Daso さんのピュタゴラス数秘学(オーラソーマ通信340号より)

メルマガ「オーラソーマ通信」では、毎月一度 Daso さんに「ピュタゴラス数秘学」を連載していただいています。
        DASOの新しい著書「シークレット オブ ナンバーズ」(数の神秘)がアマゾンから注文できます。 内容についても解説してあります。よろしくお願いします!
シークレットオブナンバーズーSecret of Numbersー/Daso Saito ¥1,575 Amazon.co.jp
        2011年のメッセージ
たして4になる今年は「安定」の年ですが、特に2011は20と11が含まれているので、受容的な質が強く作用します。
つまり同じ安定でも、それは「内側の、繊細なスペースが求める安定」であるため、「落ち着いた、安全な関係性や仕事」といった「外側の安定性」がもたらしてくれるものはかえってフラストレーションを生じさせます。
瞑想は大きなサポートです。
できるときは瞑想会に参加という方向性ももちろん良いですが、それと同じくらい日常の中に瞑想的な空間を作り出していくことのほうにも意識を向けましょう。
今回は軌道数との関連で見ていくことにします。軌道数を出すには、生年月日の月と日と年の合計が一桁になるまで足します。すると1~9のいずれかの数になります。
(例)1967年12月10日生まれなら 1+9+6+7+1+2+1+0=27=2+7=9が軌道数です。
1) たった今あなたが達成したいと願っていることは何でしょう? 何も思いつかなければ、ちょっと努力して考えてみましょう。そして、消去法でもかまいませんから、その中からこれはもっとも大事、ということを見つけていきます。あまりに多くの方向性に引っぱられて自分を見失いがちな2011年という年を安全に、確実に、進んでいくためには、「あなたが」達成したいことを指針に持つことです。そして、そこから外れそうになったり、外れてしまったときには、シンプルに肚に戻ってきてください。そしておぼえていましょう。達成したいことがあるのはとても良いリソースです。でもそれが「すべき」になってしまったら、方向性が違うだけではなく、実のところあなたはけっしてどこにもたどり着かないだろうということを。
2) ずっと昔に蒔いた種が、確実に育ってきています。ところが、肝心のあなた自身がそれに気がついていません。なぜでしょう? その答えはあなたがいちばん良く知っているはずです。ハートから感じていたこと、希望に満ちて、前向きに世の中を生きていたあの時代のあなたが、今は遠くに押しやられてしまったかのようです。そしてそれはけっしてあなただけのせいではなく、世の中が忙しすぎるのでしょう。けれども、今一度よく見守ってみましょう。世の中の流れに沿って生きていくことを選んだのなら仕方ないのかもしれません。でもあなたのガッツはどこへいったのでしょう? 今はシンプルにそれを思い出すことです。人生は、人と競争して、ちょっとでも秀でることで生き残るためにあるのではないはずです。それは楽しむためにあるはずです。
3) あちこちで囁かれる終末論があなたのやさしいハートを傷つけているのかもしれませんが、大切なことは、どのような状況の中でもいかにクリエイティブでいるかです。肯定性の中でこそあなたのエネルギーが花開くことを思い出してみて。「創造性」を知るために生まれてきて、それと共に生きていくことが、あなたの使命とも言えます。もしこの瞬間にすべてを失っても、あなたには新しい何かを生み出す力があるのだということを忘れてはいけません。そして、そのことこそが、あなたを前進させるリソースを作り出します。書くことを通して、話すことを通して、あるいは歌ったり、絵を描いたりすることを通して、「あなた」を表明しましょう。そこにあなたがいる限り、その肯定的なエネルギーが「楽しさ」となって周りに伝わっていくのです。
4) 軌道数4のあなたにとって宇宙周期数が4という今年はダブル4の年。望むと望まざるとにかかわらず、肚に意識がいくことになるでしょう。それの意味するところは、物事を思いつきだけで決めていくのではなく、じっくりと熟考し、調査し、深いところからのイエスがあったときに行動する、という傾向が強まっていくということです。時には焦ったり、じれったく感じたりもするかもしれませんが、肚を思い出し、何が大切かを何度も自分に言い聞かせることです。この作業が頭に上がっていけばいくほど、それは逆に苛立や不安の感情をもたらすでしょう。まるですべてが停滞していて、あなただけが取り残されているような気持ちになるかもしれません。そう、これは一つのチャレンジです。簡単なことではないけれども、これを通り抜けることの成果は大きいのです。
5) 怒濤の日々があるかと思えば、一人静かに過ごす日もありーーそれらの変化はあなたの本性にとってはうれしいことです。そして、それを楽しんでいるあなたがいる限り、どんな変化がやってきても、慌てず騒がず対処できるでしょう。逆に言えば、あらゆる変化を受け入れる準備をしておくべきだということです。人は「変化」と聞くと、どことなく落ち着かない気分になりがちです。あれやこれやを一度に処理しようとしていたり、頭が忙しいと感じている自分を見いだしたら、すぐに立ち止まって、「たった今どこにいる?」と問いかけてみることです。何一つ間違いはなく、何であれ起こっていることを信頼するというレッスンをしているのだと見てみるのはどうですか?
6) 新しい出来事があなたを待っていて、そこには新しい関係性や、これまでの関係の中の発展性が生まれてくるようです。活発で、創造的な一年になりそうですが、もしかしたらあなた自身はたった今、道に迷ったような感覚の中にいるかもしれません。そのことに悪い感じを持たないように注意しましょう。「新しさ」はいきなりやってくるわけではなく、言わば少しずつ霧が晴れて行くように、視界が広がっていくのです。今この瞬間に見えていなくても、心配する必要はありません。恋の関係性 においても、知らない土地からやってくる、知らない人びととの出会いの中から、あなたを勇気づける人があらわれる暗示です。そして、今はただ日々の出会いを楽しんでいましょう。
7) 好きなことやしたいことをはっきりと口にするという練習をしなくてはいけません。というのも、今年のあなたは人前に立ってスピーチすることや、何か公共の場で意見を求められるような場面に遭遇する可能性がとても高いからです。逆に言えば、あなたの人生はそういう状況を運んでくることで、あなたに何かを伝えようとしているということなのかもしれません。コミュニケーションスキルを学ぶことや、何かの技術を身につけたいと感じるのも、同じように、あなたの人生が何かのメッセージを運んできているのです。それが何かというのはいずれわかることですが、一つ大切なことは、あなたがしっかりと耳を澄ませているかどうかです。つまり、やってきた状況にしたがって、与えられたタスクをこなしていくべきだということです。がんばって!
8) 「目覚めよう、立ち上がろう! あなたの権利のために」という歌がありましたが、今年のあなたは、自分自身の自由のために立ち上がらなければなりません。中途半端な関わり方をやめて、イエス、ノーをはっきりとし、あなたがしたいことを最優先するために、自由でいる権利を得ることです。そして、そのためには、何であれ自分の選択に責任を持つべきです。妥協している自分がいたらその選択をしている自分に責任を持つーーそうすることで、あなたは自分がしていることにもっと目覚めて、立ち上がることができます。そして、そこから新たな、もっと前向きな選択ができるのです。その一歩があなたにほんとうの自由をもたらします。今年いっぱいは「何であれ自分の選択に責任を持つ」をモットーにするといいでしょう。そして、それを楽しみながらやりましょう。
9) 謙虚さが大切な一年。それを人から学んだり、体験から感じ取ったりすることに積極的でいましょう。反対に自我から動いてしまったときでも、気がついたら「謙虚でいる」に戻ってくるのです。何度でも、気がついたら、戻ってくる。気がついたら、シンプルに「謙虚でいるときの自分」に戻ってくる。その繰り返しの中で、あなたは徐々にそれがどういうことなのかを体感として知り、理解していくようになるでしょう。そしていったんその感覚をつかんだら、あなたは二度とそれを忘れなくなります。なぜなら、それはあなたの本質であり、つまりあなたの内にずっとあったものだからです。この理解はあなたの中に自分に対する愛と尊重を根付かせます。あなたはしっかりと根をはっているからこそ高く伸びていく木のように、大空を見上げている自分に気づくのです。
        長く連載を続けてまいりました「ピュタゴラス数秘」をご愛読いただきほんとうにありがとうございました。 2011年から2012年にかけては、エッセンストレーニング、who is in トレーニング、ヒプノシストレーニングなど、そして新しい数秘の本の執筆活動にエネルギーを注いでいきます。 将来的にまたお目にかかれたら幸いです。
愛を込めて Daso
        Daso Saito プロフィール 92年に日本ヴォーグ社から『100年数秘の本』を出版。以来、数秘学の分野では草分け的存在となる。数秘学の他にタロット、易学などにも精通しており、リーダーとして37年、ティーチャーとして20年のキャリアを持つ。06年5月にPNAJ「ピュタゴラス数秘学アカデミー」を設立。数秘学講師養成講座をスタートさせた。これまで14名の講師を育てたが、そのうち数名はすでにティーチャーとして活躍している。08年からはABH認定取得コース「ヒプノシストレーニング」のオーガナイズも手がけており、自身もヒプノシストとして活動を始めている。 http://pnaj.net
     
Twitterボタン Twitterブログパーツ