色は光でできています

色は光でできています。
光は電磁波の一種です。

電磁波は、電波、紫外線、光、赤外線、X線、ガンマ線などに区別され、そのうち光は380nm(ナノメートル 10億分の1m)から780nm の電磁波のことで、人の目に色覚を起こさせることができるので、可視光線と呼ばれています。

私たちが光を色として認識できるのは、目の網膜のなかで、光エネルギーを神経信号に変えるかん体細胞と錐体細胞の働きで視神経を介して脳に伝えられるからです。
私たちが見える光の波動は、だいたい波長380nm の紫から、波長780nmの赤色の光線までとされています。

ミツバチなどの昆虫は、人の感じることのできない300nm-380nmの紫外線にも色を感じ、蛇やふくろうなどは光よりも波長の長い赤外線を感じることができるそうです。
彼らはこの世界をどのように見ているのでしょうか?

それはともかく、オーラソーマでは人間に見える可視光線だけを扱います。
これもオーラソーマを理解する上では、とても大切なポイントです。

紫外線や赤外線は、医療などで有益に使うこともできますが、使い方を誤ると害にもなります。

オーラソーマが安全であるのは、この可視光線だけを扱っているからだと言われています。
つまり最悪のケースは、なにも起こらない。。。
でも、うまく作用すればさまざまな変容も可能です、と言われる所以です。

そして、それがその人にとって有益なのは、その人が必要としている色を、その人自身の超意識、魂のレベルに聞いて選んでいるからです。

さて、その光なのですが・・・
ジキル氏とハイド氏だって言われてます。

なぜって?

光は空間を波動として伝わるのですが、物体に当たったときには波動ではなく粒子のような振る舞いをするのです。
波動かと思えば粒子のような動きをしたり、粒子かと思えば波動のように振る舞ったり・・・ひとつの原理では説明できない二重の性質をもっているからです。

その光が窓際のプリズムに当たって壁に映ったときには、きれいな虹色が現れるわけです。

小学生のときに小学館かなんかのニュートンの伝記で読んだ記憶があります。
その挿し絵が印象的でした。
子供心に、光が七色になるのはなんでだろう? と驚きだったんでしょうね。

そういうわけで、白い光には7色の虹色が内在しているわけです。
(実際には7色どころか、そこに無限の色があるわけですが)

そして、その7色の光を、もう一度逆に進めてプリズムに戻すと白い光になる。

ならば同じように、虹の7色の絵の具を混ぜ合わせると白色になる・・・でしょうか?

困ったことに、やってみるとそうなりません。

これ、そうならないと、これから説明しようとしているカラーローズの原理に反するのですが、実際は、虹色の7色の絵の具をまぜると・・・にごった茶色になってしまいます。
困った・・・混ぜれば混ぜるほどに黒に近づいてしまいます。

うーん。

どうなってるのだろう?? ということになります。

そうです。

光の性質がジキル氏とハイド氏であるように、混色の概念も一つの原理では説明できないのです。

それを説明するために、色光の混合としての加法混色と、色材の混合としての減法混色の原理があるります。

飛行機の映画の映写機をご覧になったことがありますか?
その映写機では、青、緑、赤ですべての色を出しているのです。
これが色光の混合としての加法混色。

他方では、青と黄色の絵の具を混ぜると緑になる。
これは、色材の混合としての減法混色。
ゲーテはこの色彩理論ですね。

カラーローズは、基本的には、このゲーテの色彩論をベースにしています。

ということを前置きに、次回からいよいよカラーローズによる色の言語がはじまりまーす。

尚 記

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