われわれは通常、ストレスとはストレスのある状況のなかに存在するものだと思っています。
それは確かにそのとおりで、誰が考えてもストレスが発生しそうな状況というものはあるものです。
例えば、さまざまの環境のなかで“いじめ”と思われる状況のなかに置かれたら、たいていの人は大なり小なりストレスを受けるでしょうし、突然“癌”を告知されたらストレスに晒されない人はあまりいないでしょう。
でも、考えてみると、誰もが“いじめ”に遭うわけでもなさそうですし、突然“癌”を告知されても、その反応は人によってかなり違うかもしれません。
あるいは、一般的ではないでしょうが、場合によっては、突然の“癌”の告知にことさらストレスを感じないような方もいるかもしれません。
どうやら、ちょっと思いめぐらしてみても、ストレスとは“状況”のなかに客観的に存在するもの・・・ではなさそうです。
とすると、ストレスはどこからくるのでしょうね。
マイク・ブース氏は、ストレスは人の態度に起因するのだと言います。
どういうことなんでしょう?
そしてその“反応のプロセス”に色はとても深い意味を持つのだと。
では、「癒しとは何か」からマイクがそのあたりについて語った部分をご紹介しましょう。
病や病気のもととなるストレスや緊張はどこからやってくるのでしょうか。
それらは私たちの物ごとに対する考え方のパターンの反映であるところの、私たちの態度(在り方)に起因します。
考え方のみならず、感情的反応の仕方も同様です。
それでは一体色はどのようにこのプロセスとかかわっているのでしょうか。
色は心と感情の状態が投影されうる手段なのです。
そして私たちが色を通して見る投影は、私たちが実際体験しているよりもっとリラックスした、くつろいだ状態の明確な投影なのです。
色は私たちの内側のより深いくつろぎへの扉を開く鍵となり得るのです。
なぜなら色は心や感情のパターンよりも深いレベルに触れるからです。
オーラソーマにおいて私たちが信じていることは、色は心と感情のパターンの背後にある意識を映し出すということなのです。
その意識は光と色の波形に映し出されます。
バランスボトルは様々な色の組み合わせをもっていて、ボディ・マインド(心身)のエネルギーの自由な流れを妨げている、心と感情の特定のパターンを開放することのできるものを私たちに提供しているのです。
「癒しとは何か」から
『リビング・エナジー』Vol.2(p67)
色は、思考や感情よりも、さらに微細なレベルの意識を反映しうるのですね。
だから、色による癒しは、当人の顕在意識では気づかないようなレベルの“エネルギーの滞り”をも解放するきっかけになりうるのですね。
pari 記