ニューアース その4

ニューアースとオーラソーマ その4
ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる-/エックハルト・トール ¥2,310 Amazon.co.jp
エックハルトの「ニューアース」とオーラソーマ。
「意識の鍵」であるオーラソーマを読み解くヒントとして、シリーズでお送りしています。
オーラソーマ・システムは、本来のあなた自身の「意識」に至る鍵であり、この「ニューアース」の本の目的も、「意識を変化させること、つまり目覚めさせることだ」ということなので、オーラソーマ・システムの観点から、この本を読み解いていこうと思います。
そうすることで、「意識の鍵」としてのオーラソーマ・システムをより深く理解していただけるのではないかと思います。
この「意識の鍵」の理解は、オーラソーマ・システムを理解するための基礎の基礎だと、私は考えています。
さて、前回は「ニューアース」の第二章は、「エゴという間違った自己のメカニズム」についてでした。
真の自己に目覚めるには、あるがままに見ることによって、真の自己を幻の自己であるというエゴの間違ったメカニズムに同一化していることに気づくことが大切だ、ということでした。
つまり、エックハルトによると、まずは幻を幻として認識することによって幻は消え、真の自己である「大いなる存在」の感覚「私は在る」という意識が自覚されるようになるというのです。
エゴのメカニズムというのは形と同一化する、ということ。 自分自身の拠りどころをなんらかの形に求めることによって、本来の「大いなる存在」としての自分自身を見失ってしまう・・・。
形というのは外部の形あるもの、物質としてのモノや肉体だけではなく、より微妙なエネルギーの形である思考、頭の中の声、さらに感情といったものも含まれます。
しかし、自分がそれらの形と同一化していることに気づいた瞬間、自分はその同一化から抜け出すことになります。 つまり「自分が考えていることに気づいたとき、気づいている意識はその思考の一部ではない。別の次元の意識だ」ということになります。
自分が夢を見ているということに気づけば、その夢から目覚めることができるのです。
また、身体に同一化しているときには、「内なる身体」に気づくことによってその同一化から自由になることができるようです。
なぜなら内側から感じられる生命感というのは、形を超えた生き生きとしてエネルギー場だからです。 それはしばらく目をつむって、自分の両手の中に生命エネルギー、ないし生命感を感じられるかどうかを試してみるとよいとのことです。
オーラソーマでは、そのコンサルテーションでは、自分でボトルを4本選ぶことによって、それらのボトルを自分の魂の鏡、として見ていきます。 自分の選んだボトルは、自分の身体の状況、思考や感情を色のエネルギーとして、それらを映し出すのです。 つまり、それらについての気づきをもたらすシステムともいえそうです。
イクイリブリアム、ポマンダー、クイントエッセンスの繊細なエネルギーを感じることは、また同時にそれは「内なる身体」に気づくことにもなり、自分をエゴのシステムとしてではなく、生命エネルギーとして認識していくことの助けにもなっていきます。
このように見ていくと、オーラソーマはまさに意識の鍵として、意識の変化、目覚めのシステムだということがよくわかりますね。
尚 記
     
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