【桃色(Pink)のイメージ】:『はじめてのオーラソーマ』第364号

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はじめてのオーラソーマ No.364 2023.1.20

みなさん、こんにちは。

えつこです。 

今回も「はじめてのオーラソーマ」をお読みいただき、ありがとうございます。

前回のぱりさんのお話は【B010 行って木を抱きしめなさい】でした。

まだお読みでない方は、こちらからご覧くださいね。

 

今回のお話は、【桃色(Pink)のイメージ】です。

まだ1月になったばかりではありますが、桃色と聞くと“桃の節句”が浮かびますね。

旧暦の3月3日がその日にあたりますが、現在だと3月上旬から4月中旬になります。

ちょうど桃の花が咲く春らんまんの季節ということで、“桃の節句”と呼びます。

そして、桃には魔除けの意味もあるようです。

そこから、桃の節句では女の子が元気に育つようにという願いを込めた日になったとのことです。

桃が魔除けというのが気になって調べてみると、「魔除け」「不老不死」「子宝を授かる」などのキーワードが浮かんできました。

中国の史書『春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)』に、「桃の実は邪気を払う」との思想があります。

 「桃は五木の精なり。 故に邪気を圧伏し、百鬼を制す」(『典術』)
 
桃は中国では仙果と信じられているとのこと。

そこで浮かんだのが「B60 老子と観音」(ブルー/クリアー)のイクイリブリアムに対応しているオーラソーマタロットでした。

60 Five of Swords スウォードの5

老子は、中国春秋時代における哲学者です。

(主に老子の教える言葉と哲学として伝えられてきたものに「Tao(タオ)」があります。タオとは「道」のことで、 茶道や柔道などの「道」として使われてきました)

その老子の右手には巨大な桃があります。これは長寿のシンボルです。

慈悲と思いやりの女神である観音は、ペールピンクの蓮の花に座っています。

 

自分へ慈悲と思いやりの気持ちを持つことが、苦しみからの解放をもたらし、そのことが長寿へと導かれていく・・・そんなイメージを持ちました。

また、ピンクをチャクラで見ると、ちょうど子宮のあたりです。

桃のキーワードの「子宝を授かる」と、身体の部位がリンクしていますね。

見た目はブルークリアーのイクイリブリアムなのに、オレンジだけでなく、ピンクのテーマも隠れているのを感じます。

今日、1月20日は大寒です。

1年のうちでいちばん寒い日と言われていて、二十四節気の第24番目にあたります。

そして、次の1番目は立春です。

今年は、2月4日(土)、ここから春のはじまりですね。

季節の変わり目は体調も崩しやすい時期です。

良質な睡眠と栄養のある食べもの、そして適度な運動を心がけて、健康に過ごしていきましょうね。

それでは、ぱりさんの【桃色(Pink)のイメージ】をお楽しみください。

えつこ

 


色のイメージ:2回目【桃色(Pink)のイメージ】


 

総合情報サイトの「色彩心理学」のページ
ですが、やっと「大見出し」「小見出し」「目次」も入れ、
各項目に画像も入れて、いちおう体裁が整いました。

総合情報サイトの「色彩心理学」

ひまな折に、眺めていただければと思います。

色彩は人間の感覚のなかで突出して比重の高い
視覚にかかわる現象形態です。

このメルマガでは「色のイメージ」については
オーラソーマの見解を中心にご紹介していますが、
「色」についていろいろ資料に触れて学ぶと
世間一般の「色のイメージ」もとてもおもしろいです。

なので、この「はじメル」の偶数号テーマは
「ボトルメッセージ」「色のイメージ」
隔週交互に織り交ぜてご紹介しています。

今回は「色のイメージ」の2回目
【桃色(Pink)のイメージ】をご紹介します。

 

●Pinkはどんな波長の色なの?

ところでここでちょっとおさらいですが、
「色」というのは「モノ」として存在して
いるのではなかったのでしたね。

それは「モノ」の見え方、
つまり物質の見え方として現れる現象でした。

しかも色は「モノ」の表面にくっついている
わけでもありませんでした。

それは、その対象物の特質とまわりの明るさ、
見る者の位置といった関係性のなかから
現れる現象でした。

「色」の実体が「光」であることを突き止め、
実証したのはニュートンでしたね。

すべてを照らしだす無色透明の「光」のなかに
「色」として現れるすべての要素が
内蔵されていることがわかったのです。

言い換えると、
空間に充満している無色透明の光は、
実際はいくつもの色の要素(色光)が
重なったものだったわけです。

光(ひかり)というのは電磁波のうち波長が
380nmから780nmのもの(可視光)を言います。

可視光線の色の範囲はこんな具合です。

ご覧になってわかるように、このスペクトラムの
左側は紫外線で目に見えない波動の世界ですし、
また右側は赤外線でこれも目には見えない世界です。

ところで、この色相環の絵を見てください。

桃色(Pink)は赤と紫の間にありますね。

見えない世界にどうして色があるのか?(?_?)

(*^_^*)

そうです、
「マゼンタ」のときにもお話しましたが、
桃色(Pink)も不可視の世界を表す色として
人間の脳が作り出した色なのです。

可視光線の範囲外は人間の目には見えません。
つまり可視光線の範囲外の全体を表現する色として、
脳は緑の補色のピンクやマジェンタを作っているのです。
 
ピンク「マイナス・グリーン」とも言えます。
それは白色光から緑色光を除いた合成色が
ピンクとマゼンタだからです。
 
私たちが住んでいるのは物理次元ですね。

そうでないそれ以外の世界を表す色として
ピンクとマゼンタを充てたというのは、
何かとても意味深な感じを受けますね。


●地域的・歴史的イメージ

英語の【pink】は、ナデシコの意味です。

17世紀後半に色名としてはじめて使用されました。

シェークスピア時代にこの色名はありませんでした。

後にナデシコの花の色を指してpink、
つまり「なでしこ色」と呼ぶようになったのです。

英語ではピンクは健康、活力、極致といった
連想を伴う元気なプラスイメージの言葉です。

英語以外の多くのヨーロッパの言語では、
バラを意味する語を使うようです。
「ばら色」と呼んでいることになります。

連想としては、「バラ色の人生」と言えば、
喜びや愛に満ちた最高の人生を意味します。

「ピンク」は、ヨーロッパと北米の調査では、
魅力、礼儀正しさ、敏感さ、やさしさ、
甘さ、子供時代、女性らしさ、ロマンスと
最も関連づけられる色のようです。

ピンクと白の組み合わせは純潔と無垢を、
ピンクと黒の組み合わせはエロティシズムと誘惑を
連想させるようです。

日本語では、小学校のクレヨンの色は「桃色」
でした。(現在は「ピンク」ですね)

ピンクは温もりを感じさせ、
幼い子どもの肌にも似て、
可愛いらしさや健康を連想させます。

若い女性が好きなベスト5に必ず入る色です。

歴史的には濃い色の価値が高かった日本では、
薄い色のピンクは軽んじられたようです。

それには、古代には

1.呪術的に濃い色が尊重されていたこと
2.紅花染めがとても高価だったこと

の両方が関係していたようです。

日本ではピンクにエロティックなイメージがあります。
1960年代に「ピンクサロン」
「ピンク映画」という言葉が誕生しました。

現在は乳がん撲滅運動の「ピンクリボン」
色になっています。

時代ともに色のイメージも変遷しますね。

続きはこちらからご覧ください。

次回はまた「ボトルメッセージ」
お目にかかりましょう。(^^)/

楽しみにお待ちくださいね。

m(_ _)m

pari 記