はじめてのオーラソーマ No.054 2017.02.07
みなさん、こんにちは。
えつこです。
今日もメルマガ「はじめてのオーラソーマ」をお読みいただき、ありがとうございます。
今日は第54号、ぱりさんの「お悩み別 ご相談コーナー」です。
前回のテーマ、「明確にする」はいかがでしたか?
まだお読みでない方は、ぜひこちらをチェックしてみてくださいね。
今日のテーマは、「性的問題」についてです。
みなさんは「ジェンダー」という言葉を聞いたことはありますか?
ジェンダーは、「社会的意味合いから見た、男女の性区別」を意味します。
今回のテーマでは、そのジェンダーを含みます。
生きることにおいて、性的な問題というのは、誰にとっても大きいウェートを占めているように思います。
オーラソーマティーチャーのヌラが、(女性の場合)「自分のなかの51%は女性で、49%は男性なのよ」と、話してくれたことがありました。
それほどわずかな性差なので、男女と言っても、そのどちらもの可能性があることを感じます。
「あなたは男性なのだから・・・」とか「女性としてこうあるべき」などといったまわりからの声が、ありのままの自分を生きることを阻んでしまい、本来持っているうつくしい自分の性を否定したくなる、そんな要因になるかもしれません。
ということで、今日のはじメルは「性的問題」について考察してみました。
それでは、ぱりさんの「お悩み別 ご相談コーナー」を、どうぞお読みください。
ぱりさんの「お悩み別 ご相談コーナー27回目:【性的問題】
ジェンダーの問題といえば、
日本は女性の社会進出という面では、
国際比較的にほぼ最下位と言っていい状態ですね。
たとえば、こんなグラフがあります。
このグラフ↑を見ると、出稼ぎの多いフィリピンでは
管理職の過半数が女性なんですね。(@_@)
次のグラフを見ると日本はかなり極端なことがわかりますね。(^_-)
女性の取締役の比率でいうと、こんな感じみたいです。
なるほど。
女性の社会進出ということに関しては、
公的場面から女性が完全に排除されているサウジアラビアと
日本はお仲間なんですねぇ。(-_-;)
日本はとても内向きで抑圧的な社会だとは思っていましたが、
ここまで女性の社会進出が低調だったとは。
比較的最近まで男性の終身雇用制度が生きていて、
寿退社後に、女性がふたたび職場復帰する制度が整っていなかったため、
女性は専業主婦になることがほとんどだったからでしょうか。
専業主婦も、とても重要な職責だとは思いますが、
今や女性が専業主婦をしていられる恵まれた時代ではなさそうです。
それに、経済力も含めた自由ということで言うなら、
やはり望む人は誰でも職場復帰できる方がいいですよね。
ところで、ジェンダーの問題というのは、
ご存知のように、男女格差の問題だけではありません。
いわゆる、
自覚的ジェンダー(性別)と身体的ジェンダーの不一致という問題が
このごろは表面化してきましたね。
LGBTという性的少数者を指す言葉があります。
レズビアン(女性同性愛者)、
ゲイ(男性同性愛者)、
バイセクシュアル(両性愛者)、
トランスジェンダー(出生時に診断された性と自認する性の不一致)
・・・の頭文字をとった総称です。
なんとなく、昔はそんなことはなかったのに、
と、思われるかもしれませんね。
でも、おそらく、実際は、
昔もあったんじゃないでしょうか。
ただ、そこに社会的意識の焦点が当たらなければ、
それは“あってなきがごときもの”になったのでしょう。
しかし、今は社会の意識がそれを取り上げました。
そうしたら、LGBTといういうか、性的少数者は
13人に1人の割合でいるのだそうですね。(@_@)
これはもう、
どこにでもいらっしゃるということです。
これは男女格差の問題などとは違って、
人前では(いや家族のなかですら)
なかなか公言しにくいことかもしれませんね。
それはそれで、
その問題が内にこもって脱出口がないわけですから、
当人にとっては大変なことだと思います。
私の比較的近い友人にもいます。
それまで男性としてつきあっていた彼が、
あるときから家庭内で女装をはじめたのです。
それにずいぶん慣れてから、
「ほんとうは男性が怖かった」と打ち明けてくれました。
今、いろいろな意味での、
社会的弱者や少数者の問題が、
社会的に表面化するようになってきましたね。
私たち個々人が自分の意識のなかで、
それだけ自分と違う在り方を許容できるようになってきた、
ということなんでしょうね。
この自分と違う在り方を受け容れられるということが、
おそらく、成熟ということと
とても深く関係しているんじゃないかと思います。
それは、
自分も単にそういう人格の一例にすぎないことが、
うすうす理解されているということなんでしょうね。
この、性の問題というのは、
とても人間の成熟と関係が深そうだと思いませんか?
人間のドラマのじつに大きな部分が
【性的問題】を中心に巡っているように思われます。
インドの神秘家のOshoなどは、
人間の意識の成長を「性エネルギー」の成長として
説明しているほどです。
というわけで今回は、
オーラソーマ辞書で、
必ずしも男女差にかぎらないという意味合いで、
【性的】というキーワードを検索してみました。
もちろん、この検索語では、
「女性的」や「男性的」も含まれますから、
多くのキーフレーズが該当しました。
なので今回は、そのなかから包括的な意味で
【性的】というキーワードが使用されている
キーフレーズをご紹介しますね。
こんなキーフレーズが出揃いましたよ。
みなさん、いかがでしたか?
今日のボトルは、生殖に関わるレッドやピンクの領域から、関係性が魂の成長となるクリアーやマゼンタといったカラーまでと、幅が広かったですね。
カラーローズで見ると、レッドとマゼンタはおとなり同士の色です。
そして、中心のクリアーとレッドの間にピンクがあるのも興味深い感じがします。
一見すると生殖と魂の成長は対局にあるように感じますが、もとはひとつ。
それをどう成長させていくのか・・・というものなのでは? と、思ったりもしました。
そのことを、ぱりさんは「人間の成熟」と表現されていましたね。
レッドが成熟するとマゼンタになるのかもしれません。
今日のボトルを見ると、かなりの割合でレッドが含まれているので、私たちの生きる源となっていることには間違いなさそうですね。
それだけに、性のことで迷ったり、悩んだりすると、大事になります。
テレビドラマも恋愛ものが多いですし、身体の形ひとつを取っても悩みの種になります。
でも、この「ふつう」の感覚って、なんなのでしょうね。
ジェンダーを取り上げた、映画『彼らが本気で編むときは、』(生田斗真さん主演)が2月下旬に公開になります。
この映画は、『かもめ食堂』などで知られる荻上直子監督が自身のオリジナル脚本でメガホンを取ったヒューマンドラマです。
生田斗真さんが演じるトランスジェンダーのリンコ、桐谷健太さんの演じる恋人のマキオ、柿原りんかさんが演じる育児放棄された少女トモの奇妙な共同生活を描いたものです。
第67回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門とジェネレーション部門の2部門で上映されるということなので、期待度が高い作品のようです。
性別を超えて、自分が自分であること。
その使命をまっとうしたいと思う次第です。
さて、もうすぐバレンタインデーですね。
カップルの愛の誓いとされる日を、女性も男性も、みんながたのしく過ごせますように。
それでは、よい1日を。
えつこ
OSHO Art Unity
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