Daso さんのピュタゴラス数秘学(オーラソーマ通信236号より)
「ピュタゴラス数秘学」は、占いとしての数秘学ではなく、「自分らしさを見いだすこと」に視点をおいた数秘学です。
今月は「軌道数による2009年のメッセージ」です。
生年月日の全部の数をたして一桁にしたものが軌道数です。
軌道数1
2009年の宇宙周期数は11/2という高次のエネルギーを示していますが、物事を明確に自分の手の内で感じ取りたいあなたにとって、繊細でつかみどころのないこの数のエネルギーは苦手な感じがするかも知れません。名前の中に11を持っている人はこれに該当しませんが、軌道の1にとっては、「自分のやりたいことははっきりしているのに、進む道の途上に霧がかかったようでよく見えない」といった感覚です。おぼえていましょう。あなたにできることは、単にその中でくつろぐことです。むしろ目を閉じていたほうが良いかもしれません。霧の向こうに確実にその光が指していることさえ忘れなければ、あなたの「感性」が、間違いなくその方向へとみちびきます。
軌道数2
物事が比較的スムーズに進む年です。またあなた自身も何となく足取りが軽いと感じているでしょう。あるいはまったく正反対に、頭打ちばかりしていて気分が重いと感じているのなら、それは文字通り「頭」に意識を向けすぎているからです。「足」に意識を向けること。散歩やジョギングや、もちろんダンスをするのも良いでしょう。足元のエネルギーはとても軽やかに、前方向に進んでいます。立ち止まって足踏みしたり後ずさりすることのバカバカしさに気づきましょう。どこからスタートしても遅いなどということはないのです。たった今この瞬間に目を覚まし、ジャンプすることです。
軌道数3
新しい仕事や関係性に入っていくことが決まっている人にとっては、今年のチャレンジは大きな成果を上げるようです。そしてこれから新しさの中に動いていこうとしている人は、一つだけ注意してほしいことがあります。それは誰彼なしにあなたの計画を話さないということ。まだまだじっくりと煮詰めていくべきことがあるはずです。形が決まらないうちに話すことで、それは消えていく、という暗示です。大切に心の中にしまっておいて、確実なものになるように、まずはあなたのハートの中で育てることです。出てきた結果が重要なのではなく、その過程にあなたの学びがあることを忘れないでください。知っているでしょう? ハートのパワーを。
軌道数4
何であれあなたが学びたいと思っていることは、“あなた”の望みであり、それが良いか悪いかなど他人に尋ねる必要はありません。学んでどうする? などと言っているうちは、ほんとうには準備ができていないのかもしれません。結果を考えないで、学習への情熱を優先することです。今年は「学び」の年だというのを憶えておくといいでしょう。もちろんどんな状況からも関係性からも学べますが、そのことに意識的でいると、学んだことがあなたをどれほど成長させてくれるかが手に取るようにわかります。そして、あなたはさらなる学びに心を開いていくでしょう。
軌道数5
「**がないから**ができない」ではなく「**があるから**できる」という方向を見つめていることです。ないものからは得ることはできないけれど、あるものからは意外なほどの宝物が見つかるものです。これを一年間続けていければ、あなたはあなたの内なるリソース(資源)につながる方法を見いだしていくことになるでしょう。そして、きっとあなた自身のことをとても好きになるはずです。おぼえているでしょう? 愛はあなた自身を愛することからはじまるということを。2009年の終わりには、あなたの庭には花が満開です。
軌道数6
決めたことを実行に移せないとしたら、まっさきに見るべきことは、あなたがだれに遠慮しているかです。あなたがそれをすることを好まない人がいますか? あるいはその誰かは、賛成するかもしれないけれど秘かに嫉妬するかもしれない?...いずれにしても、誰かや何かに遠慮していないかを見守ってください。というのもそれはおそらく99パーセント、単なるあなたの思い込みだからです。あるいはもし実際にそういう相手がいたとしても、そこでその人のせいにしてはいけません。「言い訳」の正体がわかったら、あとは進むだけですね。
軌道数7
今年のキーワードは「受容性」です。白隠の逸話を知っている方も多いでしょう。ある時、村の娘が身ごもった。父親にほんとうのことを言えないまま彼女は白隠がその相手だと嘘をついた。子供が産まれた時、父親は白隠にその子を手渡し、「おまえの子だ、おまえが育てろ」と言った。彼は「ああ、そうですか」と受け入れた。そして懸命に世話をした。娘は自分の罪に耐えきれず、ほんとうのことを言った。父親は恐縮し、赤ん坊を引き取りにきた。白隠は「ああ、そうですか」と言って赤ん坊を返した。たった今、あなたがハートで感じていることを大切にしてください。
軌道数8
きっと今までにないほどたくさんの出会いがやってくるでしょう。そしてそれはあなたのハートが開いていっていることでもあります。だれとでも分かち合い、いっしょに笑って、いっしょに泣いて、いっしょに歌ったり踊ったりすることを、あなたのハートは求めています。何一つ難しいこともなければ、邪魔するものもありません。ただあなたのあるがままを分かち合うだけです。それは何も「ステキなこと」だけをさすのではありません。正直さからかかわることを怖がらないで。あなたがほんとうの出会いを求めているのなら。
軌道数9
何をするにしても、一人で全部を抱えてしまわないこと。言い換えれば、上手に役割分担することです。ただし、相手がやってくれるのを期待して待つのではなく、あなたがリードしなければなりません。リーダーシップをとることが今年の大きなチャレンジです。「それならまかせて!」という人も、「いちばん苦手だ」と顔をしかめている人も、キーワードは「役割分担」つまり「調和をとること」です。そこにあるすべてのエネルギーを包括して、すべてに均等に分けるーーこのレッスンはあなたの持つ潜在能力を引き出すことにもつながります。
「ピュタゴラス数秘学」は月一度の連載です。来月もまたお楽しみに。
DASOさんよりお知らせ
家族の座のファシリテイターとして活動してきたDASOが、そのテクニックを使って、数秘学を体験的に理解させるために創作した「ヌメロロジカル・コンステレーション」は、いま注目されるユニークなワークショップです。
数秘学の学習はたいてい用意されたテキストを憶え込むという方法がとられます。積極的な人はそれなりにマスターしていくかもしれませんが、ほとんどの人はせっかく学習しても、それを使う機会がなく、だんだん遠ざかってしまい、いずれは忘れてしまいます。というのもほとんどの学習には実践がともなっていないからです。PNAJのコースでは、数のエネルギーを体で感じるということをいます。頭が“憶える”のではなく、体が“理解する”のです。体の次元で理解したことは、細胞の一つ一つにまで染みわたり、けっして消えることはありません。
参加者が1の自立や、2の協調性や、3の創造性といった数の純正の要素を感じて場に立つと、それぞれの数の間に、あるダイナミックスが働きます。3つの数を置くと、ある決まったフォーメーションが現れます。その他にも、名前の数から個人のアイデンティティーが現れたりもします。
数秘とファミリーコンステレーションのワークが統合されたまったく新しいこのワークは、2009年3月に東京と大阪で催されます。
日程 3月14、15日の土日(東京)/21、22日の土日(大阪)
ヒプノシスセッション with DASO
ヒプノシス(催眠療法)は病気を治すためのものではありません。けれども肥満やストレス、不眠症、アルコール依存症などの症状を好転させるための抵抗力、免疫力を高めます。もちろん本人に良くなりたいという意思があることが大切です。でも、時として病気は、仲の良いともだちのようにあなたを守っていたりもします。ゆえにヒプノシスでは、その病気の肯定的な意図を探り、新しい代替手段を見いだしていくということをします。病気にならなくても、他に守ってくれるものが見つかれば、人は元気になります。より知的で、より素直な無意識のマインドを信頼していくことを知ると、あなたはもっと他のことにもチャレンジできるようになるでしょう。興味のある方はメールをください。主に鎌倉でセッションを開いていますが、他の地域の場合も、日時を相談してみてください。ヒプノシスを魔法のように勘違いしている人も多くいらっしゃいます。ワークそのものに対する質問、不安もお気軽にお尋ねください。
費用 1時間15.000円/90分18.000円
興味のある方はdevadaso@mac.comまでメールをください。
または、090-7599-3693にお電話ください。
Daso Saito プロフィール
92年に日本ヴォーグ社から『100年数秘の本』を出版。以来、数秘学の分野では草分け的存在となる。数秘学の他にタロット、易学などにも精通しており、リーダーとして37年、ティーチャーとして20年のキャリアを持つ。
06年5月にPNAJ「ピュタゴラス数秘学アカデミー」を設立。数秘学講師養成講座をスタートさせた。これまで11名の講師を育てたが、そのうち数名はすでにティーチャーとして活躍している。2008年からはABH認定書取得コース「ヒプノシストレーニング」のオーガナイズも手がけており、自身もヒプノシストとして活動を始めている。
http://pnaj.net
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