アークエンジェロイとサムシンググレート その2
シンクロナイズドスイミングや、ペアのフィギアスケート、数匹のイルカのジャンプなどは目に見える形でシンクロ(同調)している状態を見せてくれるわけですが、人とのシンクロニシティや、存在とのシンクロニシティというものもあります。
ある人のことを考えていたら、同じ時にその人から電話があったり、ある問題について悩んでいたら、ちょうどその解決のヒントを思いもかけないようなところで得られたり・・・。
とても印象的なお話があります。
村上和雄さんという方が、ネズミのレニン遺伝子の暗号解読に取り組んでいましたが、パリのパスツール研究所に先を越されます。 そこで、ネズミで負けても人で・・・と、ヒト・レニン遺伝子の暗号解読に取り組むわけですが、そこでもすでにバイオ研究の横綱格のパスツール研究所では、人の遺伝子も解読だけという情報を得てしまいます。 そのうえアメリカのハーバード大学でもヒトの遺伝子が釣れたという情報まで耳にします。 そうして挽回することが絶望視されてしまいました。
がっかりして立ち寄ったハイデルベルクの居酒屋でビールを飲んでいると、そこに遺伝子工学で世界のトップランナーである京都大学の中西重忠教授が入ってくるわけです。 そこでビールを飲みながらその悩みを打ち明けたところ、では協力をしましょうという話になり、その直後に、大学病院からの連絡で、年に一度か二度しか手に入らないような研究材料となるヒト・レニンのできたガン細胞が手に入ることになった。
そうして、その3ヶ月後にヒト・レニンの全遺伝子の暗号解読に成功し、さよなら逆転満塁ホームランのような奇跡が実現したそうです。
これをどう説明しましょう?
村上和雄筑波大学名誉教授は、論理の世界であるデイ・サイエンス(昼の科学)に対するナイト・サイエンス、直感とか霊感の世界だと言っています。
自分の中の思いを何度も念ずることで、それがその人の潜在意識となり、さらにそれが他の人の潜在意識とも通じていく。 それをユングは集合無意識と言ったのですが、そのような無意識の世界では、人間同士、あるいは人と自然、人間と宇宙は繋がっているわけです。
なぜ? なぜ、無意識の深いところではそのように繋がったり、シンクロが起こるのでしょう?
村上和雄氏は、それを「サムシンググレート」と言います。 今の科学ではわからない何か。 でも、それは何かグレートな「存在」と「働き」がある、と言うのです。
こういう現象は存在する。 しかし、それは今の科学ではわからない、と、ノーベル賞にも値する研究をしている世界のトップ科学者が言います。 彼に限らず、多くの世界のトップ科学者、心理学者もそのようなことを言っています。
なぜ? と突き詰めた先が、「サムシンググレート」であったり、「集合無意識」という考えであったり、あるいはその「グレート」な「存在」を「神」と言ったり、大天使と言ったり、大天使の領域だと言ったり・・・。
要するに、アークエンジェロイで言っていることは、より精妙なヴァイブレーション、ないし意識と繋がるということ、それは集合無意識のように、個人の意識を超えた集合意識と繋がる領域であることなのです。
そのためにはどうすればいいのか・・・それは、自分の内側に入る、ということです。
それは瞑想ということです。
あるいはハートの内側に入る、ということでも同じです。
アークエンジェロイはそうすることを助けるツールであり、別にそういうものを使わなくても瞑想できる人は、必要ないわけですね。
(なんて言っちゃっていいのかなー? オーラソーマのブログなのに・・・)
尚 記