ヌメロロジーとタロット
話を聞くと、ヌメロロジーってとても強力なもののようですね。
ただ誕生数を計算するだけで、短時間でそれだけの人生の概要が把握できるのだとしたら、個人セッションを提供する方にとっては一度使ったら手放せないツールになりそうですね。
情報には、知っているということだけで、知らない人との相対関係のなかでは一種のパワーになってしまうような側面があります。
なぜなら、人は知らないもの(「未知」)は恐れますが、すでに知っているもの(「既知」)は恐れないからです。
同一の事象に関して、一方が“恐れ”をもち、もう一方が“恐れ”をもたない場合、その両者の間ではどうしても力関係における優位と劣位の差が生じてしまうでしょう。
人生が、新しい体験(=「未知」)を求めながら、同時につねにそれを「既知」の列に加えようとするのは、そのためだと思います。
そのようにして「個別」という“夢”は、現象宇宙のなかで“自分”を拡大する旅をつづけるのでしょうね。
ところで、どこまでその旅がつづくのでしょう? (?_?)
もしかしたら、その「未知」を「既知」の列に加える旅には、絶対に終わりがありえないことを理解するまでかもしれませんね。
そして、それにしては「未知」を恐れる旅の負担が、あまりにも大きすぎることが自明になるまでかもしれません。(-_-)
あ、ちょっと脱線しました。(*^_^*)
ところで、宇宙を構成する元型には、「数」のようなとても大きな(=根源的な)エネルギー・パターンもあるでしょうが、もう少し細部の状況に対応したパターンもありそうです。
「タロット」はそういった元型のひとつだと思います。
マンガラは、「タロット」と「ヌメロロジー」の両方のツールをともに自家薬籠中のものとしたヒーラーです。
そのマンガラが「ヌメロロジー」と「タロット」を、どのように使い分けているのか聞いてみましょうか。
——————————————————————– 編:あなたはタロットをヌメロロジーとともに使っていますね。そのことについて、お話しいただけますか。
私にとっては、この2つのツールは非常にうまく、価値ある形で組み合わさっているのです。 ヌメロロジーは、その人がどんな人であるかという枠組みと、その人が自分の旅のどんな地点にいるかということを教えてくれる。
そしてタロットは、それをふまえた後での詳細を教えてくれるのです。 例えて言えば、ヌメロロジーは家そのもの、それに対しタロットは、家具などのインテリアといったところ。 ヌメロロジーによって明らかになった細かい骨組みが、タロットによって、色づけされるのです。 ヌメロロジーは可能性について語りますが、その人がその可能性をどう使っているのかについては語ってくれません。
そこでタロットの出番となるわけです。 それは無意識の鏡であり、まだ意識化されていない、マインドの隠れた深い層で実際に起こっている物事を映し出してくれます。
例をあげてみましょう。 ヌメロロジーによれば、ある人にとって今年は責任がテーマになってくる年だとします。 つまり、それによって、その人は責任を取るということを何らかの意味でさせられていくだろうということが予測できるわけです。
そしてタロットは、その課題が実際の場面でどんな形で現れてきているか、そのことにどう対処しているかということを教えてくれるのです。 無意識にある幼少期のパターン深くへと入り込んでいき、どのように、そのパターンによって支配されているかということを見せてくれる。 そして何をする必要があるのかということも、ね。
つまりタロットは、プロセスを見るのです。 それによって、無意識に沈んでいることを意識化できるようになる。 いったんそこで起きているプロセスに気づくことができればもちろん、それはもはや無意識ではなくなりますから、あなたを支配することはなくなります。 それは、自己認識と意識化のプロセスなのです。
『リビング・エナジー』Vol.5(p88) ——————————————————————–
なるほど。
「誕生日を計算するだけで、ほんの数分間のうちに」……そんなことがわかってしまうんですか……。
これは、そういう道のプロなら使わない手はないでしょうね。
セッションが早い段階で、本筋に入れるわけですものね。
pari 記
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