生命の暗号

アークエンジェロイ と サムシンググレート

〔文庫〕生命の暗号 (サンマーク文庫)/村上和雄

¥600
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シンクロニシティという現象をご存じですか。

シンクロナイズスイミングや、ペアのフィギアスケート、数匹のイルカのジャンプなどは目に見える形でシンクロ(同調)している状態を見せてくれるわけですが、人とのシンクロニシティや、存在とのシンクロニシティということもあります。

ある人のことを考えていたら、同じ時にその人から電話があったり、ある問題について悩んでいたら、偶然である人と出会うことで解決のヒントを得られたり・・・

これに関連して、とても印象的な話がこの本に紹介されています。

村上和雄という人が、ネズミのレニン遺伝子の暗号解読に取り組んでいるときに、パリのパスツール研究所に先を越されます。

そこで、ネズミで負けても人があるさと、ヒト・レニン遺伝子の暗号解読に取り組むわけですが、そこでもすでにバイオ研究の横綱格のパスツール研究所では、その人の遺伝子も釣れて、あとは解読だけだという情報を得ます。
そのうえアメリカのハーバード大学でもヒトの遺伝子が釣れたという情報まで耳にします。
その挽回は絶望視されてしまいました。

がっかりして立ち寄ったハイデルベルクの居酒屋でビールを飲んでいると、そこに遺伝子工学で世界のトップランナーである京都大学の中西重忠教授が入ってくるわけです。
そこでビールを飲みながらその悩みを打ち明けたところ、協力をし合いましょう・・・ということになったのです。

その直後、大学病院からの連絡で、年に一度か二度しか手に入らないような研究材料となるヒトレニンのできたガン細胞が手に入ることになり、その3ヶ月後にヒト・レニンの全遺伝子の暗号解読に成功し、さよなら逆転満塁ホームランのような奇跡が実現したのですね。

この出来事を、どう説明したらいいでしょう・・・?

筑波大学名誉教授 村上和雄氏は、論理の世界であるデイ・サイエンス (昼の科学)に対する、ナイト・サイエンス、または直感とか霊感の世界だと言います。

自分の中の思いを何度も念ずることで、それがその人の潜在意識となり、さらにそれが他の人の潜在意識とも通じていく。
それをユングは集合無意識と言ったわけですが、そのような無意識の世界では、人間同士、あるいは人と自然、人間と宇宙は繋がっているわけです。

なぜ? 
なぜ、無意識の深いところでそのようにつながったり、シンクロが起こるのでしょう?

村上和雄氏はそれを「サムシング・グレート」という言い方をしています。
今の科学ではわからない何か。
そこに何かグレートな「存在」と「働き」がある、と言うのです。

こういう現象は存在します。
しかし、それは今の科学ではわからない、と、ノーベル賞にも値する研究をしている世界のトップ科学者が言うわけです。
彼に限らず、多くの世界のトップ科学者や心理学者も、そのようなことを言っています。

なぜ? と突き詰めた先が「サムシング・グレート」であったり、「集合無意識」という考えであったり、あるいはその「グレート」な「存在」を神と言ったり、大天使といったり、大天使の領域だと言ったり・・・

要するに、オーラソーマのアークエンジェロイで言っていることは、より精妙なヴァイブレーション、ないし意識の領域と繋がるということ、それは集合無意識のように、個の意識を超えた集合意識と繋がるということなのです。

その集合意識と繋がるにはどうすればいいかというと、自分の内側に入るということです。

自分の内側に入るということは、瞑想をするということです。
あるいはハートの内側に入るということでも同じです。

アークエンジェロイは、そうすることを助けるツールです。
でも、別にそういうものを使わなくても瞑想できる人には、必要ないものかもしれませんね・・・。

尚 記

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