クリアーとはなんでしょうか?
「ティーチャー・アップデート」から マイク・ブース
オーラソーマのボトルで「クリアー」という色は、文字どおり、なんの色合いも持たない無色透明のことですよね。
ボトルの背景に白い布を置けば「クリアー」の部分は白い色になるので、「ホワイト」にも類比されます。
ボトルの色に「クリアー」が加わって色味が薄くなること、つまりペールカラーになることを、オーラソーマでは「光が入る」という言い方をします。
つまり、オーラソーマでは「クリアー」とは「光」を意味しているということです。
暗闇のなかでは何ひとつ見えなかったのに、そこに「光」が当てられてはじめて森羅万象が現れるわけですから、この「光」は現象世界を成立させる「意識」とか「気づきの光」を意味してもいるようです。
つまり、オーラソーマでは、「光」を当てるとか「光」を加えるとは、「気づきの光」を当てて意識作用を増幅する意味合いを持っているということです。
ところが、たぶんご存じの方もいらっしゃると思いますが、不思議なことにオーラソーマでは、「クリアー」には“流されなかった涙”とか“強烈な苦しみ”の意味合いもあるのです。
これはどういうことなんでしょうね?
意識するということ自体が、苦しみだということなのでしょうか?
それとも、これまで現象世界を自分の個性というか、なんらか色合いに偏って意識し理解してきた事柄は、曇りのない明晰で「クリアー」な観点から見直すとすべて苦しみになる、というような意味合いなのでしょうか?
マイク・ブースの説明は、あなたにはどんなふうに聞こえますか?
——————————————————————
クリアーとはなんでしょうか?
クリアーは、光を、そしてその結果として意識そのものを増幅させる作用を意味しています。
と同時に強烈な苦しみも意味します。
苦しみを通して、私たちは、内なる意識へ進む道へ向かうことができます。
なぜ私たちは苦しむのでしょう。
仏陀は苦しみの三つの原因を述べています。
手に入れられないものを欲しがること、欲しくないものを手にしていること、どうしていいかわからないこと。
これら三つの原因がすべての病気のパターンを作りだしています。
病気から、あらゆる緊張やストレスから逃れるたったひとつの方法は、もっとくつろぎの状態に入っていくことです。
クリアーによって、私たちは苦しみの理解を探ることが可能になるでしょう。
本当は苦しんでいないということに気づけば気づくほど、私たちはもっと光に近づけます。
人格のすべての型や条件づけされたパターン、こういった幽霊たちを肥料の状態にするほど、私たちの種はより健やかに成長できるでしょう。
クリアーが意味しているのは、私たちがより意識的になり、条件づけされたパターンという幽霊たちに自己同一化しなくなるということです。
『リビング・エナジー』vol.5 (p69)
——————————————————————
なるほど。(-_-)
【人格のすべての型や条件づけされたパターン】は、マイク・ブースの観点からすると【幽霊たち】に当たるようですね。
「クリアー」とはそういう【幽霊たち】に自己同化しなくなることに関係があるのでしょうね。
pari 記