シグニチャー(署名・記号)の科学
「オーラソーマ 光と身体」から ドミニク・ヨーマン
“21世紀は「見た目」が100%”なんて言葉を聞いたことがありますか?
なんか思いっきりアケスケですが、そんな感じがしないでもありません。(^^;)
時代は、とても外見を気にする方向に向かっているような感じもありますね。
スタニスラフ・レムというポーランドのSF作家に『星からの帰還』という作品があります。
星からの帰還 (1977年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon |
外宇宙への探査旅行が一般的になっていた時代に生まれた主人公が、若い頃に志願した百年を超える探査旅行の末に地球と思われる星に帰ってくる話です。
ところが帰ってきた地球では、もう外宇宙への探査旅行などは行われていないのです。
こんな小説を思いだしたのは、この世界にはあまり老人がいなかったからです。
まったくいないわけではないのですが、少なくとも白髪などを見かけることはありません。
みんな若々しく、華奢で美しい人たちばかりです。
想像するに、とおの昔にアンチエイジング技術も開発されているのでしょう。
小説に寄りかかって推論するつもりはありませんが、外見を気にするような余裕ができると、人間の関心はそちらの方向に向かう可能性もあるということでしょう。
「オーラソーマ 光と身体」のなかで、ドミニク・ヨーマン氏は「技術の魔法によって、色は主として表面的になっている」とおっしゃっています。
そう言えば、美しい包装紙は、紙っぺら一枚ですよね。
それはまったく中身を表現してはいないわけですが、でもある意味で中身を表現しているとも言える。
それは植物などの色とは根本的に違うものとはいえそうです。
ではドミニク・ヨーマンの「オーラソーマ 光と身体」の記事からご紹介しましょう。
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私たちが生きる物質世界において、光と色がどのように相互に関連しているかをさらに調べてみましょう。
世界は色のついた物体で満ちています。
今日、私たちが利用する技術の魔法によって、色は主として表面的になっていて、消費者が選択する物の実体と構造に付随するものになっています。
しかし自然界、つまり私たちがその一部としてとどまる現実の世界において、色は個々の物の本質への基本的な手がかりを与えるものとして見ることができます。
色は物体の持つギフトや質を知らせる暗号(記号)として機能するのです。
たとえばラベンダーとアメジストのバイオレットはどちらも鎮める質を示しています。
これはシグニチャー(署名、記号)の科学と呼ばれます。
その秘密と知識は静かに時代を通じて受け継がれています。
オーラソーマの色は表面的なものではなく、全体のシステムへの鍵となるものです。
その空のボトルがオイルと水の層を受け取るまでは、他のどの空のボトルとも区別はできません。
イクイリブリアムにおいては、色がその違いを作ります。
(時には明るく、時には微妙に、いつも美しく)
しかし、イクイリブリアムの色について特に印象を与えるのは、通る光によって、色が輝くということです。
物資界のすべての物に色がついているけれど、それは、たいてい私たちが見る物の外側の表面に、光が反射しているからです。
体は物体であり、光は物体からはね返ります。
光と物体には違いがあり、分離しています。
しかし、イクイリブリアムのように透明なものにおいては、この区別が壊れはじめます。
ここでは光は物体を通して輝くことができます。
色は表面ではなく、光が通過することで輝く内側の表現になります。
私たちは輝く物の内なる色を見ることは少ないのです。
しかし、イクイリブリアムの透明な美しさによって、それぞれのボトルの内なる質が実際に現れます。
l『リビング・エナジー』Vol.4(p78)
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【色は物体の持つギフトや質を知らせる暗号(記号)として機能する】
【これはシグニチャー(署名、記号)の科学と呼ばれます】
たしかに、そういうことはこれまでもあったし、現在もそうなのでしょう。
pari 記