ハートには判断(ジャッジ)がない(黒田コマラ)

尾崎士郎という作家の自伝的大河小説に『人生劇場』というのがあります。

過去にいろいろな映画会社で何回も映画化されているので、どれかご覧になった方もいるかもしれません。

作品のシリーズ名だけ聞いても、とても見事なタイトルですよね。

実際のところ、人生というのはドラマを演じるための劇場みたいなものなんですから。(^_-)

人生には“自分”がいて“他人”がいます。

自分と他人という分離があることが大前提の場所なのです。

このドラマを見ているのは「意識」です。「気づき」と言ってもいい。

「気づき」は映画の観客なのですが、その映画のなかに“自分”が出てくるわけです。

そしてすっかり“自分”は映画のなかの登場人物なんだと思いこんでしまうのです。

この人生というバーチャルリアリティを体験するための言わば“潜水服”が、身体という途方もない装置なのです。

この身体の感覚器官が幻出する「分離の夢」に抵抗して正気を保てる方はまずいません。

提供される「感覚」「思考」のすべてがいやが上にも「分離の夢」をリアルに演出するからです。

ただ、この身体という“潜水服”には本来の自分の記憶(あるいは本来の自分への通路)も備えられています。

その記憶のことを「ハート」と言います。

ただ、この「ハート」は、他の装置の「感覚」「思考」と違って、めちゃ控えめなのです。(*^_^*)

けっして出しゃばらない。

「感覚」「思考」が提供する、すべての煙幕をくぐり抜けて、ひたすら「ハート」に委ねた理解だけに真実を明かすのです。

では、「オーラソーマシンセシスと『ハート』」の記事から、黒田コマラさんが「ハート」の特性について説明されるのをご覧ください


人が学習をするときに、3つの段階で学びが起こるといわれます。
最初は知識を学ぶメンタルなレベル、次にフィーリングを通しての学び、そして最後のレベルが、思考とフィーリングを超えたレベルでの学びです。
この学びが、マインドを越えた内面世界の体験へと私たちを導きます。

私は2013年からオーラソーマ(R)シンセシスというコースを教えていますが、このコースは、この学びの3段階を経て、自分のなかで統合を体験できるようにデザインされています。

シンセシスとは統合を意味します。
参加者は、コースのなかで統合のプロセスをはじめるときに、まず自分のなかでなにが分離していると感じているのかに気づきを向けます。
それは、ありのままの自分を受け入れることへの大切なステップになります。

参加者の多くは、物質界とスピリチュアルな世界との統合、内と外の統合、女性性と男性性の統合、あるいは本当の自分との統合といった、さまざまな分離のテーマを意識します。

これは私たち誰もが多かれ少なかれ思いあたる課題ではないでしょうか? 

分離や葛藤に私たちが出会うとき、最初のステップは頭からハートに下りてくることです。
思考は分離を深め、ハートはつながりをもたらします。

分離や葛藤があるとき、私たちの意識は生きることの表層にあります。
内面の世界を私たちが探究するうえで、ハートはとても大切です。
なぜなら、ハートには判断(ジャッジ)がないからです。

私たちが物事に善し悪しの判断をしなければ、ありのままを受け入れることが容易になります。


チャクラとしてのハートの位置を見ると、上に3つのチャクラ、下に3つのチャクラ、真ん中にハートがあり、ハートには上下にあるチャクラを調和させる働きがあります。

そしてハートはグリーンであり、その補色はレッド、ハートにつながることは、私たちの身体を大地につなげることともいえます。

オーラソーマシステムでは、インカネーショナルスターに意識を向けることで、ハートの表現がよりグランディングされるといいます。

チャクラや色を理解することは、単なる知識ではなく、生きるエネルギーについての学びです。
イクイリブリアムボトルを鏡として内面を映すことで、その色のエネルギーを、自分の人生でどのように体験しているかに気づけます。
気づきは私たちに選択肢をあたえてくれるのではないでしょうか。
無意識で生きていると人生に選択肢がなくなり、人生が自動的なものとなりマニュアル化され、クリエイティブな生き方ができません。
チャクラのエネルギーを色として理解しはじめるとき、私たちは内面の世界の扉を開けることができます。

「オーラソーマシンセシスと『ハート』」より
      『リビング・エナジー』Vol.9(p14-15)



【分離や葛藤に私たちが出会うとき、最初のステップは頭からハートに下りてくることです】

【思考は分離を深め、ハートはつながりをもたらします】

思考はドラマを創る機能を担い、ハートはドラマを優しく包容して溶解させていくのかもしれませんね。

pari 記

 

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