興味を持っている人々がほんとうに聞きたいのは

興味を持っている人々がほんとうに聞きたいのは

   「パーソナルプレゼンテーションコース」  廣田雅美

       
あなたは物事を人に伝えるのが自分は得意なほうだと思いますか?

人に伝えるって、とても難しいことですね。

というのも、往々にして自分は伝えたつもりでも、じつは相手の方には伝わっていなかった、というようなことはよくあることだからです。

それには相手の方の記憶にとどまらなかった場合だけでなく、自分が伝えたい意味合いでは伝わっていなかったという場合も含まれていることでしょう。

たとえば、自分がある意図をもって相手にあることを伝えたとします。

たしかに、その事に関するある種の情報は伝わったかもしれません。

でも、結果的に、そのことに関する相手の方の観点は、あなたが望んだ観点とはまったく逆になっているかもしれないのです。(>_<)

それじゃ、伝えたとは言えませんよね。

世の中には伝えることを仕事の本質としているような職業がたくさんあります。

販売者や教師はもちろんですが、それ以外にも人と接する仕事ではコミュニケーションスキルが決定的に重要だろうと思います。

要するに、“伝えたい内容”を相手に伝える技術ですよね。

もちろん、天性そういうことが上手な方はいらっしゃいます。

でも多くの場合、それは場数を踏んだ結果、ある程度は自然に身につくものではないでしょうか。

相手の方に伝わるように伝えるには、どんなことが大切なのでしょうか。

それはどうやら、自分が知り得た内容をそのまま説明するということではないようなのです。(^_-)

これはとても普遍的な考え方かもしれませんね。

オーラソーマティーチャー廣田雅美さんの記事「パーソナルプレゼンテーションコース」からそのあたりの機微に触れた部分をご紹介しましょう。

       
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私がオーラソーマを学びはじめた頃、まわりにオーラソーマについて知っている人は、ほとんどいませんでした。

「カラーセラピーって、自分に似合う色を見つける、っていうもの?」

とよく聞かれたものです。

そのとき私は、なんとかオーラソーマのすばらしさを伝えようと、

「そうじゃなくって、オーラソーマというのは、色が上下に分かれているきれいなボトルがあってね、そこから4本のボトルを選ぶと、選んだ人の才能や、向き合う必要があるチャレンジや、これからどうしていきたいのかがわかるの。
そして、そのボトルを身体にぬって使うことができてね・・・」

「ふ~ん、そうなの。それって占いみたいなもの?」

「う~ん、そうじゃなくって・・・」(続く)
 
といったことを何度も説明していたように思います。

たぶん、私も説明された立場なら、同じように反応していたかもしれません。
それでも、その当時はなんとか上手に伝えようと努力していたのです。

でも、
「うまく伝わらない・・・体験してもらえれば、すぐわかるのに。
 オーラソーマをわかりやすく伝えるのは難しい」
と感じていました。

今になってみれば、伝え方のピントがずれているから、肝心なことが伝わらないことがはっきりわかるのですが、このとき、もしPPSコースを受講していたなら、まったく違った説明をしていたでしょう。

「私はプレゼンテーションする機会はないから」と思われている方も、オーラソーマのことを聞かれる機会は、よくあるのではないでしょうか?
それが、たまたま出会って話した人でも、よく知っている友達だとしても、

「オーラソーマってなに?」

と聞かれたとき、それはオーラソーマカラーケアシステムを紹介する貴重なプレゼンテーションの機会なのです。

 



PPSコースを受講された方から、近況のご報告をいただきましたので、ここにご紹介いたします。

「最近、私は“3分間プレゼンテーション”というのを実践しているのです。
 それは、どんなときでも出会った方からオーラソーマってなに? と聞かれたときに、3分間で説明するということです。
 これが、実際にはいちばん活用する機会があって、しかも説明した方が興味を持ってくださって、コンサルテーションにいらしてくださいました!」

すばらしいプレセンテーションの成功例ですよね!

時間が短いプレゼンテーションというのは、実はいちばん難しいものです。

短い間に、相手の心に響くよう伝えるのですから。
オーラソーマのすばらしさはもちろんですが、きっと彼女の熱意が伝わり、彼女自身が持っているギフトが輝き、それが相手に響いたのだと思います。
このようにたった3分なら、立ち話でも、エレベーターの中でも、ちょっとしたおしゃべりの間でも、相手に負担をかけることなく、プレゼンテーションをすることができます。

オーラソーマに興味を持っている人々が本当に聞きたいのは、システムの説明ではなく、オーラソーマが自分にとってどのように役立つのか、コンサルテーションでなにが得られるのかということなのです。
人それぞれ、価値を見いだす部分は異なるので、ニーズにあわせたメリットを話す必要がありますが、それには、自分自身がオーラソーマから受け取ったメリットをもう一度、思い出してみることが助けになります。


      『リビング・エナジー』Vol.6(p26)
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【オーラソーマに興味を持っている人々が本当に聞きたいのは、システムの説明ではなく、オーラソーマが自分にとってどのように役立つのか、コンサルテーションでなにが得られるのかということなのです】

これは目からウロコのお話ですが、いちど伺ってみると納得です。

しかもよくよく考えてみれば、自分が聞く立場でもまさにそうですよね。(*^_^*)

pari 記
 

 





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