タロットとオーラソーマ その8

前回は、オーラソーマ・システムでのタロットの位置付けを知るために、タロットの歴史と、その諸説の考え方と根拠を見てきました。
「占いタロット」の流れを見て、そしてタロットをカバラの生命の木との位置づけて見ていく「オカルトタロット」の流れを見ました。
オカルティズムのタロットの源泉となったのがエリファス・レヴィ(アルフォンス=ルイコンスタン)による「高等魔術の教理と祭儀」であり、そこでタロットがカバラの教義と生命の木とが結びつけて考えられるようになりました。
高等魔術の教理と祭儀 (教理篇)/エリファス・レヴィ ¥4,200 Amazon.co.jp
そしてその流れが、現在も有名で人気のあるタロットとして流布しているウエイト版とクローリー版のタロットとなって、引き継がれているというところまでを書きましたので、今回は、それが具体的にどのように引き継がれたのかという根拠を書いてみたいと思います。
では、それはどのように引き継がれたのでしょうか?
それはタロットについてある程度勉強した人は聞いたことがあるかと思いますが、「黄金の夜明け団」という19世紀末のイギリスの秘密結社がその源となっています。
The Golden Dawn: A Complete Course in Practical…/Israel Regardie ¥3,321 Amazon.co.jp
クローリー版のタロットの製作者のアレイスター・クローリーも、ウエイト版のタロットの製作者アーサー・ウエイトもこの一員だったのです。
「黄金の夜明け団」は1888年、ウィリアム・ウィン・ウェストコット、サミュエル・リデル・メイザーズ、そしてイギリスの薔薇十字協会会長のウィリアム・ロバート・ウッドマンのメンバーによって創立され、メンバーにはノーベル文学賞を受賞した詩人W・B・ウエイツなどの有名人も多く所属していました。
この「黄金の夜明け団」は、とても奥深いオカルト的知識を保有している団体として名高く、当時はこの「黄金の夜明け団」が保有しているタロットの知識を得るためには、まず入団して秘儀伝授の儀式を受け、その位階を上がっていかなければならなりませんでした。
そのタロットの知識は、ある段階に達したときにはじめて守秘義務の誓いとともに明かされた門外不出の知識だったのです。
そして、その「黄金の夜明け団」のタロットの知識の中心にあったのは、タロットカードと正確に対応させられた、ヘブライ語、占星術のシンボル、金属、宝石、色などのお互いの対応関係についての知識の体系だったのです。
この理論の中心が、タロットとカバラの対応関係なのです。
ここではじめて、大アルカナはカバラの生命の木の各セフィラをつないでいる22本のパス(径)に対応させられたのです。 対応させられた大アルカナには、従来どおりヘブライ語の22文字のアルファベットも対応させられています。
これらの対応は「愚者」のカードの位置や「正義」と「力」などのカードの順番などに若干の違いはあるにせよ、エリファス・レヴィのカバラに関連する文献を引き継いでいるわけです。
この「黄金の夜明け団」のタロットの理論で、大アルカナがカバラの生命の木の各セフィラをつないでいる22本のパス(径)に対応させられたことにより、カバリストないし魔術師たちは、生命の木の下位のセフィラーから上位のセフィラーに上昇して「神」へと回帰する際に、自らの意識を変容させていくために大アルカナのイメージを利用し、高次の存在の次元にいくことが可能になったのです。
このように「黄金の夜明け団」がタロットの知識を引き継ぎ完成させるまでには多くの紆余曲折があるのですが、それはややこしい経緯がいろいろとあるのでここでは省きます。
つづく・・・。
以下のリンクより、今日のメッセージをもらってみましょう。 $オーラソーマ 総合情報サイト ブログ-今日のタロット
尚 記
     
Twitterボタン Twitterブログパーツ