがガブリエルの宣教の最高の使命である。 百合(リリー)は純粋さの象徴とされる。 リリー・ボディーとは高次の伝授を受けた存在が処女懐胎で宿った肉体を指す。 ガブリエルは優しさ、幸運、慈悲、愛の天使であり、冬至の祭の守護神でもある。   彼女は友人、家族、恩人の枠をこえて、敵さえも受け入れる愛の意識の拡張の教えをもたらす。 全ての人種、信条、宗派を受け入れる大きな愛。 全ての人間の人格の中に宿る神聖なる本質に対する真正な認識に基づいた、媚ることの無い愛。 地上の全ての人間が兄弟姉妹であり世界中が我が家であると心からいうことの出来る人。 聖パウロは宣言している、「最後に残るのは信仰と希望と愛である。だがその中で最も偉大なるものは愛である」
ガブリエルは神の左手に座す。 彼女はコーランの全てをモハメッドに口述筆記させたことから真実の天使ともされている。 ジャンヌ・ダルクによれば皇太子を助けるようにオルレアンの乙女を説得したのはガブリエルだった。 ガブリエルはダニエルのところに現れて救世主がやって来ることを告げた。 彼女はザカリアスに洗礼者ヨハネの到来を知らせ、そしてマリアの前に受胎告知のために現れた。
第一天国の統治者である故にガブリエルは人間に一番近い。

                 『リビング・エナジー』Vol.2(p65) ——————————————————————–
なるほど。
キリスト教の世界では、ユリの花は“処女懐胎”のシンボルだったんですねぇ。
「地上の全ての人間が兄弟姉妹であり世界中が我が家であると心からいうことの出来る人」というイメージは、仏教伝統の日本にすれば「観音様」みたいな感じでしょうか。
pari 記
     
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