オーラソーマとは何か? から――意識を作り変える道具

オーラソーマとは何か? から

 意識を作り変える道具         by マイク・ブース

        
「オーラソーマとは何か?」というテーマに関しては、いろいろな表現が可能だろうと思います。

話し手と聴き手の組み合わせによって、いくらでもバリエーションがあるかもしれませんね。

「オーラソーマ」が何かをまったく知らない方に対する説明の言葉……という場合だってあるでしょうし。^^;

オーラソーマよく知っている方に「あなたにとってオーラソーマと何ですか?」と訊いたら……やはりいろいろな表現が出てくるだろうと思います。

また同じ方でも、時に応じて「オーラソーマとは何か?」が変化してくるというのも、ありそうなことです。

今回ご紹介する「オーラソーマとは何か?」は、現在オーラソーマアカデミーを代表するマイク・ブース氏の文章です。

その意味では、その時点のいわば公式見解みたいなものかもしれませんね。

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オーラソーマとは何か? 

理解が深まるにつれ、オーラソーマはヒーリングのシステムというよりは、意識を作り変える道具なのだという思いがますますしてきています。
色や光の波長や波形という形の中に、意識は自分の姿を認めるのです。

こうした見方は、古代の多くの知恵の体系と関係があります。
チベット死者の書やバルド・ソドルは、死後に体験する色と光について述べています。

意識は自分が引かれる色を選ぶことができ、その色は、ある生で行なわれた行動と関係します。
その行動がどうなされたかによって、意識が色と光の中で自分を表現する好みが決まるのです。

この考え方は、チベットだけのものではありません。
それは過去の他の知恵の体系にも共通するものなのです。
十字架の聖ヨハネの魂の暗夜とマヤの写本は、同じ現象を述べた別の例です。
ですからオーラソーマをその延長線上で理解しても、飛躍のしすぎということはないでしょう。

ほとんど100種類近い色の組合せの中から、自分で色を選んでもらいます。
上下とも同じ色のものもあれば、上下の色がコントラストをなすもの、補色のものもあります。
そのときその人の意識は、こうした透明な「色とりどりの宝石」に映る自分の姿と直面するのです。
4本のボトルを選んでもらうのですが、ボトルを選ぶ際は、ボトルの並びの色取りを気にするのではなく、それぞれ好きなボトルを選んでもらいます。

そして、このように選んだ4本のボトルを見た時、そこから、その人がどんな質を過去から持ち運んできたか、どんな困難が目立って見えるか、そしてその人の持っている性癖に、その人自身どう対応しているかということが見て取れるのです。

また、その人の超意識が選んだボトルに関する限りにおいて、未来にどんなことが起きてくるかということさえ見ることができます。

こうしたことから、オーラソーマの創始者であり発明者であるヴィッキー・ウォールは、バランスボトルを魂の鏡と呼んだのです。
彼女は人が自分の真の色を認識し、それとワークしはじめたならば、自分の選んだ色の表している条件付けのパターンという生の素材を使って、魂を形づくることができるということを信じていました。

「オーラソーマとは何か?」という問いにもっと十分に答えるためには、どのようにオーラソーマが生まれたかを知ることが必要です。
というのも、それによって私たちはヴィッキー・ウオールが瞑想と祈りの中で最初のバランスボトルを受け取った時に述べたことがより十分に理解されると思うからです。
それは、あたかも、他の手が彼女の手を動かしたかのような、彼女を通してある知識が自分を表そうとするかのようなプロセスでした

バランス(イクイリブリウム)が生まれる7年前、すでにヴィッキーは盲人登録をしていたというのは、最も驚きに値することでしょう。
彼女の父であるアブラハム・バーンはハシディズム(ユダヤ教の秘教的な教えを説く一派)の信者で、カバラの行者でもありました。
ヴィッキーは、それは深く彼を愛し、双方を等しく尊敬していましたから、実際両者を区別するのは難しかったのです。

継母から執拗ないじめにあい、10代の初めに家を出たヴィッキーは、その後異教徒の一家と暮らし始めるまで、その日の暮しの生活を送りました。
彼女の父は厳格なハシディズムの信者だったため、家を出た彼女は死んだも同然とみなされたのでした。
これは今という時代からすれば信じられないようなことですが、ヴィッキー自ら私に語ったことです。

私の感じでは、この断絶によって彼女は心にひどい傷を負ったようです。家族は父親が亡くなるまで、彼女と口をきこうともしませんでした。
偶然の一致どうか、バランスが生まれたのは、父親が亡くなってからだったのです。

ヴィッキーはそれを父からの贈り物だと言っていました。
私がバランスボトルのシステムとワークすればするほど、カバラとのとてつもない関連が明らかになってくるようです。

……
                『リヴィングエナジー』Vol.1(p27-28)
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なるほど……。(-_-)

魂が肉体を離れると、次に惹かれる色に引き寄せられることで次の生涯の体験の大枠を選択する……。

そういうことも……あるのかもしれませんねぇ。

「その行動がどうなされたかによって、意識が色と光の中で自分を表現する好みが決まる」のだ……と。

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pari 記

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