【グリーン・エネルギーの色彩心理】:『はじめてのオーラソーマ』第310号

行って木を抱きなさい
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はじめてのオーラソーマ No.310 2022.1.7

あけましておめでとうございます。

今年も「はじめてのオーラソーマ」をどうぞよろしくお願いいたします。

 

前回のぱりさんのお話は【色の見え方:色温度・演色性など】でした。

まだお読みでない方は、こちらからご覧くださいね。


今回のテーマは、【グリーン・エネルギーの色彩心理】についてです。

あたらしい年、2022年がはじまりましたね。

今回のぱりさんのお話は、グリーンをテーマに“誕生すること”、そして“死滅するもの”についてからはじまりました。

誕生することはウエルカムですが、死滅することはなかなか受け入れがたいことかもしれませんね。

なにごともはじまりがあって、そして終わりがあります。

「変わらないものとは何だろうか?」

ふと、そんなことを考えるときがありますが、それは“意識”ではないかと思います。

私たちの姿や形は時間と共に変わっていきます。

そして、ときに、まわりにも影響されてしまいます。

しかし、内側にあるものは永遠なように思います。

この変わらないものについて、グリーンに関することで、とても印象的な体験があります。

私は、2012年の12月に、レベル3を教えることができるティーチャー3のコースをイギリスのデヴオーラで学びました。

以前のレベル3は6日間の開催で、そのなかのカリキュラムにはタロットカードについて学ぶ機会もありました。

マイクさんのティーチングのもと、授業では各班4名ずつのグループに分かれて、それぞれ割りふりされたタロットカードについて発表をしました。

どのように発表をするかは自由で、グループごとにミーティングをして行いました。

あるグループは劇を、あるグループは演奏をと、それは大変クリエイティブでした。

そのとき、私のグループに与えられたタロットは「B10 行って木を抱きしめなさい」でした。

「B10 行って木を抱きしめなさい」運命の輪(Wheel of Fortune)

このタロットは赤ちゃんから大人まで、そして男性と女性が描かれています。

人類すべてということでしょう。

まわりに描かれた人物たちは、ムンクの叫びのように髪の毛を逆立て、運命の輪にふりまわされていますが、海の上に浮かんでいる船の中心はしっかりと定まっています。

この絵の意味は、蒔いた種は刈り取らなくてはならないこと。

つまり、センタリングして意識的になっていれば、無意識に同じ過ちを繰り返すことはありません・・・意識することのたいせつさを語っています。

そして、変化だけが人生で常なものです。

失うことは、怖かったり不安だったりしますが、呼吸をするように、不要なものは吐き出します。

そうすると新しいものが入ってきます。

グリーンをテーマに、ふとそんなことを思いました。

あなたにとってもう要らなくなったもの、ぎゅっとしがみついて離せないものは何ですか?

ちょっとそんなことを意識して、今回のぱりさんの【グリーン・エネルギーの色彩心理】を読んでみてくださいね。

えつこ

 


色彩心理学としてのオーラソーマ:

          第17回【グリーン・エネルギーの色彩心理】


 

明けましておめでとうございます。

新しい年は大きな変化の年になりそうですね。

現象という見かけはいろいろ変わります。

でも、あなたは変わらない。在るだけです。

あなたは現われに気づいているのです。(*^_^*)

あなたは生命という言葉を聞くと
どんなイメージを持ちますか?

生命というと、
生きているもの、兆すもの、芽吹くもの、
誕生するものをイメージするかもしれませんね。

でも、ちょっと考えれば

すぐにわかりますが、

芽吹くもの、誕生するものが存在できるためには、
滅びるもの、死滅するものがなければなりません。

そうでないと、

芽吹く、誕生するという言葉自体が意味を持てなくなるからです。

もし芽吹くこと、誕生することだけで
消えてゆくことがなかったら、
宇宙はあっという間に誕生だけでいっぱいになってしまって、
どこに新たな誕生があるのかすら
わからなくなってしまうでことしょう。(*^_^*)

芽吹くこと、誕生することだけでは
変化を起こせなくなってしまうのです。

変化がなければ認識することはできません。

つまり、生命とはそこに変化があること、
新陳代謝が起こっているということなのです。

その変化は視覚的イメージで言うなら、
単なるパターンの変化、
模様の変化にすぎないかもしれません。

でもその変化するパターンのなかに、
それぞれ独立した「個」が存在していると想像すると
そこに、その独立した「個」たちの関係という
新たなドラマを想像することができます。

まあ、私たちが体験している人生とは
そのようにして想像(創造)される世界とも言えます。

そのような世界を統べる原理を
「二元性の原理」といいます。

「二元性の原理」の根底にあるのは
「知る者(主体)」「知られるもの(対象物)」
それぞれ別のものだという観念です。

私たちは肉体の誕生後2、3年のうちに
親やまわりの大人たちに教えられて
肉体が自分だと信じることになります。

もちろん、まわりの大人たちは全員
個々の肉体が自分だと信じていますから、
この世界に生まれてきた以上
その信念から免れることはまず不可能です。

自分は間違いなく相手に気づいており、
気づいている自分はこの身体だとすれば、
自分が気づいている相手の身体は
「自分」とは違う「他人」だということになります。

これが現象世界における
人生ゲームの基本ルールです。

そして人間の身体は
この人生ゲームをプレイするための
驚異的な潜在能力を持つ乗り物なのです。

この人生の「ゲームの規則」
自分の肉体と精神が持つ、さまざまな制限や境遇を、
「自分」として受け容れることです。

この制限や境遇は二段階で形成されます。

ひとつは誕生時に決定されている遺伝形質。

そしてもうひとつは、
生育過程で形成されていく条件づけです。

肉体自体の生命維持機構は
遺伝形質としてほぼ誕生前に決定されています。

そして人生プレイヤーとしての主要な要素
人格的側面は、生育過程での条件づけによって
形成されていきます。

この段階で主要な役割を演じるのが
時節に応じて発達しながら個性を築き上げる
あの仕組み、チャクラです。

「サトルアナトミー(オーラとチャクラ)」

この図で下にスクロールして下から見てみると、チャクラ

第1チャクラ:基底部の「レッド」
第2チャクラ:下腹部の「オレンジ」です。
第3チャクラ:みぞおちあたりの「イエロー」です。
第4チャクラ:胸の中心「グリーン」です。

下位のチャクラの成熟と安定の上に
その上位チャクラの展開が積み上がっていきます。

 

シュタイナーの「7年周期説」
長谷川満さんがまとめられた表をご紹介しました。

──────────────────
 第1期(0~7歳)  「善(安心・喜び・愛情)」を受け取る時代
 第2期(7~14歳) 「美(芸術・人間性・自然美)」を感じ取る時代
 第3期(14~21歳)「真(真実ある世界観)」を受け取る時代
 第4期(21~28歳)「関係性」の時代(善や愛を実現したい)
 第5期(28~35歳)「構築」の時代(美的生活をつくりたい)
 第6期(35~42歳)「問い」の時代(真に大切なことは?)
 第7期(42~49歳)「葛藤」の時代(正しさを超えた善への気づき)
 第8期(49~56歳)「創造性」の時代(芸術的創作意欲、美への憧れ)
 第9期(56~63歳)「本質」の時代(真に自分らしく生きる)
 
 https://mbp-japan.com/hyogo/hasegawa/column/2842400/
──────────────────

この7年周期のなかに

【第4期(21~28歳)「関係性」の時代】
というのがあります。

前回取り上げた「オリーブグリーン」に続いて
今回のテーマ「グリーン」のエネルギーこそが
この【第4期(21~28歳)「関係性」の時代】

の発達・展開の統括担当と言えそうです。

「グリーン」という色は、
オーラソーマの円環型のテンプレート
「カラーローズ」では根元色「ブルー」
第二の原色「イエロー」の間に位置しています。

(その意味では全体の意図と個人の意図の
 架け橋のエネルギーであるようです)

と同時に
第3の原色「レッド」の反転色(補色)でもあります。

この位置関係から想像されることは、
「グリーン」とは現象世界が立ち上がったのち
最初に起こった現状確認のエネルギー
だということでしょうね。

「ブルー」「イエロー」「レッド」
三者の意図によって現象世界はすでに誕生しました。

「グリーン」のエネルギーとは
まずその現実を受け容れ、見晴らし、
その結果がどんなものであるかを確認して
包容するエネルギーだと言えるでしょう。

またチャクラの位置関係では
「グリーン」とは
「ブルー(天)」「レッド(大地)」
の中間地点です。

下位のチャクラと上位のチャクラが
バラバラに空中分解してしまわないように、
その両者をひとつに繋ぎ止める
エネルギーでもありそうです。

オーラソーマはこの「グリーン」のエネルギーを、
どんな能力を代表していると考えているでしょうか?

簡単に個々のレベルに触れておきます。


●「グリーン」エネルギーの音色

【霊体】での響き:

知性(自我:イエロー)の判断とは異なる
ハートからの方向付けとその意志決定。

生のフィーリングの側。愛に対する信頼。寛大。

他者にその人のスペースを与えられるように
自分に自分のスペースを与えること。


【精神体】での響き:

識別力。全体状況を見晴らした上での決断能力。
前進に向かうバランス感覚。進んで妥協の道を探ること。
センタリング。疑い(イエロー)に対する信頼。

バランスを欠くと:自信喪失。思い込みによる制限。


【感情体】での響き:

オープンさ。率直。ハートからのコミュニケーション。
落ち着き。自由。寛大。ハートに関わる問題。

バランスを欠くと:嫉妬。自分本位。


【肉体】での響き:

心臓。肺。胸腺。潰瘍。
喘息、抑圧、閉所恐怖症など、
肉体的問題に関係するスペース(ゆとり)

 

「グリーン」エネルギーに関連して
オーラソーマにはどんなプロダクトがあって、
どのような問題や状況のときに、
どんな支援が期待できるのでしょうね?

ここではみなさんの体験談のなかから
2、3拾わせていただこうと思います。

 


●心の整理に役立つボトル

「B010 行って木を抱きしめなさい」

「B010 行って木を抱きしめなさい」

 (グリーン/グリーン)

今までの私のなかには、正直でないことが
カルマになるという意識自体がありませんでした。

自分に100%正直であることは
他人を傷つけることだと信じて疑わなかった。

このボトルを使うのに前後して気づいたのは、
ほんとうに自分がやりたいことをいちばん許していなかったのは結局自分自身だったということでした。

 

「B064 ジュワルクール」

「B064 ジュワルクール」(グリーン/クリアー)

使用してすぐ、叶えたい夢が叶えられる状況に
物事が動き出しました。それも急速に。

あまりに突然の展開に私自身がついていけず、
ぐいぐいと腕を引っ張られていながらも、
進むことへの恐れが出て大変でした。

『もし、この人が光の方を振り向けば、
 真のゴールは簡単に見ることができるできるでしょう』

という意味は、過去から来る恐ればかりを見るのではなく、
これから進む先の輝かしい光の方を見たとき、
すべてがうまくまわりだして解決するという意味だとわかりました。

私のゴールは、目の前の恐怖ではなく、
その少し上の希望を見ることで、
あっさりと辿り着けるくらいすぐそばにありました。

 

「B038 吟遊詩人2/識別力」
(ヴァイオレット/グリーン。 シェイクすると: ディープグリーン)

ある日、このオイルでヴィッキーに
頭をマッサージしてもらう夢を見た。
とても気持ちよかった・・・。
私の頭はガチガチで、そのせいで病気になったのだから。

神経的な病は、頭の固まり。
神経がうまく作用してない、
つまり空きが足りないってこと。
だから常に思考に苛まれて苦しんでると。
ヴィッキーは夢のなかで教えてくれたに違いない。

 

「B046 放浪者(ワンダラー) 」
(グリーン/マゼンタ。シェイクすると: ディープジェイドグリーン)

中学2年生で両親が離婚し、以来十数年、
大好きだった母親から裏切られたという気持ち、
母親に対して整理がつけられないままでいました。

ある夜、いつものように胸にぐるっと塗ってから寝ました。
しかしなかなか寝付けず、
気づけば母親のことを思い出し、泣いていました。

すると、「今でも母親に会いたい」
「会って話さなくてもいいから、
 一方的に一目だけでも母親の姿を見たい」
自分のなかで無意識に押さえ込んでいた気持ちが溢れだしました。

まさかこんな気持ちが自分のなかにあったとは
思いもよらずビックリしましたが、
自分のなかでその気持ちを優しく包み込むように、
受け入れることができました。

 

みなさま、ありがとうございました。m(_ _)m

また、次の機会に
別のカラーエネルギーの色彩心理をご紹介しますね。

m(_ _)m

pari 記

 

 


 

 
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