『免疫革命』

このブログの読書コーナーでは、オーラソーマに関連する話題のなかで本の紹介をしていきます。
オーラソーマの理解を広めたり、深めるのに役立つ本や、オーラソーマを考える上で役に立った本などを紹介します。
興味があれば、みなさんも読んでみてください。

この文章は2005年の正月号のメルマガに掲載したものからの引用です。

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『免疫革命』 安保徹 著 講談社インターナショナル

免疫革命/安保 徹

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今回は免疫についての本を読んで、いろいろ考えさせられたので、免疫とオーラソーマについて書いてみたいと思います。

安保徹、という医学博士の書かれた「免疫革命」という本についてはご存知の方も多いかと思います。

「免疫学問答」という安保徹博士と僧侶の無能唱元という人との対談の本は、免疫について知るにはわかりやい本ですが、オーラソーマの考え方とも共通していることもあるので紹介します。

免疫の原理については、安保博士の本を読まれるといいと思いますが、そこから導き出される結論は、ごく常識的な側面と、え? と思わせる、現代医学の常識を覆すようなことも多く書かれています。これはとても勇気がいることですね。

安保博士によると、病気の治療は自然治癒力の利用が大切であり、自然治癒力の根源である免疫力を高めることが病気を予防し、自然治癒を導くのに大切である、とのことです。

そして免疫力を高めるにあたっては、それらの免疫は自律神経に支配され、自律神経のバランスが崩れることで病気や災難をまねいてしまうことになるので、そのバランスの偏りが是正されることが大切す。そのためには、単なる技術的な治療だけでなく、心の問題、つまり人間的な生き方を模索することが必要とされる、とのことです。

そうすることで単に免疫力だけでなく、総合的な自然治癒が行われ、肉体と魂の回復が同時に起こる。と書かれてあります。

これは人間の心身一如という観点から納得できる考えで、オーラソーマは、この魂の回復とこころのバランスを整える、という側面に寄与することができる道具であると言えるでしょう。

この安保博士の免疫の理論にそって考えると、オーラソーマは自分自身にくつろぐという意味で、リラックスをもたらすものであるので、副交感神経に作用し、免疫を高めることにも有益であろうと思われます。

この本に書かれていることのなかで、オーラソーマに関連あると思ったもうひとつの理由は「未病を治す」ということについてです。

つまり、「未病を治す」というのは、病気が身体の症状として現れる前に治すということですが、それが東洋医学で名医の条件でもあるとされています。

そこでこういう落語があります。

どんな患者が来ても「手遅れだ」というと、治ったときに名医とたたえられるという話を聞いたある医者が、あるときハシゴから落ちて腰を抜かした男が担ぎこまれてきたのを見て、

「こりゃ手遅れだ」

と言ったところ、その患者を連れてきた人は、抗議して、

「でも、先生、これハシゴから落ちただけなんですよっ!」

と言いました。しかし、その先生は・・・

「なぜ落ちる前につれてこなかったのだ」と言ったとか。

実は、ポマンダーとかクイントエッセンスは、この「落ちる前に気をつける」、ということでもあるんですね。

キルリアンフォトやオーラ写真、というものがありますが、これは身体から数センチ離れた電磁場の領域を写しているわけです。

クイントエッセンスは、それよりも繊細なエネルギー領域、エーテル体とアストラル体の領域に作用するのですが、このキルリアンフォトの原理によると、これらのエネルギーの領域に乱れが生じたり、傷ができてそのままにしていると、それが数ヶ月経つと肉体というエネルギー領域に症状が現れてくる、という報告があります。

つまり、肉体に症状が現れる数ヶ月前に、オーラにその前兆がすでに現れているのです。


このことから考えると、電磁場の領域、エーテル体、アストラル体の領域のエネルギー場にその乱れが顕れた段階で、それを調和させることで、それが未病を治すということにもなります。

イクイリブリアムのチャクラセットも同じ考えです。
イクイリブリアムも身体に塗ることで、チャクラとそれに関連するオーラも本来のバランスに戻していく作用がありますから。

このように考えると、クイントエッセンスなどの説明において、マスターや天使になじみがない人でも、そういう視点からなら理解できるという方もいるでしょう。

私がこの免疫の本で一番驚いたのは、「ガンの転移は治る前兆」である、という箇所です。

普通は、ガンは移転してしまったら手遅れだと言われていますよね。

ところが、安保博士はそうではないと言うのです。

転移が起こった時期に幾日か患者は発熱し、身体がだるくなり、その後、ガンは小さくなるという現象が観察されているそうで、ガンの転移はガンを治すための免疫の戦いだというのです。

ガン細胞は熱に弱いので、転移の発熱は人間の身体に備わった天然の温熱療法であり、ガンはリンパ球に打ち負かされて、そこから散らばって逃げ出す、これが転移だということです。

だから、移転先のガンは小さくなっていくので、リンパ球はこれを追い詰め、殺してしまう。そして元のガンの巣も自然退縮するのだそうです。

ところが、身体がせっかく戦っているときに、解熱剤を使って熱を下げたり、免疫力を下げたり誤った治療を行うと、ガンは転移した先でぬくぬくと生き延びる。そうすると転移が命取りになる。というわけです。

なるほどねーー。

転移を武器にするには、副交感神経を刺激してリンパ球を増やし、熱を下げないようにする。
ガンは免疫力だけで戦えると言う。

うーん。ここまで言うのはすごい洞察と勇気だなー、と感心してしまいました。

免疫を信頼するということは自分のなかに備わった自然治癒力、身体の知恵を信頼することであり、自分自身にとってのことは自分を信頼し、責任を持つ、というオーラソーマの考えにも共通しますね。

ちなみにガンになる最大の要因はストレス、心の悩み。それが交感神経の緊張を呼ぶことであり、それが続くと

1)顆粒球が増え、活性酸素の大量発生による体組織の破壊が起きる
2)血流障害が起きる
3)リンパ球が減少する
4)排泄や分泌の能力が低下する

これに取り組むのは、医者というよりも患者自身の人生の問題であるとこのと。
それゆえにガンは自分で治せ、という命題が成り立つという主張をされています。

オーラソーマと同じ考え方ですよね。
自分自身をそこまで信頼できますか、みなさん?
そこまで自分を信頼するって勇気がいりますね。
ついお医者さんや、権威に頼ってしまいますものね。
(誤解しないでください。お医者さんが不要だというつもりはありません。必要なときに、名医にかかることは、現代医学の恩恵を受けるには必要です)

ガンにならないためには、副交感神経優位、身体が温かい、食事がおいしい、気分がゆったりしている、楽しい、ありがたいという感謝を忘れないこと。

しかし、不機嫌になったり、バリバリ働かなければならないときもあるわけで、そうしたときには、その後にゆったりくつろぎ、感謝の念を持つ心の状態の戻り、いつもにこにこ副交感の状態を保つことが有益だとのことです。

ガンにならない6か条

1 働きすぎをやめ、十分な睡眠をとる
2 心の悩みを抱えない
3 腸の働きを高める
4 血行をよくする
5 薬漬けを避ける
6 がん検診は受けない

とのことです。

6 がん検診は受けない、なんて、なんと非常識な!って思っていまいますよね。

医者でありながらこういうことを言うなんて、よほどのことですね。

どうしてそういうことが言えるのか知りたい方は、安保博士の著書を読んでみてくださいね。

尚 記

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