B41 叡智のボトル/エルドラド(黄金郷)

今回は、B41のボトルです。
上下ともにゴールドの色で、叡智のボトル 、またはエルドラド(黄金郷)という名前がついています。
B041 Wisdom Bottle / El d’Orado
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B041.html
オーラソーマで教えている色の意味でいうと、ゴールドはイエローとオレンジの合わさった色で、イエローの知性とオレンジの直観、感情(フィーリング)が合わさり、直感的知性、内なる知恵、という意味があります。
外側からの知識や頭の知的な知性ではなく、より内側のフィーリングにつながった、内側にそなわっている知恵と関連しています。 http://aura-soma.jp/basic/dtl_167.html
そして、ゴールドの色からは黄金、豊かさや黄金郷というイメージがやってきます。
仏教でも浄土は黄金で色どられていたりしますし、仏像も黄金に輝いています。
金色に輝くというのは、まさにそういう内なる叡智が輝くということであったり、私たちをそういう浄土や幸せな世界、理想とする世界に導いてくれるという象徴なのかもしれません。
みなさんにとって、そういう理想的な世界、自分が幸せになれる世界というのはどのような世界なのでしょうか?
その世界が今回の41番で表わされている世界でもあります。
例によって、41番のボトルの生命の木に対応するタロットカードを見てみましょう。
「カップの10(Ten of Cups)」です。
41 Ten of Cups
http://artbeing.com/aura-soma/reading/tarot-B041.html
ゴールドを背景に虹が円形にかかっていて10のカップが円形に並んでいます。 中心の白い鳩がオリーブの枝をくわえて羽ばたいています。
その中心から白い光線が四方八方に放射され、虹の下では子供が楽しげに縄跳びをして、両親が赤ん坊を抱き、老人が杖をついて椅子に座り、暖かいまなざしでその様子をながめている様子がうかがえます。 老若男女、家族の幸せが描かれているようでもあります。
カードの絵のシンボルを見てみましょう。
カップの10。
カップは水のシンボルで、存在における感情の側面を表します。
10というのは、すべてが満たされた状態、充足を表わすので、この場合は感情の充足、すなわち愛が満たされた状態、心が満たされた状態を象徴しています。
虹は自己実現による充足と繁栄を表わしています。
虹色の人生というように、人生のすべての側面で夢が満たされています。
同時にその虹のもとに描かれた人々の姿は、男女の愛、家族の愛、私たちが愛から生まれて愛のために生きているということを表しているようです。 愛と生と光が充満し、放射されています。
日常のごくありふれた光景のなかにも、そこに愛があれば、至福の幸せがあるということなのでしょう。
また、このタロットカードは、生命の木では「マルクト」といういちばん下のサークルに位置しています。
カバリスト(カバラの修行をする人)の修行では「マルクト」における「水」(カップ)の段階は、地上において修行者が精神的充足を得る段階で、人間の「至福」を示すのだそうです。
つまり、精神的な充足と至福を表わしているともいえます。
ちなみに、「生命の木とオーラソーマ」についてはここに説明があります。 http://aura-soma.jp/basic/dtl_373.html http://aura-soma.jp/basic/dtl_371.html http://aura-soma.jp/basic/dtl_372.html
鳩は平和の象徴であり、オリーブをくわえた鳩は、ノアの箱船の洪水があったときに、近くに求めていた陸地があることを知らせに来た鳩でもあります。
そのような理想郷をめざして私たちは人生を生きています。
でも、それは日常のなかで家族や愛する人との愛をはぐくむことのなかにあると、このカードは言っているようでもあります。
エルドラド、黄金郷というのは大航海時代にスペインに伝わったアンデスの奥地に存在するとされた伝説上の土地とされていますが、それと似た言葉に桃源郷、というのがあります。
陶淵明の『桃花源記』が出処になっているとされていますが、ここでおもしろいのは、この桃源郷はこの地上のどこかにあるのではなく、すでに人々の心の内にある存在を、詩的に具象化したものであるされるところです。
つまり、それは心の奥底に存在しているものであって、心の外に求めて探すとかえって見出せなくなるというのです。
オーラソーマでは、ゴールドはちょうどおへそのあたりの奥にある領域だとされています。 ちょうど肚(ハラ)のあたりです。
サトルアナトミー
オーラソーマではインカーネショナルスターと呼ばれるところで、魂が転生してきて、この世で生きるためのプログラムが蓄えられているところと考えています。
つまり、人間はすべての可能性の種を内側に宿して生まれてくるのであり、そこに愛と意識をもたらすことによって、その種が育ち、幸せな黄金郷を創りだしていくことができるのです。
その可能性を、このカードは私たちに見せてくれているようです。
エルドラド。
この黄金郷を私たちひとりひとりが身近な日常生活、家族や身近な人間関係のなかに作り上げていくこと。そして感情的、精神的に満ち足りた生活を送ることが、すなわち黄金郷を生きることになるのでしょう。
それはどこか遠い国にあるのではなく、自分のなかにすでにあるものであり、それを見いだしていくことが内なる知恵を輝かせていくことでもあるのでしょう。
みなさんは、このタロットのイメージとボトルの色からどういうメッセージを受け取られるでしょうか?
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