ニューアース その3
ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる-/エックハルト・トール ¥2,310 Amazon.co.jp
エックハルトの「ニューアース」とオーラソーマ。
「意識の鍵」であるオーラソーマを読み解くヒントとして、シリーズでお送りしています。
前回は、第二章「エゴという間違った自己のメカニズム」について。 つまり、エゴの幻に気づくということでした。
そのエックハルトの「ニューアース」の第二章の最初のタイトルは、「世界をありのままに見る」ということについてです。
あるがままに見る・・・というのは、どういうことなのでしょう?
オーラソーマで言えば、第三の目、サイキック能力や内側を観るロイヤルブルーの領域に属します。 チャクラで言えば第六のチャクラ。 http://aura-soma.co.jp/intro/color_language/royalblue.html
サイキック能力というと、水晶玉などを目の前にして、特別な透視能力、未来を見る占いのように思ってしまいがちですが、実は、このあるがままに観るという能力は、本来は誰もが持っている能力でもあります。
ただ、それらが使われていないか、あるがままに観ることが妨げられているわけです。
ひとつの理由は、学校教育の95%以上が左脳教育、知識偏重で右脳の教育を忘れがちであるということがあります。
左脳は五感で受け取ることができるもの、肉眼で見ることができること、耳で聞くこと、身体で感じることなどに基づいて判断したり、分析したりするもので、それ自身大切な機能を担っていますが、それだけだと本当に深く物事を見抜くことができないですし、表面的なことにとらわれてしまいます。
あるがままに観るとどうなるかが、このニューアースにとてもわかりやすくに書かれています。
「その表面的な見かけの奥では、すべてが全体とつながりあっているだけでなく、すべてが拠ってきた「生命の海」とつながっている。
石ころでさえ、花や小鳥ならなおさらのこと、「神」へ、「生命の源」へ、あなた自身へと戻る道を示すことができる。相手に言葉を付与しあい、頭の中でラベルを貼ったりせず、ただ手に取って、ありのままを見つめれば、驚異と畏敬の念がわき起こるだろう。 対象の本質が無言のうちにあなたに語りかけ、あなたの本質を照らしだす」
それはハートのシンクロニシティの中で、ものごとや人とつながり、感じ取る世界でもあります。
あるいは人間には第六感というものがあり、目に見えない世界を感じ取ることができ、虫の知らせ、というように、論理的にはわかるはずのないことを知ることができる・・・ということもあります。
これはある意味、みんなが持ち合わせているもので、ふだんも使っているのですが、ただあまり意識的ではないということです。
あるがままに見ることができないのは、どうしてでしょうか?
それはある意味、エゴや個人的な見方や、欲望などのイエローの意識が邪魔をしてしまうのです。
その場合には、自分の視野でしかものごとを見れなくなってしまいます。
ですから、ロイヤルブルーには、イエローの要素が入っていないのは興味深いですね。
言葉や名前をつけないで見る、というのは面白いです。
言葉や名前をつけてしまうと、それは左脳からの見方になってしまうからです。
「言葉やラベルを貼付けないで世界をありのままに見れば、はるか昔に人類が思考を使うのではなく、思考に縛られないときに失った奇跡のような畏敬の念が甦る。 人生に深さが戻ってくる。 ものごとは再び初々しさ、新鮮さを取り戻す。 最大の奇跡は自己の本質を経験できることだ」
オーラソーマは、学ぶべき情報が多いこともあって、コースを受けても、どうしてもボトルについての知識や情報に依存しがちですが、この「直感的知性を開く」というコースでは、まさにそのボトルそのものから「直感的知性」を使って情報を受け取っていくということが体験できます。 http://unityinstitute.jp/intuitiveintelligence/
そうすることで、ボトルに関する情報が、より豊富に、かつ深いものになっていきます。
今までコンサルテーションができないと思っていた人も、そのボトルとクライアントを前にすることで、直接ボトルとその人からのエネルギーを直接感じ、言葉が自然と出てきたり、あるいは、ボトルについての知識や情報は、直感で得た情報をサポートするものとして、その人にあったやり方でボトルの知識を生かせるということに気づいたり、ということがあります。
「直感的知性を開く」ことによって、ものごとをあるがままに見ていくことができるとともに、右脳と左脳、直感と知識を鳥の翼の両翼のように使うことによって、より豊かで深いコンサルテーションが可能になっていきます。
オーラソーマを、そのような物事をあるがままに気づいていくための意識の鍵として使っていくことができるといいですね。
尚 記
Twitterブログパーツ