チャレンジとギフト その2

ボトルを4本選んで、どのボトルを使えばいいかというときに、ガイドラインとして教えられるのは、まずは2番目のボトルを使うということです。

実際に体につけて使っていくという意味で、「セラピウティックボトル」とも呼ばれています。

この2番目のボトルは、「チャレンジとギフト」のボトルと呼ばれています。

何に対するチャレンジなのでしょう?

普通チャレンジというと、いろいろな困難に直面して、それを克服していくという姿を思い浮かべますね。

でも、その困難は、自分で設定した困難なのです。

というと、なにを言っているんだ・・・と言われそうですね。

「自分でそんな困難は設定してない」と思われるかもしれませんが、オーラソーマでは、魂は永遠の命を持って転生してきていて、1番目のボトルが自分の使命と目的を表しているというふうに考えています。

ですから、2番目のボトルは、その魂が生まれてきた人生の目的と使命を果たすために自分で設定したチャレンジとギフトを表すことになります。

生まれて来るのも魂の選択なら、どういうチャレンジをするのかも、魂の選択だとオーラソーマでは考えるのです。
魂はそのことを学ぶまで、何度もチャレンジをするわけです。
存在は、そのためにとても多くの機会を与えてくれています。

例えば、無条件の愛を学ぶということが人生の目的だとしたら、チャレンジとして、両親に愛されなかったり、恋人に振られたり、愛することに苦しんだりする経験が多くなるかもしれません。
でも、愛について苦しむことで、本当に愛するということはどういうことなのだろうと、経験のなかから学ぶかもしれません。

それがギフトです。
そういう悩みがなければ学べなかったことを、学んで成長していくのです。

自分の人生の目的や使命が自分のなかではっきりとわかっていれば、少々の困難があっても、それを乗り越えられます。
ましてやそれが、生まれるときに自分で設定していたとしたら・・・
(どうしてそういうふうな仮説が言えるのか、ということについては、また書くことがあるかもしれません)

神は、あるいは存在は、その人に絶えられない苦難は与えないと言われています。

ですが、これらはあくまで仮説です。

でも、同じ人生なら、なるべく楽に生きたいですよね。

同じ事実でも、考え方によって、苦にも楽にもなります。

同じことをしていても、ものの考え方一つで、それが嫌でつまらなく思えたり、楽しく喜びにあふれたりします。

例えば、ヨットも飛行機も、そして鳥も凧も、風がないと進まないし、飛べません。
風が強ければ、逆風であればあるほど、速く走り、高く飛ぶことも可能です。
それだけの技術と能力があれば。

逆境というものも、たぶんそのようなもので、それがあるから人生も豊かで意味があるものになっていくのかもしれません。
でも、逆境の中では、そうは思えなかったりします。

艱難辛苦は汝を玉にすると言いますが、魂を磨くのも楽ではありません。

チャレンジのボトルを見ていくにあたって考えるべきこととして、もう一つ大切なことがあります。

自分の内面的なチャレンジの側面を見ていくときに、そこに現れてきたものをジャッジしないということがとても大切です。

例えば、怒りや悲しみ、嫉妬、恐怖・・・が、二番目のチャレンジの側面として現れたとしましょう。(2番目はそのボトルの色の陰の側面を表すことがあります)

もし、そういう怒りや嫉妬などの感情に対して、感じるべきでないとジャッジしてしまうと、それらの感情はどうなると思いますか?

無意識の中に抑圧されてしまいます。

そうすると自分には見えなくなってしまいます。
でも、それらの感情はなくなったわけではなく、体のどこかに潜んでしまうことになります。

そして、それらは機会があるときに爆発したり、あるいは他人に投影してしまったり、あるいはそれが身体の症状として現れ、病気になってしまったりします。

例えば、子供が嘘をついたときに、お母さんが、「正直に言いなさい」と叱ることがあります。
そこで、子供は正直に話したとします。
するとよけいに叱られる・・・。

正直に話したら叱られる、と思うと、正直には話したくなくなるでしょう。

感情も一緒です。
そういう感情は悪い、と思われると、隠れてしまいます。
そうすると、そういう感情は観ることができなくなってしまいます。
そこで無意識的なところに作用してしまうのです。

ここでのチャレンジのボトルが、セラピウティックとして働くのは、そのような感情に対しても、ジャッジすることなく、やさしくあるがままの状態に意識の光を当ててくれることなのです。

そうすることによって、さまざまなことが可能になっていきます。

ここは少し理解するのが難しいかもしれません。

このことに関しては、また別の機会に書くことになるでしょう。

尚 記

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