色彩の言語――ピンク

今回はピンクを取り上げます。
オーラソーマでのピンクの一般的な意味合いについては、 http://aura-soma.co.jp/aura/pink.htm をご覧ください。
ピンクはオーラソーマでも特別に重要な色です。と、同時に、みんなが必要としている色ですね。
無条件の愛。
無条件の愛とは何でしょう?
無条件の愛を体験したことはありますか?
両親の愛ですか? それは無条件だったでしょうか?
無条件の愛というのは、ただ無条件にあるがままを受け入れられて、認められている感じですね。 言葉で説明するのは難しいのですが・・・。
愛するという言葉は、どこでも口にされますが、もっとも誤解されている言葉ともいえるかもしれません。
ある人が質問をしていました。 マゼンタの愛と、ピンクの愛と、コーラルの愛は、どう違うのでしょうか?
とてもいい質問です。 みなさんもご自分で考えてみてくださいね。
実はレッドの愛というのもあって、たいてい巷で言われている愛は、このレッドの愛です。
レッド・・・セクシャリティ、情熱、サバイバル(種の保存、本能、セックス)・・・。
オーラソーマでは、ピンクはレッドにクリヤーの光が入った色です。
オーラソーマのボトルには、普通の色と薄い色(ペールカラー)というのがあり、ペールカラーは、そこにクリヤーの光が入っているので、その色の意味がより強められると考えます。
でもピンクは、レッドにクリヤーの光が入った色ですが、ペールレッドとは言わずに、ピンクと言っています。
もしペールレッドの愛なら、レッドの愛が強められただけで、より強烈にセックスを求め、熱烈なる情熱の愛ということになりそうですが、ピンクではそうはなりません。
ここで言うクリヤーの光は、「意識」の光を意味します。
レッドという色は排斥し、反発するエネルギーという側面がありますが、そこにクリヤーの意識の光が、そしてピンクの持つ受容性とやさしさのエネルギーが加わることによって、そこにあるエネルギーを排斥するのではなく、そこにあるエネルギーがなんであれ、あるがままを認め、やさしく受容的に包容していく、という意味になっていくのです。
それが、このピンクで言うところの無条件の愛、ということです。
そして、愛することは自分自身から始めていく必要があります。 自分自身を愛することができたときに、その愛をまわりに及ぼしていくことができます。
そうでないかぎり、いつも人の愛を求めないではいられないのです。 愛している、と言いながら、実は、愛して欲しいということになってしまいます。 つまり、そこに愛の必要性というピンクのチャレンジの側面が現れてしまうのです。
自分自身が愛に満たされたときに、はじめて本当に人を愛していくことができるようになります。
子供は愛、がなくては生きられません。 その愛は、常に外側の両親や、まわりの人たちから与えられる愛です。 そして子供は、その愛を得るためにはなんでもします。 なぜなら子供にとっての愛は、サバイバルの問題、死活問題なわけですから。
もし愛についてのほんとうの理解がなければ、その習慣が、大人になってもそのまま残ってしまいます。 意識のレベルでは、大人になっても子供のままです。
「愛は惜しみなく奪う」という小説がありますが、子供の愛はいつも人からの愛を求め、奪うものとなり、無条件に与える愛にはなっていかないのです。
それだけ多くの人が愛を必要としているので、オーラソーマではピンクの色のボトルは多いのです。
オーラソーマでは、まず自分自身を愛していくことを学び、まず自分自身をケアーし、愛することのために使われます。 そこからしか本当の愛は生まれていかないからです。
そして、無条件に愛するということは、頭からハートに降りていくことによって可能になっていくのです。
なぜなら、頭(マインド)にいる限りは、いつも判断し、分析し、自分の足らないところ、相手の足らないところに目がいってしまいがちですが、ハートのスペースでは、すべてをあるがままに受け入
れることができるからです。
ハートチャクラはグリーンですが、しばしばピンクの色で描かれるのは、ハートはピンクの愛を感じ、表現していく場所でもあるからです。
尚 記