B56 セイントジャーメイン
色は上下ともペールヴァイオレットなので、ヴァイオレットのテーマにさらに光が入って、その意味が強められています。
ヴァイオレットはレッドとブルーが合わさった色で、大地の色のレッドと天(汝の意思)のブルーとをつなぐ色でもあります。
女性性と男性性、陰と陽などの二元性を超える色ともいわれています。
ヴァイオレットは繊細な波長で、力強いパワフルな大波がレッドだとすると、さざ波のように静かに打ち寄せる波がヴァイオレットといえます。
ヒーリングの色として、レイキや瞑想などのときに使われたりします。
ヴァイオレットは変容の色として考えられ、ペールヴァイオレットはさらなる強烈な変容として、「変成の炎」というふうにもいわれています。
レッドが第1チャクラで、バイオレットは第7チャクラ。
第1チャクラは、肉体やセックスエネルギーを表しますが、第7チャクラはヨーガではサハスラーラチャクラと呼ばれ、頭頂に位置し、霊的、スピリチュアルなエネルギーで、大いなる存在とひとつになっていく接点になります。
それでは、このボトルに対応するタロットを見ていきましょう。
http://artbeing.com/aura-soma/reading/tarot-B056.html
紫の服を着た男性が、右手に指揮棒のようなものを持ち、左手には鍵を持ち、第三の目のところにダイヤが輝き、手のひらには白っぽい紫がかった炎があり、頭頂にも炎が燃えています。
その背後には扉があり、遥かに伸びる道には天使が歩いているようです。
剣がカードの下に描かれていて、9の数字が描かれています。
スウォードの9が、このボトルに対応するタロットです。
スウォードは風の元素のシンボルで、さまざまな思考の状態と、その使い方を表します。
ウエイト版やクロウリーのタロットでは、悪夢から目覚めて顔を覆う女性が描かれていたり、剣の先から血が滴り、たくさんの涙が流れているような悲惨な様子が描かれていますが、このタロットでは貴族のようなおじさんの絵が描かれています。
これがサンジェルマンさんです。
サンジェルマンという名前は、日本ではパン屋さんの名前として有名ですが、サンジェルマンさんはフランスに住んでいたり、イギリスに住んでいたりと、調べても定説のない不思議な謎の人物です。
スピリチュアルな方面では秘教的、霊的な知識と力を持った大師、第7光線の大師と呼ばれていたりします。
オーラソーマでは、フランス革命時代に転生して自由、平等、博愛の考えを持って革命に影響を及ぼし、シェイクスピアとして転生したと学びます。
これらのヴァイオレットの意味、ないしボトルの名前が、このタロットの図像のなかに、どのように象徴されているのかを見ていくと、サンジェルマンの左掌の炎と頭頂の炎は「変成の炎」を表し、細胞レベルでの変容を表します。
変容するのはマインドのネガティブな側面、心配や苦悩、罪悪感、自己不信、自己批判、不安感。
どのようにして変容(変成)するかというと、ペールヴァイオレットの炎、観照することによってです。
二元性を超越し、瞑想のなかで観照することによってです。
それが第三の目の位置で輝いているダイヤの輝きで象徴されています。
背後の扉は天使の歩む、あの世の世界への入り口。
サンジェルマンの手にする鍵は、その天の世界に通じる、あの世への扉の鍵のようです。
扉の取っ手のところには仮面が2つ描かれています。
劇作家シェークスピアの、ひとつの側面を象徴しているようです。
この世の人間世界の出来事を冷徹に観察し、人間の心理を演劇として描きだした人物。
右手の指揮棒は、なにを表しているのでしょうか?
ヴァイオレットの観照者の目、この人間世界を観察し、あの世の視点でものごとを見ることができれば、この世で起こることすべてを、オーケストラを指揮するように統べることができるということを表しているのでしょうか。
みなさんは、この図像から、どのような洞察を得られるでしょうか?
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