「気がついたらここにいた」

「気がついたらここにいた」

 「ボトルとともに過ごしてきた時間の濃密さを感じる日々の中で」より   石黒寛子

       

あなたはこれまで物事がうまく行ったことがありますか?

何ひとつ上手く入ったことがないなんて人はいませんよね。

誰だって、ひとつやふたつは思いがけず上手くいった経験を持っているものです。

そしてまた、これまでに上手く行かなかったことなど一度もないなんて、そんな人もいませんよね。(^_-)

誰だって、少なからぬ失敗や挫折の体験を持っているものです。

でも、たいていの人は失敗や挫折の体験をよく記憶していて、成功体験などはあまり覚えていないものです。

そのことはじつは、記憶の仕組みと深く関係しています。

というのは、記憶というのはもともと生き延びるチャンスを大きくするためのものですから、上手くいったこと、つまり自分が普通にできるようになったことは、もういちいち記憶に残したりしないのです。

それはもう、当然のこととして自分はできるからです。

普通にできるそんなことまでいちいち記憶していては、記憶すべき大切なことがその膨大な記憶のなかに埋もれてしまいます。

だから普通にできることは、もう当然の経験としていちいち記憶しないわけです。

となると、記憶というのは基本的には失敗の記憶だということになります。

なぜなら、記憶というのは同じ失敗を繰り返さないためのものだからです。

ところが、そういう記憶というものの当然の仕組みにも関わらず、そのことを自分は失敗ばかりしている人間で、というふうにその記憶を誤って自分の人格の定義のように使ってしまう人もいます。

遺伝的な資質もあるでしょうし、生まれてからの条件づけもあるんでしょうが。

結局、起こることになっていることが起こるんだろうなと思えてきます。(*^_^*)

たいして努力などしなくても上手くいくときは上手くいきますし、逆にどんなに頑張っても成就しないときは成就しないですものね。

そういう意味では、どんなことにもそのために用意されている時節というものがあるのかもしれませんね。

オーラソーマティーチャーの石黒寛子さんは、あまり自分をプッシュするようなことはせずに、自然にその時節が熟してくるのを待つことができるタイプの方だったようです。

そんな石黒さんには、オーラソーマはゆっくりと自然に近づいてきてくれたようです。

       

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オーラソーマとの出逢いの記憶を辿るとき、今でもそこは、ぼんやりとしたままだ。
「気がついたらここにいた」それが、ヌラのコースを受けた初日の印象だった気がする
テレビだったか、本だったか、インターネットだったか、いつかどこかで目にした美しいボトルに惹かれて興味を持ち、なんとなく見つけたサイトで4本選んで買ってみた。
もちろん使い方やボトルの意味など詳しくは知らなかったが、細かい情報を得る前に、まず体験してみようと思ったからだろうか。

そうして初めて使ったボトル、それが見事にB11 チェイン・オブ・フラワーだった
これが、自らが開いていくことをサポートするボトルだったということを知ったのは、もちろんもっと先のことで、(なおかつそれは私自身のバースボトルだった)きっと、あのときからすでに物語は、はじまっていたのだと思う。


http://artbeing.com/aura-soma/equi/B011.html

ボトルを使ううちに「もっと、きちんと製品のことを知りたい」という気持ちになったのは自然の流れで、いろいろなことがぴったり揃ったタイミングでレベル1を受講できることになった。
もしも、なにかひとつでも不安な要素があったり、無理をしないと進めない状況だったなら、きっと私は受けなかっただろう
そういうものだということだけは、なんとなくわかっていた。

コースが進むにつれ、毎朝選択するボトルの中にディープマゼンタがよく入ってくるようになった。
そして、とうとう最終日には、選んだボトルの下層部がすべてディープマゼンタになった。
オーラソーマについて、だんだんと深く知っていくことに、まだ見ぬ大いなる可能性を秘めた、なにかとてつもない未来を感じていたからだろうか。
いきなり開けた新しい世界に、驚きと不安と期待の入り混じった目を向けている、これまで眠っていた自分の中の小さな存在、世間の常識や脳に蓄えられてきた知識などに、まだかろうじて埋もれずに純粋無垢なままでいる自分が、しっかりと立っているのを感じた。
未だ明かされてはいないが、うっすらと闇に差し込んだ一筋の柔らかな光に揺り起こされ、確かなものを感じているその小さな自分を勇気づけたくて、コースの終了とともにB103 大天使ハニエルを一緒に連れて帰った

 

 


http://artbeing.com/aura-soma/equi/B011.html

 

 

 

      『リビング・エナジー』Vol.6(p96)         
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こんなふうに、オーラソーマの世界に入っていく方もいらっしゃるんですね。

でも、考えてみれば、それはただ起こったことを思い返すときのその方の回想の仕方の問題なのかもしれませんね。

pari 記

 



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