色彩の言語――ゴールド
前回はオリーブグリーンでした。 イエローとグリーンを混ぜた色でしたね。
オリーブグリーンとゴールドはぜんぜん違う色に見えますが、カラーローズではイエローを挟んで両隣にあります。 つまりイエローという共通点があることは一緒です。
色の言語をカラーローズで見ていくと、何気なく見ている色とは違った発見があります。
オリーブグリーンではイエローがハートへと旅をしていく途上です。
イエローはエゴの原理、資本主義の原理とも言えます。 競争と比較、パワーの原理が働きます。 資本主義ではイエローの力の強いものが勝ちです。
そういう意味ではアメリカはイエローの国と言えそうです。
日本はどちらかというとグリーンの国。 和ともって尊しとなすというお国柄なのですが、その長所が生かされず、現在のところイエローの国アメリカのいいなりになっています。
しかし、人類はエメラルドグリーンへの進化の途上だともいわれてます。
日本のグリーンの長所が生かされるような世界になって欲しいものです。
余談はさておき、今回はゴールド。 イエローとオレンジの中間の色です。 http://aura-soma.co.jp/aura/colour_rose.htm
ゴールドと言えば、黄金。 金の延べ棒のような色を想像したりするかも知れませんね。 実際、オーラソーマのコースで「ゴールドはこの色です」と説明しても、「いや、金の延べ棒はこんな色ではない」と言った方がいました。
オーラソーマでのゴールドの色は、秋の稲の収穫期にたわわに実った稲穂が夕日に輝くような、そんな黄金色です。
オーラソーマの色の言語でみると、ゴールドには知恵、不合理な恐怖、不合理な混乱、というような意味があります。
どうして「不合理」なのでしょう?
それはゴールドがイエローとオレンジの中間の色だからなのです。 オレンジに含まれる「感情」の要素が、イエローの要素に論理では割り切れない不合理な側面をもたらすのです。
イエローは自我(エゴ)、知性、恐怖、混乱などを意味します。
イエローは、チャクラでは胃のあたりの太陽神経叢、ヴィッキーさんがいうところのスパゲティジャンクション、つまり神経がスパゲティのように寄せ集まったところなわけで、神経的なものと関連します。
恐怖があるときに胃がきゅっとひきしまったりしますが、そのイエローの神経が影響を受けるわけです。 自我、自己の存在が脅かされるときに恐怖を感じますね。
ゴールドでは、そのイエローの要素にオレンジの感情の要素が入るわけです。
恐怖でも、イエローの恐怖は知的な恐怖、頭で考えてわかるような理由のある恐怖です。 例えば、宿題を忘れたら先生にしかられるとか、車のスピードを出しすぎて恐いとか、キャーって黄色い声で叫ぶような、そういう恐怖です。
ゴールドの恐怖は、より感情的な要素を含んだ恐怖です。 わけのわからない恐怖、より実存的な恐怖。 なにやら背筋がぞくっとするような恐怖。 例えば、夜道を歩いていて、何かの気配を感じて恐くなるとか、閉所恐怖症とか、なんとなく死の不安におびえる恐怖・・・。
混乱でも、イエローの混乱は、数学の問題を解いていたり、頭で何か考えて混乱するようなのは、イエローの混乱。男性に多いです。知的な混乱。
ゴールドの混乱は、感情的になって頭で考えられなくなる混乱。 女性が混乱するのはこういう場合が多いのではないかと想像されます。 女性に論理的に話しているつもりが、そのうちその感情に巻き込まれて、男性の方も話の筋道が立たなくなり、わけが分からなくなる。 こういう混乱もゴールドの混乱といえますね。
ゴールドの知恵。
これはイエローの知性というのが知的なものであるのに対して、ゴールドの知恵は、より感じる側面、直感的な要素を含んだものです。
男性は知的にいろいろ考えて、論理的に間違いがない、と思うわけですが、けっこう表面的な理解でしかなかったり、これでうまくいくはずなのにどうしてうまくいかないのか、と悩んだりしますが、女性はそんなのはじめからうまくいくはずがない! と、どこかですでにわかってしまう・・・女性にはそういう知恵が働くことが多いですね。 それは女性は頭だけでなく、感じ取る能力が高いのでそういう直感的な知恵が働くのでしょう。
ですから知恵というのは、頭で考える知的な思考とか理解によるものではなく、より実存的な感じる感受性に根ざした、内側からのものといえます。 日本では自分の頭で考えるるのではなく、ハラで考えろといいますね。 だから頭で考えている現代人よりも、昔の日本人は、もっと知恵のある人が多かったように思います。
ゴールドの領域は、オーラソーマではトゥルーオーラの領域。 サトルアナトミーではインカーネショナルスターの領域ともされています。 おへその少し上の、少し内側に入ったところとされています。
http://aura-soma.co.jp/intro/subtleanatomy.html
日本でいうハラ、丹田はおへそより少し下がったところとされているので、ちょっと違います。
それはともかく、そこにクルミ大のトゥルーオーラ、真のオーラがあるといわれています。 それは真の自己とも言うべきもので、イエローの自我(エゴ)とは異なり、実存に根ざした自己といえます。
インカーネショナルスターというのは、頭上のマゼンタの領域にあるソウルスターにある人生の青写真を、自分の人格や個性によって自己実現していくところです。
そしてそこから大地にあるレッドのアーススターとつながることによって、自分の生きている場所で実現していくことになります。
尚 記
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