【橙(Orange)のイメージ】:『はじめてのオーラソーマ』第368号

Image

はじめてのオーラソーマ No.368 2023.2.17

みなさん、こんにちは。

えつこです。 

今回も「はじめてのオーラソーマ」をお読みいただき、ありがとうございます。

1月下旬、そして今週と立て続けに「大雪」の注意報が出ましたね。

みなさまのお住まいの地域はだいじょうぶでしたでしょうか?

先日、「1年でいちばん寒いのはいつか?」という話が出ました。

そこで浮かんだのが、過去にアパレルの広報に勤務していたときのことです。

ファッション業界では季節は先取り、そして多くの撮影は外で行われるので、当然天気も気になります。

どんよりした曇り空では、とても春のムードは出せません。

そうかといって、お天気の予備日を作ると、そのぶん費用も倍になるので、なんとか1回で終わらせるようにと工夫をしていました。

私の記憶によると、早いときは12月初旬、遅いときは3月の初旬に雪が降ったことがありました。

その間、3ヶ月ちょっともあり、なんという幅の広さなのでしょうか。

1年の4分の1は冬だった・・・ということを、あらためて思った今週でした。

 

さて、前回のぱりさんのお話は【B011 エッセネボトル1】でした。

まだお読みでない方は、こちらからご覧くださいね。

今回のお話は、【橙(Orange)のイメージ】です。

みなさまはオレンジというと何が浮かびますか?

以前に受講したはじめてのオーラソーマのレベル1で、コーポレートカラーについて学ぶ機会がありました。

企業イメージというのは色で表されますが、オレンジには「友好」というキーワードがあります。

家族をイメージするファミリーレストランや吉野家、お料理レシピのクックパッドなどもオレンジのロゴですが、もしかしたらみなさんがいちばんよく知っているオレンジの企業は“Amazon”かもしれませんね。

通信のauや旅行会社のじゃらんなど、身の回りにはさまざまなオレンジがあふれています。

今回のぱりさんの色彩心理学は、オレンジについてです。

社交性があって、元気になる・・・オレンジにはそんな魅力がありますね。

「B119 セレス」「B121 プルトン」と3本続けてあったオレンジが新しく誕生した「B122 ポセイドン」(ブライトマゼンタ/ライムグリーン)ではなくなりました。

「B122 ポセイドン」

ですが、シェイクするとトロピカルなオレンジ色をしているように見えて、隠れた色として存在しているようにも感じました。

それでは、【橙(Orange)のイメージ】をおたのしみください。

えつこ

 

 


色のイメージ:3回目【橙(Orange)のイメージ】


 

総合情報サイトの「色彩心理学」のページ
ですが、長いページなので「目次」も入れ、
各項目に画像も入れて、いちおう体裁が整いました。

総合情報サイトの「色彩心理学」

ひまな折に、眺めていただければと思います。

哺乳動物はもともと夜行性ですが
そのなかで霊長類は唯一「色覚」を発達させました。

人間の日中の視力は、もっぱらこの色覚の発達に
支えられています。

このメルマガでは「色のイメージ」については
オーラソーマの見解を中心にご紹介していますが、
「色」についていろいろ資料に触れて学ぶと
世間一般の「色のイメージ」もとてもおもしろいです。

この「はじメル」の偶数号テーマは
「ボトルメッセージ」「色のイメージ」
隔週交互に織り交ぜてご紹介しています。

今回は「色のイメージ」の3回目
【橙(Orange)のイメージ】をご紹介します。

●橙(Orange)の中核的イメージ

「白地に赤く」の日章旗が国旗の日本では、
太陽の色は赤だということになっています。

でも子どものころ「太陽の色は赤じゃないよ」
なんて思ったことはありませんか?

実際、同じアジアでも日本のように太陽を
赤で表現する国は少数派です。

欧米諸国と同じく、中国や韓国でも黄色や
オレンジで表現されることが多いようです。
(タイは日本と同じで太陽は赤という文化です)

特に光を放つ炎の色は「赤」というよりは、
「赤黄」または「黄赤」の感じですよね。

暖かさとの結びつきが最も強いのは橙色で、
近年の調査で最も暖かいと感じられる色は
オレンジという結果が出ているそうです。

一方で、高貴な色となってきた赤に比べ、
強さが薄れて温かみを感じさせる橙色は
親しみやすさにつながり、それが安っぽさ
につながる面もあるようです。

「橙/オレンジ」の中核イメージは
太陽の光の明るさ暖かさ、
色づいた柑橘類の明るく元気な感じでしょうか。

 


●橙(Orange)のイメージの歴史的展開

古代のエジプトやインドでは、
オレンジ色が使われていたようです。

ヨーロッパでは色名の「オレンジ」
1512年に登場するそうです。

それ以前は単に「黄赤色」と呼ばれていました。

15世紀後半から16世紀初頭にかけて
ポルトガルの商人がアジアからはじめて
オレンジの木をヨーロッパに持ち込み、
サンスクリット語のナランガから
「オレンジ」の色名が使われはじめます。

1872年クロードモネが「印象」

「日の出」でオレンジの光を描き、

印象派運動が起こります。

以後、オレンジは印象派画家の重要な色になります。

 

ヨーロッパとアメリカでの調査では、
オレンジには、
娯楽、型にはまらない、外向的、暖かさ、火、
エネルギー、活動、危険、味と香り、秋の季節
といった連想があるようです。

東洋では黄色から濃いオレンジ色の赤まで、
サフラン色と呼ばれる多種多様な色は、
ヒンドゥー教と仏教に密接に関連しており、
アジア中の僧侶や聖者の着衣の色とされます。

時代ともに色のイメージも変遷しますね。

続きはこちらからご覧ください。

 

次回はまた「ボトルメッセージ」
お目にかかりましょう。(^^)/

楽しみにお待ちくださいね。

m(_ _)m

pari 記